dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

総会

第74回総会本会議:60の第三委員会決議を採択、社会的平等の広範なテーマをカバーする、先住民言語の国際十年を宣言(北朝鮮決議)/政府主催拉致問題に関する国際シンポジウム

文書番号:GA/12231 ノート: 「国連会合報道およびプレスリリ-ス」ホームページ(英語)より。会合公式記録などはドキュメント公開時リンクを追加する。 「北朝鮮における人権状況」決議( A/RES/74/166 ) 採択は15年連続15回目。決議内容については関連…

第74回総会第三委員会:第七十四回セッションを閉会

本セッションにおける日本の草案スポンサーは 7 決議。中国 8 、北朝鮮 5 、韓国 2(草案ドキュメント掲載分)。 アメリカが少なくとも8日間の会合・11回の発言でウイグル問題をはじめとして中国に言及し非難、ドイツ(下記 2019-10-15 参照)と EU(同 20…

第74回総会第三委員会:セッション閉会、性、生殖に関する健康、権利に関する言葉をめぐり議論する代表団として17草案を総会に送る

文書番号:GA/SHC/4285 ノート: 決議採択六日目。最後にイギリスとエジプトが恒例の、セッションに関する「詩」を朗読して七十四回セッションを終了した。各国の投票先およびドキュメントのリンク先は下記掲載国連総会ホームページ参照。 中国、北朝鮮、日…

第74回総会第三委員会:児童の権利、農村女性に関する15決議草案を可決、コンセンサスをなし崩しにする性、生殖に関する医療に対する分裂

文書番号:GA/SHC/4284 ノート: 決議採択五日目。各国の投票先およびドキュメントのリンク先は下記掲載国連総会ホームページ参照。 中国、北朝鮮が以下の草案のスポンサーとなり(草案ドキュメントによる。以下同様)、いずれも採択された。投票となったキ…

第74回総会第三委員会:移住者、人身売買、テロリズムに関する広範な議論のなか、女子児童、国際イコール・ペイ・デイに関する12草案を承認

文書番号:GA/SHC/4283 ノート: 決議採択四日目。各国の投票先およびドキュメントのリンク先は下記掲載国連総会ホームページ参照。 日本、中国が以下の三決議のスポンサーとなっている(草案ドキュメントによる。以下同様)。投票となったデンマーク(北欧…

第74回総会第三委員会:特定の国の標的化に対する抗議のなか、イラン、ミャンマー、シリアにおける状況に関する5草案決議を承認(北朝鮮決議——日本 vs 北朝鮮 4th ラウンド)

文書番号:GA/SHC/4282 ノート: 決議採択三日目は毎度非難合戦となる国別決議を採択。各国の投票先およびドキュメントのリンク先は下記掲載国連総会ホームページ参照。 フィンランド( EU 代表)提出の北朝鮮人権状況 L.26 は15年連続15回目、昨年同様投票…

第74回総会第三委員会:人権理事会のテキストを除外するよう求めるなか、ナチズム美化、強制失踪との戦いに関する6決議草案を承認

文書番号:GA/SHC/4281 ノート: 決議採択二日目。下記二本を除く先住民、強制失踪など四本がコンセンサスで採択(冒頭の要約は L.62 含む「五つの決議草案」としているが四本の誤りだろう)。各国の投票先およびドキュメントのリンク先は下記掲載国連総会ホ…

第74回総会第三委員会:シリアにおける人権についてのテキストに関する長びいた手続投票のなか、拷問、犯罪防止に関する7つの草案を承認

文書番号:GA/SHC/4280 ノート: 決議案審議初日。下記手続問題を除き、いずれもコンセンサスで採択。 シリア決議のアメリカ、サウジによる草案が提出期限に(シリアの発言によれば)3時間33分52秒遅れて揉める。北朝鮮が発言。シリアがこの件の扱いに関して…

第74回総会第三委員会:世界中の虐待調査に不可欠な人権理事会における幅広い参加、議長、一部が二重基準を非難するなか、第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4279 ノート: コリー・セック人権理事会議長が報告。当然ではあろうが決議や決定事項を記載する年次報告書もウイグル問題22か国(あるいは37か国)共同書簡(下記)には言及していない。 日本が理事会の効率向上における最大の課題につい…

第74回総会第三委員会:第三委員会がレイシズム、外国人嫌悪に取り組むなか、紛争により7,100万人が退去させられるとともに、難民局長、グローバル・コンパクトを強固な対応への「踏み切板」と呼ぶ

文書番号:GA/SHC/4277 ノート: 声明でアメリカがウイグルに言及、中国が答弁権で反論:「新疆において採用されているテロリズム対策と脱過激化措置は、欧州において米国によってとられたテロリズム対策と違いはない」。前日のウイグル政策に対する「54か国…

