dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

北朝鮮における人権のための重大な岐路 – 国連専門家


文書番号:(なし)

ノート:

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ「プレスリリース」(英語)より。

  • ソウルのプレスセンターで発表。声明全文でも拉致問題への言及はない模様。日本については下記のような言及があった(以上本文リンク先の声明全文参照)。

    最後に、私は、国際社会、とくに韓国、米国、ならびに重要な役割を担う中国、ロシアおよび日本などのその他を含む北朝鮮との非核化交渉に関わる国々に呼びかけたい。[…]国際社会は、北朝鮮における人権状況の改善を怠らず、促進し続ける歴史的責任がある。

  • (メディア報道より)

    共同通信(2019年1月11日)

    聯合ニュース(2019年1月11日)

    ハンギョレ(2019年1月11日)

    朝鮮日報(2019年1月12日)

    AP(2019年1月11日)

    「国連専門家:北朝鮮の核協議は人権を含めるべき」

    ロイター(2019年1月11日)

    「「国全体が監獄」:北朝鮮においてより良い権利の兆候なし - 国連」

  • 掲載URL:
    https://www.ohchr.org/EN/NewsEvents/Pages/DisplayNews.aspx?NewsID=24064&LangID=E


Critical juncture for human rights in North Korea – UN expert
北朝鮮における人権のための重大な岐路 – 国連専門家

・Special Rapporteur urges DPRK to allow him to visit
・Human rights situation remains ‘extremely serious’
・System of political prison camps a serious concern
・特別報告者は彼が訪問することを許可するよう北朝鮮に要請
・人権状況は依然として「極めて深刻」
政治犯収容所制度は深刻な懸念

GENEVA (11 January 2019) – Reflecting on breakthroughs that brought an easing of tensions on the Korean peninsula in the past year, the UN’s human rights expert on North Korea said that 2019 represented “a critical test, not only for peace and denuclearisation but for human rights”.
ジュネーブ(2019年1月11日)– 昨年における朝鮮半島に対する緊張緩和をもたらした突破口を反映して、北朝鮮に関する国連の人権専門家は、2019年は「平和と非核化のみならず、 人権のための臨界テスト」を表すと述べた。

Tomas Ojea Quintana, the Special Rapporteur on the situation of human rights in the Democratic People’s Republic of Korea, urged the DPRK Government to engage with his mandate and allow him to visit the country “to hear the voice of the people and the authorities”. Up to now, the North has refused to cooperate with the mandate.
トマス・オヘア・キンタナ、北朝鮮における人権状況に関する特別報告者は、彼のマンデートに関与し、「人々と当局の声を聞くために」同国を訪問することを許可するよう北朝鮮に強く促した。今までのところ、北はマンデートに協力することを拒否した。

At the end of a five-day visit to the South Korean capital Seoul, Ojea Quintana said that despite the positive developments of the past year, it was “regrettable” that the human rights situation on the ground remains “unchanged” and continues to be “extremely serious”.
韓国の首都ソウルへの五日間の訪問の終わりに、オヘア・キンタナは、昨年の肯定的な進展にもかかわらず、現場での人権状況が「変わらない」ままで「非常に深刻」であり続けていることは「遺憾」だったと述べた。

Referring to the lives of ordinary citizens, he stated that much of the population in North Korea were “being left behind”.
一般市民の生活に言及して、彼は北朝鮮の住民の多くが「取り残されている」と述べた。

Ojea Quintana noted that in his New Year address, the North’s Leader had stated that “improving people’s standard of living radically is of importance for the Party and the State”, and authorities “should lend an ear to their sincere opinions”.
オヘア・キンタナは、新年の演説において、の首脳が「国民の根本的な生活水準の向上は党と国家にとって重要である」と表明しており、当局は「彼らの偽りのない意見に耳を傾けるべきである」と指摘した。

“In my view, this is a recognition of the economic and social hardships for ordinary people, and represents an important first step towards taking action to address the challenges,” the UN expert said in a statement.
「私の見解では、これは一般の人々の経済的、社会的困難を認識し、課題に対処するための行動をとることに向けた重要な第一歩を表す」、国連専門家は声明において述べた。

