dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

第8514回安全保障理事会:紛争下の性的暴力の終結に対する具体的コミットメントを採用するよう全世界の交戦国に要請する決議を採択(慰安婦問題に関する日韓の「応酬」)


文書番号:SC/13790

ノート:

  • 「国連会合報道およびプレスリリ-ス(Meetings Coverage and Press Releases)」ホームページ(英語)より。

  • 4月18日の韓国外交部スポークスマンによる記者ブリーフィングで慰安婦問題について提起する旨発表していた。朝鮮ビズ *1 の記者が「慰安婦関連を提起するつもりなのか」と念押し(?)した模様だが、もとよりその方針だったのだろう *2 。なお、決議書 S/RES/2467 によれば、「女性と平和と安全」に関する決議は1325号(2000年)、1820号(2008年)、1888 号(2009年)、1889号(2009年)、1960号(2010年)、2106号(2013年)、2122号(2013年)、および2242号(2015年)があるようだ( P. 1 、下記掲載リンク先参照)。試みに2010年以降の会合記録を眺めてみてたが(2010年:李明博政権、2013年、2015年:朴槿恵政権)、理事国だった2013年以外は討論に参加しておらず *3 、いずれも慰安婦問題への言及は見つからなかった *4

  • このもんだいについての発言は日韓それぞれ二度目の声明での内容が採録され、最初の声明での発言はネグられている。韓国が最初の声明においてこの件に言及、日本側もそのあとの最初の声明において反論を行なっている。韓国側は「被害者中心のアプローチ」と普遍的人権もんだい説(?)、日本側はこれまでの取り組みと2015年日韓合意で解決、のパターン *5 。これでも日韓合意は利いていて(?)、こんかいも「性的奴隷制度」などへの言及は無い *6

    というかジュネーブの条約機関や人権理事会の会合などであればともかく、この安保理での現在進行中の問題にストップをかけるために「具体的コミットメント」を求めるような決議における討論の場においてはいい加減シツコイという空気になってないのだろうか(先方は空気など読まないだろうが)。あるいは、北朝鮮が無茶苦茶言ってかき回してくれるような場の方が、日本側も通説(?)に反論しやすかったりして(まぁそうだとしてもぬるい反論しかしないのだが)。
  • 反発あるいは無視必至、かつここでは上記のようにむかしの話を持ち出したりしているのは韓国だけ(のよう)でもあるのだが、戦勝国や提案国ドイツによる、第二次大戦下・戦後含む占領下の性暴力およびその補償がどのように行なわれたのかについて仄めかすような嫌みのひとことでも言ってみてはどうか。下記は会合前日公開された議長国で本件の提案国でもあるドイツのハイコ・マース外相と、映画『不屈の男 アンブロークン』(2016年)で日本の歴史問題界隈ですっかり嫌われ者になったあるいは称賛された(?)アンジェリーナ・ジョリーワシントン・ポストに寄せた論説。

    「オピニオン | 性的暴力が戦争地帯で蔓延。我々は行動を起こさなければならない。」(2019年4月22日)

    上の記事を伝えるドイツの国際公共放送ドイチェ・ヴェレ(DW)はベルリンでのソ連軍による強姦を扱った『ベルリン終戦日記―ある女性の記録(A Woman in BerlinEine Frau in Berlin)』*7 の方をとり上げている。

    「紛争下の女性に対する性的暴力にスポットライト」(2019年4月23日)この記事がリンクしている同書に関するこちらも DW による記事 *8

    「明らかな理由から、1945年における強姦被害者数を正確に計算することは不可能だった。一般的に推定されるのはドイツ人女性200万人で、この数字にはポーランド人女性、ドイツ国防軍によって奴隷労働のためにドイツに連れてこられたソ連女性や少女が含まれてさえいない。しかし、二大病院によると、ベルリンについての数字は95,000から13万で、おそらくドイツ全土において最も信頼性が高い」、この本の2004年英語版序文にアントニー・ビーヴァーは書いた。

    「匿名:『ベルリンのある女性』[『ベルリン終戦日記―ある女性の記録』]| DW | 2018年10月8日」

  • 会合ではイラクのヤジディ教徒ナディア・ムラド氏とデニ・ムクウェゲ医師(コンゴ)のノーベル平和賞受賞者もブリーフィングを行なった。

  • (外務省声明)