第74回総会第三委員会:代表者が承諾、コンプライアンスの問題を調査するなか、第三委員会専門家、センシティブな健康データ、レイシズムへの賠償周辺のプライバシーの権利に取り組む(ウイグル問題で応酬 23か国 vs 54か国)

文書番号:GA/SHC/4276 ノート: 人種差別でウイグル問題について各国が応酬。ヌールディン・アミール同委員会議長が、作業報告として報告書 A/74/18 *1 で中国(および日本、韓国)の定期報告への総括所見採択を報告しているが、 イギリス代表が23か国を代…

第74回総会第三委員会:暴力によって退去させられた推定1,700万人の子どもたち、特別報告者、代表者が現代の奴隷制度、搾取に取り組むなか第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4275 ノート: 人身売買に関する双方向対話で中国が発言(内容未採録)。 奴隷制度の現代的形態同上でボーラ特別報告者がミャンマーから中国への人身売買に言及。連日中国非難を繰り返しているアメリカだが(本要約によれば)この件には言…

第74回総会第四委員会:代表者が科学委員会の役割を強調するなか、第四委員会は原子放射線の影響に関する決議草案を承認

文書番号:GA/SPD/702 ノート: 第四委員会(特別政治および非植民地化)が、原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)による福島の放射線被ばくレベルと影響評価に関する2020年報告に言及しているので、これまでの報告へのリンクなども纏めておく…

第74回総会第三委員会:ジャーナリストの標的殺害はグローバルなパターンを反映、代表者が堅牢な保護求めるなか、特別報告者、第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4274 ノート: 真実、正義、賠償に関する双方向対話、ならびにジェンダー同一性同左で中国が発言(内容未採録)。先日の人権理事会における真実、正義、賠償に関する会合では慰安婦問題を持ち出していた韓国だが、ここでは発言しなかった模…

第74回総会第三委員会:第三委員会専門家、イラン、ソマリア、パレスチナ自治区における人権を検討するなか、国際規範軽視に対し警告

文書番号:GA/SHC/4273 ノート: 前日の国別報告続き。パレスチナ領に関する双方向対話で北朝鮮、中国が発言(内容未採録) イラン同上で北朝鮮、日本、および中国が発言(中国は内容未採録)。 ミャンマー同上でミャンマーが本国送還プロセス実施のための非…

第74回総会第三委員会:専門家、マイノリティの無国籍化を警告、ミャンマー、北朝鮮における人権に関する調査結果概要

文書番号:GA/SHC/4272 ノート: 北朝鮮に関する双方向対話でキンタナ特別報告者が拉致問題および中国による脱北者の強制送還に言及(報告書 A/74/275 )。日本は拉致問題に言及し、北朝鮮の政策を核開発から福祉へ移すことへのソウル人権高等弁務官事務所の…

第74回総会第三委員会:専門家、第三委員会の代表者が高齢者、障害者の権利を尊重するよう呼びかけるなか、汚名の犠牲者をより良く保護するよう政府に迫る(北朝鮮 vs 日本 3rd ラウンド)

文書番号:GA/SHC/4271 ノート: 翌日、北朝鮮における人権状況に関する双方向対話を欠席する北朝鮮がこちらで声明。前日(18日)の日本の声明に対する答弁権による発言と同内容の繰り返し。韓国に対しても7日の声明と同内容(以上関連エントリ参照)。 答弁…

第74回総会第三委員会:政府が公共サービス提供における「ビッグテック」の役割を重視するなか、適切な生活水準を享受するのに十分な住宅の重要性を専門家、第三委員会に語る(日本 vs 北朝鮮 2nd ラウンド)

文書番号:GA/SHC/4270 ノート: 声明で日本が拉致問題などに言及(冒頭の要約ではイエメンへの言及のみの採録 *1 )。 同じく声明で、アメリカがこの日もウイグル、ならびに香港に言及。 答弁権による発言ではキューバと中国がアメリカに、トルコとキプロス…

第74回総会第三委員会:強制失踪、反ユダヤ主義行為、移住者の海上死、専門家が人権条約を支えることを第三委員会代表者に迫る

文書番号:GA/SHC/4269 ノート: 強制失踪で日本が発言。ここでは北朝鮮による拉致問題には言及しなかった模様 *1 、翌日の「声明」枠で言及する(関連エントリ参照)。 この日もアメリカが、強制失踪、信教の自由でウイグルに言及 *2 、中国が反論。 (外務…

第74回総会本会議:14の加盟国を人権理事会に選出し、内部監視サービス担当の新事務次長を任命

文書番号:GA/12204 ノート: 「国連会合報道およびプレスリリ-ス(Meetings Coverage and Press Releases)」ウェブサイト(英語)より。 理事国数47、任期三年(連続二期まで再選可)。アジア枠(改選四議席)よりインドネシア(174票)、日本(二期目再…