He called on the international community to continue to support the vital humanitarian assistance that was being provided by various actors to the people of the DPRK. “In particular, it is important that humanitarian cooperation is extended without politicization and in full respect of the principles of neutrality and independence,” he said.
彼は国際社会に対し、DPRKの人々に対しさまざまな当事者によって提供されていた重要な人道的支援を引き続き支援するよう求めた。「とくに、人道的協力が政治化なしに、そして中立と独立の原則を尊重して拡大されることが重要である」、彼は述べた。

Ojea Quintana repeated a call he made to the UN Security Council to supervise the implementation of its sanctions with a view to ensuring that they do not have a detrimental impact on the people of the DPRK.
オヘア・キンタナは、彼らがDPRKの人々に対して有害な影響を与えないようにすることを目的として制裁の実施を監視するために国連安全保障理事会に行なった呼びかけを繰り返した。

POLITICAL PRISON CAMPS
政治犯収容所

The Special Rapporteur expressed serious concerns about the system of political prison camps which continue to exist in the North. “Fear about being sent to these political prison camps are very real and deeply embedded in the consciousness of the ordinary North Korean people – as real is the control that is exercised over the people,” he said.
特別報告者は、北部に存在し続ける政治犯収容所制度について深刻な懸念を表明した。「これらの政治犯収容所に送られることへの恐怖は非常に現実的であり、北朝鮮の一般の人々の意識に深く組み込まれている——現実は国民に対して行使される統制であるため」、彼は述べた。

“Surveillance and close monitoring of ordinary citizens as well as other severe restrictions on their basic freedoms, including the prohibition to leave the country, are an integral part of the North Korean system of control. One person concluded: ‘the whole country is a prison’.”
「一般市民の監視と緊密なモニタリング、加えて国を離れることの禁止を含む、基本的自由に対するその他の厳しい制限は、北朝鮮の統制システムの不可欠な部分である。ある人は結論付けた:「国全体が監獄」。

Ojea Quintana urged the Government of the DPRK to start a process of dialogue and confidence building in human rights. “We are now at a critical juncture – this coming year will see what we hope will be a rapid progress on the peace and denuclearization agenda, among parties who used to considered themselves as enemies and hostile players,” he said.
オヘア・キンタナは、人権における対話と信頼醸成のプロセスを開始するようDPRK政府に強く促した。「我々は今重大な岐路にある——今年は自身を敵と敵対的プレイヤーと見なしてきた当事者間で、我々が期待する平和と非核化のアジェンダに関する急速な進展を目にするだろう」と彼は述べた。

“It is my sincere hope that 2019 will usher in a new era for human rights for the people of the DPR Korea.”
「2019年が北朝鮮の人々のための人権への新しい時代を迎えることを心から願う」。

END
終わり


2019年1月14日

中国:国連人権専門家、黄琦の健康について深刻な懸念


文書番号:(なし)

ノート:


China: UN human rights experts gravely concerned about Huang Qi’s health
中国:国連人権専門家、黄琦の健康について深刻な懸念

GENEVA (20 December 2018) – UN human rights experts* have expressed serious concerns about the deteriorating health of detained human rights defender, Huang Qi, in China.
ジュネーブ(2018年12月20日)– 国連人権専門家 * は、中国において拘留されている人権擁護者、黄琦(ファン・チー)の健康状態悪化について深刻な懸念を表明した。

Mr. Huang, reportedly suffers from high blood pressure, heart disease, chronic kidney condition, and hydrocephalus. These require daily medication, which is not adequately afforded in detention. “Without the required medical treatment, Mr. Huang’s health may continue to deteriorate to a fatal point,” said the experts.
黄氏は、高血圧、心臓病、慢性腎臓病および水頭症を患っていると報じられいる。これらは毎日の投薬を必要とし、それは拘留において適切に提供されない。「必要な治療がなければ、黄氏の健康状態は致命的レベルまで悪化し続ける可能性がある」、専門家は述べた。