    紛争下の性的暴力に係る安保理公開討論における別所大使のステートメント英語

  • (各社報道より)

    • 時事通信(2019年4月24日)

    • 読売新聞(2019年4月24日)

      慰安婦発言への言及無し。

    • 朝日新聞(2019年4月24日)

      慰安婦発言への言及無し、トランプ政権批判。アメリカは本決議に限らず中絶に関連する内容を盛り込むのに反対している。

    • NHK ニュース(2019年4月24日)

      日韓の「応酬」について報道。

      日韓合意では、国連などで慰安婦問題を持ち出して互いに非難するのを控えるとしていますが、韓国は、ことし2月、ジュネーブの人権理事会でもこの問題を提起しており、最近になって、韓国が国連の会議などで自国の主張を展開する場面が目立っています。

    • NHK ワールド(2019年4月24日)(※ウェブアーカイブ不可)

      慰安婦発言への言及無し。

      UNSC resolution on sexual violence in conflict

      f:id:dancept1:20180530230845j:plain

      World

      Wednesday, April 24, 14:41

      The UN Security Council has adopted a resolution calling on warring parties around the globe to implement concrete commitments to ending sexual violence in conflict.

      The draft resolution submitted by the council chair Germany was adopted on Tuesday with 13 votes in favor, none against and abstentions by China and Russia.

      The resolution holds the countries of warring parties responsible for investigating possible acts of sexual violence committed by belligerents and punishing offenders.

      Russia and China abstained on the grounds that the resolution does not fully reflect the importance of national sovereignty.

      Before the vote, the two recipients of last year's Nobel Peace Prize gave speeches.

      Congolese doctor Denis Mukwege, who has been treating rape victims, said sexual violence is a crime against humanity. He added that healing can be complete only when justice has been served.

      Nadia Murad, an Iraqi Yazidi woman who was held as a sex slave by Islamic State militants, said the social fabric of her Yazidi society has been torn apart, and called for international support to rebuild it.

    • BBC(2019年4月24日)

      朝日新聞と同様の論調、中身「薄める」。

    • 聯合ニュース(2019年4月24日)

    • 中央日報(2019年4月24日)

    • レコードチャイナ(2019年4月24日)

      韓国放送公社(KBS)/中国新聞社(中国)による報道。

  • 安全保障理事会ホームページ(英語)「会合記録および結果」(ダグ・ハマーショルド図書館(英語)))

    「リサーチガイド:安全保障理事会 - クイックリンク:2019年」

    • S/RES/2467 (2019)「2019年4月23日に第8514回会合で安全保障理事会が採択した決議2467号(2019年)」(英語(PDF))
    • S/PV.8514「安全保障理事会 8514回会合 2019年4月23日火曜日、午前10時、ニューヨーク」会合記録(英語(PDF))

       李泰鎬[イ・テホ]氏(韓国):[…]

      […]

       紛争関連の性的暴力と闘い、女性と平和と安全の課題に取り組むことは、韓国人に非常に大事である[very close to the hearts of Koreans]。韓国は、依然として第二次世界大戦中に犠牲となったいわゆる慰安婦の名誉と尊厳の回復を支持し支援する努力を続けている。彼女らの多くは生涯の苦しみを十分に対処されずに亡くなった。我々は教訓が彼女らの苦しい経験から学ばれるようにすることが重要であると考える。

       別所浩郎氏(日本):[…]

      […]

       韓国代表団が先の声明において慰安婦問題に言及したので、私はこの会議でこの問題を扱わざるを得ない。日本政府はこの問題に長いあいだ誠意をこめて対応してきた。さらに、相当な外交的努力の結果として、日本と韓国は2015年12月に合意に達した。その合意により、両国は慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認した。合意が双方によって着実に履行されることが非常に重要である。

       イ・チュイル氏(韓国):慰安婦問題に関する日本代表によってなされた声明に返答したい。慰安婦問題は韓国と日本のあいだの二国間関係を超える次元がある。それは確かに普遍的人権の問題であり、とくに紛争下の性的暴力に関連しており、その解決には被害者中心のアプローチが必要である。韓国政府はこの問題に関して国際社会と協力し続ける。

       古本氏(日本):日本政府は慰安婦問題に長いあいだ誠意をこめて対応してきた。さらに、相当な外交的努力の結果として、日本と韓国は2015年12月に合意に達した。その合意により、両国は慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認した。合意が厳密に履行されることが非常に重要である。

