dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

日本:ホームレス含む福島の除染作業者が搾取の重大な危険にさらされている、国連の専門家述べる


文書番号:(なし)

ノート:

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ「プレスリリース」(英語)より。今回は日本語版はないが訳省略。除染作業についての指摘は少なくともさいきんでは記憶にない。上に比べるとメディアも盛りあがってますね。「フクシマ」を語るのが大好きなドイツの、DW(ドイチェ・ヴェレ/国際公共放送)も取り上げている。一部では NHK が、国際放送ではそのまま引用していた "exploitation(搾取)" などを使わず要約したかたちで報道していたといったような指摘もあった。

  • 発表したのは、バスクト・トゥンカック有害物質および廃棄物の環境面での適切な管理および廃棄の人権への影響に関する特別報告者(トルコ/アメリカ)、ウルミラ・ボーラその原因および結果を含む奴隷制度の現代的形態に関する特別報告者(南アフリカ)、ダニウス・プラス誰もが得られる最高水準の身体的および精神的健康を享受する権利に関する特別報告者(リトアニア)の三名。

  • 下記のとおり今回は外務省に情報提供の依頼があったらしい。報道によれば発表を受けて外務省が抗議を行なったということらしいが、同サイトでは、現時点で発表翌日(8月17日)に公開されたこちらしか見つけられなかった(「抗議」に関しては含まず)。

    というか、発表が言及しているのは2017年3月20日の特別報告者による照会(UA JPN 2/2017)と、2018年6月8日付のそれに対する外務省の回答(TK/UN/221)なのだが、外務省が上で掲載したのは6月28日の特別報告者による別の照会(AL JPN 5/2018)と、それに対する日付・Ref. No. 不明の回答である。

  • まぁどうでもよいハナシなのだが(苦笑)、外務省が今回掲載した回答をすでに行なっていたにも関わらず、それを無視して特別報告者が発表を行なったのか、あるいは、そもそもいつ納期(あるいはその慣例などがあるの)か知らないが、回答待ちの状態で見切り発表されたこともあっての「抗議」だったのか。後者の場合、タッチの差で行き違いになったかのようにも見えるが、発表を受けたあとに外務省は慌てて返答した上で上記を掲載したようにも見える(苦笑)*1

  • 下記は2013年のロイターのレポート。

  • (メディア報道より)

    共同通信(2018年8月17日)

    東京新聞(2018年8月17日)

    産経ニュース(2018年8月17日)NHK ニュース(2018年8月17日)

    NHK ワールド(2018年8月17日)- 2W くらいで削除?(アーカイブ不可)

    「国連:日本は福島第一の作業員を守らなければならない」

    ロイター(2018年8月17日)

    「日本は福島除染作業員を守るために動かなければならない:国連専門家」

    BBC(2018年8月16日)

    「福島の作業員に「搾取」の危険性」

    DW(2018年8月16日)(ap/rc (Reuters, dpa))

    「福島:国連、除染作業員に「搾取」の危険と述べる」

  • 関連エントリ

  • 掲載URL:
    https://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=23458&LangID=E


2018年8月29日

*1:外務省掲載の提出文書(英文)000390940.pdf のプロパティの作成日を見てみると、やはり 2018/08/17 15:18:11 と特別報告者の発表翌日である(笑)。17日のウェブ掲載に合わせて PDF ファイルを作成したということかもしれないが(ちなみにジュネーブは CEST で JST - 7 時間)、そのうちこの二度目の回答の受領日などの日付も公になるだろう。