dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

第40回人権理事会:ミャンマーにおける人権状況を議論


文書番号:HRC/19/28E

ノート:

  • 韓国、北朝鮮、中国、日本が発言。

  • 世界キリスト教連帯が五日の会合(下記)に続き中国に言及し、ミャンマーにおける暴力の一部は中国に影響されているとの懸念を表明。

    NGO は2017年に国連との協議資格を取得したのだが、資格認定委員会が八年にわたり保留の勧告を行なっていたのを、管轄する経済社会理事会にイギリスが訴えて覆したという経緯らしい。

    「国連理事会、パネルによって引き延ばされていた宗教権利団体を認定」(2017年4月20日

    中国、ロシア、インド、パキスタン南アフリカ、トルコ、ベネズエラベトナムブルキナファソを含む認定付与に反対票を投じた[理事]国の多くは、同団体がメンバーからのすべての質問には答えていないと主張し、下部委員会の投票は有効であるべきだと述べた。

    このとき同時に、委員会の公開会合をウェブキャストに流す決定も行なわれたらしい。

    ウェブキャストに関する決議を共同スポンサーしたアメリカの国連代表団は、[…]「この変化は、報道の自由を擁護する団体、政治犯に法的助言を提供する団体、政府が犯した人権侵害を文書化する団体、およびあらゆる種類の差別を非難する団体への国連のアクセスを阻止しようとする国々を浮き彫りにする」と述べた。

    協議資格申請については下記も参照。

  • (外務省声明)第40回人権理事会 議題4 ミャンマーの人権状況に関する特別報告者とのインタラクティブ・ダイアローグにおける岡庭健大使によるステートメント平成31年3月11日)(英語

  • ( UN Web TV の映像から)

    チャプター27:韓国/チュン・ビョンハ(Chung Byung-Ha)政府代表
    チャプター33:北朝鮮/ムン・ジョンチョル(Mun Jong Chol)在ジュネーブ政府代表部参事官

    チャプター10:中国/シィエ・チャンウェイ(Xie Zhangwei)政府代表
    チャプター14:日本/岡庭健在ジュネーブ政府代表部大使
    チャプター22:世界キリスト教連帯/エリス・ヒースリー(Ellis Heasley)氏

  • 関連エントリ

掲載URL:
https://www.unog.ch/unog/website/news_media.nsf/(httpNewsByYear_en)/1E5A0CC03B355D47C12583BA00501528?OpenDocument

HUMAN RIGHTS COUNCIL DISCUSSES THE SITUATION OF HUMAN RIGHTS IN MYANMAR
人権理事会、ミャンマーにおける人権状況を議論

11 March 2019
2019年3月11日

The Human Rights Council held an interactive dialogue with Yanghee Lee, Special Rapporteur on the situation of human rights in Myanmar.
人権理事会は、ミャンマーにおける人権状況に関する特別報告者、李亮喜(イ・ヤンヒ)と双方向対話を開催した。

[…]

The Council has a full day of meetings scheduled today. It will next hold an interactive dialogue with the Special Rapporteur on the situation of human rights in the Democratic People’s Republic of Korea.
理事会は、本日、全日会合を予定している。次に北朝鮮における人権状況に関する特別報告者との双方向対話を開催する。

[…]

Interactive Dialogue
双方向対話

[…]

Republic of Korea called on Myanmar to cooperate with the international community and allow access to conflict zones. They underlined the need to create the conditions for the safe and dignified return of displaced people, and to uphold the Memorandum of Understanding that Myanmar signed with United Nations bodies.
韓国は、ミャンマーに対し、国際社会と協力し、紛争地帯へのアクセスを許可するよう要請した。避難民の安全で尊厳ある帰還のための条件をつくり出し、ミャンマーが国連機関と署名した覚書を守る必要性を強調した。

[…]

Democratic People’s Republic of Korea opposed politicization, selectivity and double standards in the field of human rights, as well as any interference into the internal affairs of sovereign countries. It duly noted the efforts of Myanmar to repatriate refugees and the burden of Bangladesh in hosting refugees, and it encouraged the bilateral efforts to that end.
北朝鮮は、人権分野における政治化、選択性および二重基準、加えて主権国の内政問題へのいかなる干渉も反対した。難民送還へのミャンマーの取り組みと難民受け入れにおけるバングラデシュの負担を確かに承知しており、そのための二国間の取り組みを奨励した。

[…]

China stated that since taking office, the Government of Myanmar had made progress in developing the country and supporting its people. The international community should respect the country’s sovereignty, and provide constructive support to resolve the current crisis, rather than name and shame them.
中国は、発足以来、ミャンマー政府は同国の発展と国民の支援を推進してきたと表明した。国際社会は、同国の主権を尊重し、目下の危機を解決するために建設的な支援を提供するべきである。

[…]

Japan urged Myanmar to allow access to humanitarian assistance in conflict areas in Myanmar. Japan continued to call on the Government to cooperate with the International Commission of Enquiry, and asked the Special Rapporteur how the international community could assist those affected by the conflict.
日本は、ミャンマーの紛争地域における人道支援へのアクセスを許可するようミャンマーに強く促した。日本は、同政府に対し国際調査委員会への協力を要請することを続け、国際社会が紛争の影響を受けた人々をどのように支援することができるか特別報告者に尋ねた。

[…]

Christian Solidarity Worldwide remained concerned about the mistreatment of numerous minorities in Myanmar, including Muslims. They were concerned that part of the violence was influenced in some part by China, and asked the international community to pay careful attention to this.
世界キリスト教連帯は、ムスリムを含む、ミャンマーにおける多数のマイノリティの虐待について引き続き懸念した。暴力の一部は一部中国によって影響されていることを懸念し、これに慎重な注意を払うよう国際社会に依頼した。

[…]


2019年3月23日