  • ( UN Web TV の映像より)

    01:41:37 - 中国/馬朝旭(マ・ジャオシュ/Ma Zhaoxu)政府代表部特命全権大使
    03:05:43 - 中国/馬朝旭政府代表部特命全権大使

    00:04:35 - 韓国/李泰鎬(イ・テホ/Lee Tae-ho)外交部次官
    01:51:24 - 日本/別所浩郎政府代表部特命全権大使

    02:24:33 - 韓国/イ・チュイル(Lee Jooil)政府代表部参事官
    02:25:40 - 日本/古本政府代表部参事官

掲載URL:https://www.un.org/press/en/2019/sc13790.doc.htm


United Nations

SC/13790

SECURITY COUNCIL > 
8514TH MEETING (AM)

23 APRIL 2019

Security Council Adopts Resolution Calling upon Belligerents Worldwide to Adopt Concrete Commitments on Ending Sexual Violence in Conflict

Members Pass Resolution 2467 (2019) by 13 Votes in Favour, None against, as China, Russian Federation Abstain

国連

SC/13790

安全保障理事会
8514回会合(午前)

2019年4月23日

安全保障理事会、紛争下の性的暴力の終結に対する具体的コミットメントを採用するよう全世界の交戦国に要請する決議を採択

メンバー、支持13、反対なし、中国、ロシア連邦棄権の投票により決議2467号(2019年)を通過させる

The Security Council called today upon warring parties around the globe to implement concrete commitments to fight what many speakers described as the heinous, barbaric and all-too-often silent phenomenon of sexual violence during conflict.
安全保障理事会は本日、世界中の交戦国に対し、紛争中の性的暴力の凶悪で野蛮で幾度も沈黙させられた現象として多くの発言者が述べたことと戦うための具体的コミットメントを実施するよう要請した。

[…]

Several experts, high-profile activists and survivors briefed the Council at the outset. […]
最初に何人かの専門家、知名度の高い活動家、および生存者が理事会にブリーフィングを行なった。[…]

[…]

Germany’s Federal Minister for Foreign Affairs underlined the need to strengthen accountability for sexual violence in conflict and to improve the channels through which information on non-compliance reaches the Council. […]
ドイツの連邦外務大臣は、紛争下の性的暴力に対する説明責任を強化し、遵守違反に関する情報を理事会に届けるための経路を改善する必要性を強調した。[…]

Lebanon’s representative said conflict is synonymous with women who suffer indelible traumas when their bodies are turned into assault weapons.[…]
レバノンの代表は、紛争は、身体が攻撃用の武器に変えられたとき消えないトラウマに苦しむ女性と同義であると述べた。[…]

[…]

Also speaking today were representatives of the United Kingdom, Equatorial Guinea, United States, China, Belgium, Indonesia, Peru, Côte d’Ivoire, Kuwait, France, South Africa, Poland, Dominican Republic, Hungary, Finland, Republic of Korea, Ghana, Spain, Albania, Romania, Uruguay, Canada, Argentina, Namibia, Italy, Switzerland, Ukraine, Norway (on behalf of the Nordic countries), Fiji, Greece, Portugal, Turkey, Japan, Netherlands, Estonia (also for Latvia and Lithuania), Ireland, Kazakhstan, Egypt, Slovenia, Mexico, Jordan, Djibouti, Australia, Afghanistan, Luxembourg, Malta, Qatar, Viet Nam, Botswana, Brazil, Bangladesh, Kenya, Sudan, Pakistan, Morocco, Georgia, Costa Rica, Liechtenstein, Ethiopia, Cambodia, Nigeria, Rwanda, Myanmar, India, United Arab Emirates, Libera, Ecuador, Chile and Paraguay, as well as the Permanent Observer of the Holy See.
本日のさらなる発言は、英国、赤道ギニア、米国、中国、ベルギー、インドネシア、ペルー、コートジボワールクウェート、フランス、南アフリカ共和国ポーランドドミニカ共和国ハンガリーフィンランド韓国、ガーナ、スペイン、アルバニアルーマニアウルグアイ、カナダ、アルゼンチン、ナミビア、イタリア、スイス、ウクライナノルウェー(北欧諸国を代表して)、フィジーギリシャポルトガル、トルコ、日本、オランダ、エストニアラトビアおよびリトアニアにも)、アイルランドカザフスタン、エジプト、スロベニア、メキシコ、ヨルダン、ジブチ、オーストラリア、アフガニスタンルクセンブルク、マルタ、カタールベトナムボツワナ、ブラジル、バングラデシュケニアスーダンパキスタン、モロッコジョージアコスタリカリヒテンシュタインエチオピアカンボジア、ナイジェリア、ルワンダミャンマー、インド、アラブ首長国連邦、リベラ、エクアドル、チリおよびパラグアイの代表、同様に教皇庁の常任オブザーバーの代表だった。