Chinese authorities detained Huang Qi on 28 November 2016 “for inciting subversion of state power”. In April 2018, the Working Group on Arbitrary Detention (WGAD) issued an Opinion which found that his deprivation of liberty was arbitrary and in contravention with the Universal Declaration of Human Rights.
中国当局は、2016年11月28日に「国家権力の転覆を扇動したとして」黄琦を拘束した。2018年4月に、恣意的拘留に関する作業部会(WGAD)は、彼の自由剥奪は恣意的であり、世界人権宣言に違反しているという見解を発表した。

The WGAD’s concerns, as expressed in its Opinion, included allegations that Mr. Huang had been subjected to torture and other ill-treatment during interrogation, including beatings and standing for prolonged periods. He was forced to confess to offences he had been accused of.
WGADの懸念は、その見解で表明されているように、黄氏が尋問中に、殴打や長期間の放置を含む拷問やその他の虐待を受けていたという主張を含んだ。彼は彼が非難されていた犯罪を自白することを強制された。

The Working Group on Arbitrary Detention has been in contact with the authorities regarding the case. The Government has responded to the communication leading to the adoption of the Opinion, but has not yet implemented it. More recently, the Government has informed the WGAD that Mr. Huang was being “provided with adequate medical treatment (…) that his illness is under control, and he is in sound state mentally. The alleged torture is inconsistent with facts.”
恣意的拘留に関する作業部会は、事件に関して当局と接触した。政府は、見解の採用につながるコミュニケーションに対応したが、依然としてそれを実行していない。つい最近、政府は、黄氏が「適切な治療(…)を受けており、彼の病気は管理下にあり、精神的に健全な状態にある。申し立てられた拷問は事実に矛盾する」とWGADに連絡した。

In the absence of any possibility to independently verify the detainee’s condition the WGAD said its concerns remain. “Once again, we call upon the Government of China to release Mr. Huang immediately and accord him an enforceable right to compensation and other reparations, in accordance with international law,” the experts said.
拘留者の状況を独立して検証するいかなる可能性も欠いており、WGADは懸念が残ると述べた。「またしても、我々は中国政府に対し、黄氏を直ちに釈放し、国際法に従って、補償その他の賠償への効力ある権利を認めることを要請する」と専門家は述べた。

END
終わり

* The experts: Mr. Seong-Phil Hong, Chair-Rapporteur of the Working Group on Arbitrary Detention; Mr. Dainius Puras, Special Rapporteur on the right of everyone to the enjoyment of the highest attainable standard of physical and mental health; Mr. Michel Forst, Special Rapporteur on the situation of human rights defenders; Mr. Nils Melzer, Special Rapporteur on torture and other cruel, inhuman and degrading treatment or punishment.
* 国連専門家:恣意的拘留に関する作業部会議長報告者ソン・フィルホン、達成可能な最高水準の身体的および精神的健康の享受に対するすべての人の権利に関する特別報告者ダニウス・プラス、人権擁護者の状況に関する特別報告者ミシェル・フォルスト、拷問およびその他の残酷な、非人道的なまたは品位を傷つける扱いまたは刑罰に関する特別報告者ニルス・メルツァー。

[…]


2018年12月27日

第73回総会本会議:総会、53の第三委員会決議、人権領域をカバーする6の決定を採択し、難民に関する画期的なグローバル・コンパクトを支持(北朝鮮決議)/政府主催拉致問題に関する国際シンポジウム


文書番号:GA/12107

ノート:

  • 「国連会合報道およびプレスリリ-ス」ホームページ(英語)より。会合公式記録などはドキュメント公開時リンクを追加する。

  • 北朝鮮における人権状況」決議( A/RES/73/180 )

    決議の採択は14年連続14回目。昨年に続きコンセンサスで採択されたが、北朝鮮のほかイラン、ロシア、中国、ベネズエラキューバの五か国がコンセンサスから離脱。総会決議を勧告した第三委員会(社会、人道および文化)では上記に加えてシリア、ベラルーシも離脱していた。昨年の本会議では北朝鮮のほかシリアも含む六か国が離脱(以上、下記掲載外務省ホームページへのリンク先および関連エントリ 2018-11-15 参照)。