第74回総会第三委員会:代表者が強制措置の使用を非難するなか、第三委員会専門家、テロリズムに対抗しながら司法の独立を確保し市民的自由を維持することが不可欠、と言う

文書番号:GA/SHC/4268 ノート: 中国がテロ対策、一方強制措置(「ある国」に言及)、開発権、国際秩序で発言。 ガルシア=サヤン裁判官と弁護士の独立に関する特別報告者が京都コングレスに言及。昨年、日本が声明で言及していた(関連エントリ参照)。 関…

第74回総会第三委員会:平和的集会、難民保護、包囲下の権利擁護者の福利厚生、専門家、高等弁務官が「信用危機」を警告すると第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4267 ノート: この日もアメリカが人権高等弁務官事務所報告、平和的集会および結社の自由、人権擁護者で中国に言及、中国が反論:「米国の「名指しと辱め」戦術は中国に対するいじめ[bullying]以外の何ものでもない」(なお人権高等弁務…

第74回総会第三委員会:人権の促進に関する討論開く、専門家は政府に条約義務を尊重するよう強く促し、代表者は客観性求める

文書番号:GA/SHC/4266 ノート: この日から「人権の促進と保護に関する討論」を開始。 北朝鮮が事務総長国別報告書( A/74/268 、本文リンク先参照)に反論。 拷問禁止で中国が委員会の一般コメントを牽制。同じく前日の先住民の権利に関する会合(関連エン…

第74回総会第三委員会:国家を通じた正義への完全なアクセス、先住民の権利を維持するために必要な伝統的システム、特別報告者、第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4265 ノート: 日本がアイヌ政策について発言、あいかわわらず無邪気な(?)。いっぽう中国:「中国には先住民は存在しない」、さすがによく心得ているというべきか。 アメリカが先住民の権利に関する会合で(も)ウイグル問題をとり上げ…

第74回総会第三委員会:代表者、子どもの医療、法的保護へのアクセスにおける向上を称賛する一方、紛争が開発に与える致命的影響を非難

文書番号:GA/SHC/4264 ノート: 前日続き。韓国が発言。「共通の価値と多様性への敬意」。地球「市民教育」。「女性とともにする平和」イニシアチブについては関連エントリ2019-10-07 参照。 中国が発言:「中国には未成年者の保護に関する法律があり、子ど…

第74回総会第三委員会:紛争中「想像を絶する」暴力にさらされた子どもたち、専門家は説明責任、法的改革求める代表者として第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4263 ノート: 日本が発言。子どもに対する暴力撲滅基金への拠出については昨年も報告済み(関連エントリ参照)。 ブーア=ブキッキオ児童買春、児童ポルノおよびその他の児童の性的虐待マテリアルを含む、児童の売買と性的搾取に関する特…

第74回総会第三委員会:平等な権利達成に関する討論を続け、代表者はジェンダーに基づく暴力を非難し、農村、移民女性を保護するためのより良い措置求める(北朝鮮、韓国、日本による慰安婦問題への言及)

文書番号:GA/SHC/4262 ノート: 前日続き。北朝鮮、韓国の声明に対し前者に韓国、日本が両者に答弁権を行使して三つ巴となった(この三か国で答弁権による発言を独占)。 まずは北朝鮮が声明でクマラスワミ報告に言及し、日本に<謝罪と賠償>を要求。本要…

第74回総会第三委員会:新たな暴行のもとでのジェンダー平等、専門家は暴力のあらゆる形態に対するより強力な保護を求める声のなか第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4261 ノート: ムランボ=ヌクカ UN ウィメン事務局長との双方向対話および声明で日本が発言。 国連女性機関(UN Women)ムランボ=ヌクカ事務局長は七月に訪日していたようである。 声明で中国が発言。 翌月曜の会合続きでは北朝鮮がクマ…

第74回総会第三委員会:グローバルな薬物シンジケートを破壊し、新たな脅威の出現による1.5兆ドルのサイバー犯罪マーケットと戦うための強力な協力求める

文書番号:GA/SHC/4260 ノート: 日本から鈴木参事官(昨年の宮崎教授に続き今年も「彼(He)」と記載されてしまった)。 中国が発言:「中国は[国連腐敗防止条約の]審査規定を遵守し、審査作業において責任を負う」。 (外務省声明) 声明掲載なし。 ( U…

第74回総会第三委員会:青年代表団、第三委員会が社会開発に関する討論を終了するにあたり、有意義な仕事、意思決定への参加求める

文書番号:GA/SHC/4259 ノート: 中国が発言。いつもの8億5,000万人の貧困解放についてなど。後発開発途上国向けの「無条件の債務救済」?? 答弁権を行使して、ロシアと、ウクライナ・ジョージアが非難の応酬(未抽出)。 掲載URL:https://www.un.org/pres…