Delegates representing the European Union, African Union, North Atlantic Treaty Organization (NATO), Economic Community of Central African States (ECCAS) and the International Committee of the Red Cross (ICRC) also participated delivered statements.
欧州連合アフリカ連合北大西洋条約機構NATO)、中央アフリカ諸国経済共同体(ECCAS)および国際赤十字委員会(ICRC)を代表する代表者も声明を行なうために出席した。

The meeting began at 10:19 a.m. and ended at 8:17 p.m.
会合は、午前10時19分に開始され、午後8時17分に終了した。

Briefings
ブリーフィング

[…]

Statements
声明

[…]

MA ZHAOXU (China) urged the Council to support the settlement of disputes through political dialogue and engagement and play a greater role in preventing conflict and combating terrorism. He also encouraged respect for national sovereignty, emphasizing that Governments bear primary responsibility for preventing sexual and gender-based violence. The international community should support the building of security and social governance capacity with a view to safeguarding women’s rights, he said, advocating the scaling up of women’s rights in post-conflict reconstruction by providing development assistance and technical support for their empowerment. In addition, synergies should be created among relevant United Nations entities, he said, urging the Security Council to strengthen its cooperation with the General Assembly, the Economic and Social Council and the Peacebuilding Commission, while carrying out such collaboration in a manner consistent with its expertise.
馬朝旭[マ・ジャオシュ](中国)は、政治的対話と関与を通じた紛争の解決を支援し、紛争の防止とテロリズム防止に一層大きな役割を果たすよう理事会に要請した。彼はまた、政府が性的およびジェンダーに基づく暴力を防止することに対して主な責任を負うことを強調して、国家主権の尊重を奨励した。紛争後の復興における開発援助とエンパワメントのための技術支援による女性の権利拡大を提唱して、国際社会は女性の権利保護の観点から安全と社会統治能力の構築を支援すべきである、と彼は述べた。さらに、安全保障理事会が総会、経済社会理事会および平和構築委員会との協力を強化し、同時にそのような協力をその専門性に即した方法で実施することを強く促して、相乗効果が関連する国際組織間で生み出すべきであると述べた。

[…]

Action on Draft Resolution
決議草案に関する審議

The Council then adopted the draft as resolution 2467 (2019) by a vote of 13 in favour to none against with 2 abstentions (China, Russian Federation).
理事会はその後、決議2467号(2019年)として、支持13、反対なし、棄権2(中国、ロシア連邦)の投票により草案を採択した。

[…]

The representative of China also took the floor a second time, emphasizing that the Council should address conflict-related sexual violence in accordance with its mandate. It should also carry out extensive discussions well in advance before establishing additional mechanisms, he said, also pointing out that the resolution does not fully reflect the importance of national sovereignty.
中国代表も、理事会がそのマンデートに従って紛争関連の性的暴力に対処すべきであると強調して、二度目の発言を行なった。また、決議は国家主権の重要性を十分に反映していないと指摘して、追加的なメカニズムを設立する前に十分事前に広範な議論を行うべきである、とも述べた。

[…]

Statements
声明

[…]

LEE TAE-HO, Vice Minister for Foreign of Affairs of the Republic of Korea, associating himself with the Group of Friends on Women, Peace and Security and the Group of Friends of the Responsibility to Protect, said that responding to conflict-related violence is important. It is even more important to make efforts to stop it from happening in the first place. Enhancing women’s roles and leadership across the entire continuum of conflict should be one of the most critical ways to prevent sexual violence. It is through women’s participation and empowerment that this could be achieved. Sexual violence should never be a tactic of war. He underscored that focusing on survivors’ needs and demands is a prerequisite for a more holistic approach to protecting individuals and preventing survivors from being further victimized and stigmatized.
李泰鎬[イ・テホ]、韓国外交部次官は、女性、平和および安全のフレンズ・グループおよび保護する責任フレンズ・グループを支持して、紛争関連の暴力への対応が重要であると述べた。そもそもそれが起こらないようにする努力を行なうことがさらにいっそう重要である。紛争一連の全体にわたって女性の役割と指導力を強化することは、性的暴力を防止するための最も重要な方法の一つである。これが達成できるのは、女性の参加とエンパワーメントを通じてである。性的暴力が戦争の戦術になることはない。彼は、生存者のニーズと要求に焦点を当てることは、個人を保護し、生存者がさらに犠牲にされたり汚名を着せられるのを防ぐための、より包括的アプローチの前提条件であると強調した。