    第三委員会での審議同様に本会議でもスーダンが、国際刑事裁判所への付託や制裁強化の検討を安保理に奨励する本文パラグラフ12の削除を求めて修正案 L.60 を提出したが投票で否決された。

    北朝鮮:「尊厳と人権が最も尊重される北朝鮮」「重大で大規模な人権侵害を犯した日本」。日本はとくに反論せず。なお、北朝鮮はフライングしてアジェンダ項目74(c)(人権状況および特別報告者および代表者の報告)の前に行なわれたアジェンダ項目74(b)(人権と基本的自由の効果的享受の改善のための代替アプローチを含む、人権問題)で北朝鮮決議について発言している。「平壌はこの決議を受け入れず、投票を要請する必要も感じない」。コンセンサスを離脱した各国が発言。

  • 中国が「小農や農村地域において働くその他の人々の権利に関する宣言」を支持するが投票できなったと発言。

  • 2014年から続いていた北朝鮮の人権状況に関する安保理会合の開催は不調に終わった模様(関連エントリ 2018-11-15 のメディア報道も参照)。2016年 - 2017年で日本が非常任理事国を終えていた。下記 AFP 転電の『チャンネル・ニュースアジア』(シンガポール)によれば「コートジボワールが乗らなかった」とのことである。アメリカは引き続き新年開催を試みるともある。

    「米国、北朝鮮人権に関する国連会合取りやめ」

    NHK:「アフリカの安保理メンバー国をめぐる綱引きが行われ」。

    2019年はエチオピアカザフスタンボリビア、オランダ、スウェーデンに替わって南アフリカインドネシアドミニカ共和国、ベルギー、ドイツ、が非理事国に就任(改選なしはコートジボワール赤道ギニアクウェート、ペルー、ポーランド)。

    「総会、安全保障理事会非常任理事国としてベルギー、ドミニカ共和国、ドイツ、インドネシア南アフリカ共和国を選出」- 国連会合報道およびプレスリリ-ス(2018年6月8日)

    (昨年の安保理会合)

  • 同時期に開催された日本政府主催の東京での国際シンポジウムについても報道から少々(以下に掲載のリンク先参照)。

  • (外務省ホームページ)

  • (国連公式文書システム(英語))

    • A/73/PV.56「総会七十三回セッション56回本会議公式記録」(未発行)

    • A/RES/73/180「2018年12月17日の総会で採択された[第三委員会報告書(A/73/589/Add.3)に関する]決議 73/180 朝鮮民主主義人民共和国における人権状況」(未発行)

  • (国連総会ホームページ(英語))

    • 「第73回セッション・アジェンダ - 国連総会」

    • 「第73回セッション決議 - 国連総会」

    • GA/11993「総会、59の第三委員会決議草案を採択、合意文言への不一致の中4つの注目を浴びているテキストに関する審議を延期 | 会合報道およびプレスリリ-ス」(2017年12月19日)- 昨年の会合のプレスリリース(第72回セッション)

  • (各社報道より)

    • 共同通信(2018年12月18日)

    • 産経ニュース(2018年12月18日)

    • 毎日新聞(2018年12月18日)

    • 日本経済新聞(2018年12月18日)

    • 朝鮮日報(2018年12月18日)
    • 中央日報(2018年12月23日)

    • AP(2018年12月18日)

      「国連、北朝鮮の人権侵害と核支出を非難」

    • インディペンデント(2018年12月23日)

      北朝鮮、国連人権決議に「二心ある」南を攻撃」

  • (政府主催国際シンポジウム(2018年12月15日/東京・イイノホール))

    拉致問題対策本部

    • 産経ニュース(2018年12月15日)

    • 共同通信YouTube チャンネル)(2018年12月15日)

    • FNN(2018年12月16日)

  • ( UN Web TV の映像より)

  • 関連エントリ

    (第三委員会第73回セッション)

