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まいど盛り上がる(?)アジェンダ項目4、理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論。日本(拉致問題に言及、外務省声明リンク先参照)、中国、韓国、北朝鮮が声明で発言。答弁権の行使で中国(「一部の NGO と国々に」反論)、日本(二回)、北朝鮮が発言。
- 恒例の北朝鮮 vs 日本。北朝鮮はアメリカや日本などを非難。28日会合での韓国との慰安婦問題でのやり取りなどもあり、
ワンパターンの北朝鮮に対し日本側の応答に新たな展開でも見られるかとおもったのだがそこまで期待してはならない(苦笑)。これまでどおりの模様。下記前回セッションなど以前の「理事会の注意を要する…」参照。
日本は二度目の答弁権も行使してストックホルム合意に言及したが、「過去の問題」については繰り返さないといいつつ「戦後の」貢献についての繰り返し、失礼ながら<壊れたテープレコーダー>のようである(北朝鮮もだが)。韓国は、上掲前回セッション同様「過去の問題」には参戦せず。北朝鮮には UPR 第三サイクル参加を「歓迎」し「国連人権メカニズムとの協力強化の継続を奨励」。
- 被抑圧民族協会がウイグル、チベットに言及。中国が「国連用語」の使用を求め執拗に議事進行を提起して声明を遮っている。タイムアップとなり打ち切りとなってしまった。下記も参照。
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国際キャリア支援協会が、下記の前回セッションに続き日本の弁護士による「子ども誘拐ビジネス」について提起。
この件も力を入れているようだが、ヒューマンライツ・ナウのように(?)個別具体的案件をとり上げて特別手続きの申し立て *1 を行なうというのもありかも(?)。
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当アジェンダ項目でそのヒューマンライツ・ナウが、こちらも(下記など)しばしば提起しているカンボジアについて意見書を提出。
国連公式文書システム(英語):A/HRC/41/NGO/155「カンボジア政府は反対派、メディア、および市民社会の抑圧をやめなければならない」(2019年6月25日)
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(外務省声明)
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UN Web TV
項目4一般討論 - 41回人権理事会定例セッション21回会合
チャプター10:日本/岡庭健在ジュネーブ政府代表部大使
チャプター19:中国/チュー・レンタオ(Zhu Rentao)政府代表
チャプター33:韓国/チェ・ウォンソク(Won-Seok Choi)政府代表
チャプター35:北朝鮮/ハン・テソン(Han Tae Song)在ジュネーブ政府代表部特命全権大使項目4一般討論(続き)- 41回人権理事会定例セッション22回会合
チャプター049:被抑圧民族協会(議事進行)/イヤクラ・クンチョック氏(Yaklha Kunchok)氏
チャプター050:中国(議事進行)
チャプター071:国際キャリア支援協会/三輪博志氏(子どもオンブズマン日本)
チャプター087:中国(答弁権)
チャプター096:日本(答弁権)
チャプター100:北朝鮮(答弁権)
チャプター102:日本(答弁権)※ 二本とも説明テキストが "General debate Item:4 Promotion and protection of all human rights, civil, political, economic, social and cultural right"(Item:3 の内容)となっている(前日からの18 - 21回会合の国別マンデート双方向対話も同様)。
掲載URL:——
2019年7月14日
*1:「OHCHR | 連絡( Communications)」(英語)(国連人権高等弁務官事務所ホームページ「特別手続き」(英語))