[…]

KORO BESSHO (Japan) stressing the importance of accountability, said that if perpetrators are not prosecuted, or if they still hold power, sexual violence cannot be put to rest, leading to distrust in the Government. Taking a survivor-centred approach is important, he added, also emphasizing that in order to address the root causes of the problem, it is vital to boost the economic empowerment of women. The international community must acknowledge women not just as victims of conflict but also as active peacebuilders. Noting his country’s support for UN-Women’s projects in Kenya, Egypt, Iraq and Jordan, he said that cash-for-work programmes encourage women to be confident, active players in their communities.
別所浩郎日本)は、説明責任の重要性を強調して、加害者が起訴されない場合、または依然として権力を持っている場合、性的暴力を止めることはできず、政府に不信感をもたらすと述べた。問​​題の根本原因に対処するためには、女性の経済的エンパワーメントを高めることが不可欠であることも強調して、生存者中心のアプローチをとることが重要である、と彼は付け加えた。国際社会は、女性を紛争の犠牲者としてだけでなく、積極的な平和構築者としても認識しなければならない。ケニア、エジプト、イラクおよびヨルダンにおける国連女性プロジェクトへの彼の国の支援を指摘して、キャッシュフォーワーク・プログラムは、女性が自信ある、コミュニティにおける積極的な参加者であることを奨励する。

[…]

The representative of the Republic of Korea took the floor a second time to state that the issue of comfort women is a matter of universal human rights related to conflict-related sexual violence. The Republic of Korea will continue to cooperate with the international community on this issue, he added.
韓国代表は、慰安婦問題は紛争関連の性的暴力に関連した普遍的な人権問題であると述べ、二度目の発言を行なった。韓国はこの問題に関して国際社会と協力し続ける、と彼は付け加えた。

The representative of Japan said his country’s Government has been dealing with the issue of comfort women for a long time. Recalling that Japan and the Republic of Korea reached agreement in 2015 confirming that the issue is resolved “finally and irreversibly”, he underscored the importance of implementing the accord.
日本代表は、彼の国の政府が慰安婦問題に長いあいだ取り組んできたと述べた。2015年に日本韓国が、この問題が「最終的かつ不可逆的に」解決されることを確認する合意に達したことを想起し、合意履行の重要性を強調した。


2019年5月6日

*1:ChosunBiz朝鮮日報系のニュースサイト。

*2:「スポークスマン定例ブリーフィング(4.18)概要 | プレスブリーフィング | 韓国外交部」

英語版では質疑の部分は略されており言及は無い。

*3:ただしすべてが理事国以外も声明を行なえる公開討論だったのかは未確認。会合記録によれば理事会の暫定手続規則の規則37に規定があるということらしい。

*4:S/PV.6302、S/PV.6411、S/PV.6411 (Resumption 1)、S/PV.6453 、S/PV.6453 (Resumption 1)(以上2010年)、S/PV.6984、S/PV.7044(以上2013年)、S/PV.7533(2015年)。「会合記録および結果」(ダグ・ハマーショルド図書館)リンク先の各年を参照。

*5:後ろで会合記録 S/PV.8514 から当該部分を抽出した。

*6:日本側の二度目の発言も韓国の声明で終わらされる訳にも行かないというところでかほぼ最初の発言の繰り返しである。日韓合意の縛りがなかったとしてもベトナム戦争での出来事に言及あるいは仄めかしたりするような下品(?)なことはしないんでしょう。

*7:

*8:同書は2008年にニーナ・ホス主演で映画化され日本でも DVD がリリースされたようなのだが(『ベルリン陥落1945(Anonyma - Eine Frau in Berlin)』)、戦争アクションもののようなタイトルとパッケージで顰蹙をかったらしい。