    (同上、北朝鮮決議)

掲載URL:https://www.un.org/press/en/2018/ga12107.doc.htm


United Nations

GA/12107

GENERAL ASSEMBLY > PLENARY
SEVENTY-THIRD SESSION,
55TH & 56TH MEETINGS (AM & PM)

17 NOVEMBER 2018


General Assembly Endorses Landmark Global Compact on Refugees, Adopting 53 Third Committee Resolutions, 6 Decisions Covering Range of Human Rights

国連

GA/SHC/4220

総会 > 本会議 >
七十三回セッション、
55回および56回会議(午前および午後)

2018年12月17日


総会、53の第三委員会決議、人権領域をカバーする6の決定を採択し、難民に関する画期的なグローバル・コンパクトを支持

The General Assembly endorsed the Global Compact on Refugees today — an historic agreement aiming to forge a stronger and fairer response to refugee movements — as it adopted 53 resolutions and 6 decisions recommended by its Third Committee (Social, Humanitarian and Cultural).
総会は本日、第三委員会(社会、人道および文化)により勧告された53の決議と6の決定を採択するとともに、難民に関するグローバル・コンパクト——難民運動に対するより公平な対応を目指す歴史的合意——を支持した。

[…]

Also speaking today were the representatives of Liechtenstein (also speaking on behalf of Australia, Canada, Iceland, New Zealand, Norway and Switzerland), Austria (on behalf of the European Union), Netherlands, Sweden (on behalf of the Nordic countries), Syria, Venezuela, Jordan, Chile, Burundi, Uruguay, United States, Kyrgyzstan, Monaco, Finland (on behalf of the Nordic countries), Democratic People’s Republic of Korea, Ethiopia, China, Bahamas, Iran, Trinidad and Tobago, Tunisia, Cuba and Saudi Arabia.
本日のさらなる発言は、リヒテンシュタイン(オーストラリア、カナダ、アイスランドニュージーランドノルウェーおよびスイスも代表して発言)、オーストリア欧州連合代表)、オランダ、スウェーデン(北欧諸国代表)、 シリア、ベネズエラ、ヨルダン、チリ、ブルンジウルグアイ、米国、キルギスタンモナコフィンランド(北欧諸国代表)、北朝鮮エチオピア中国バハマ、イラン、トリニダードトバゴチュニジアキューバおよびサウジアラビア代表だった。

The General Assembly also took up other matters, which are covered in press release GA/12108.
総会はまた、プレスリリースGA/12108において報じられているその他の事項もとり上げた。

Action on Third Committee Draft Resolutions
第三委員会決議草案に関する審議

KATHARINA KONZETT-STOFFL (Austria), Rapporteur of the Third Committee, introduced the following reports of that body: Social development (document A/73/581); Advancement of women (document A/73/582); Report of the United Nations High Commissioner for Refugees, questions relating to refugees, returnees and displaced persons and humanitarian questions (document A/73/583); Report of the Human Rights Council (document A/73/584); Promotion and protection of the rights of children (document A/73/585); Rights of indigenous peoples (document A/73/586); Elimination of racism, racial discrimination, xenophobia and related intolerance (document A/73/587); and Rights of peoples to self-determination (document A/73/588).
カサリナ・コンツェット=シュトッフル(オーストリア)、第三委員会報告者は、以下のその機関の報告を提出した:社会開発(ドキュメントA /73/581)、女性の地位向上(ドキュメントA/73/582)、国連難民高等弁務官事務所報告、難民、帰還民および避難民に関する問題、ならびに人道的問題(ドキュメントA/73/583)。人権理事会報告(ドキュメントA/73/584)、子どもの権利の促進と保護(ドキュメントA/73/585)、先住民の権利(ドキュメントA/73/586)、レイシズム、人種差別、外国人嫌悪および関連する不寛容の撤廃(ドキュメントA/73/587)、人民の自己決定権(ドキュメントA/73/588)。

She went on to present the Committee’s reports on Promotion and protection of human rights (document A/73/589); Implementation of human rights instruments (document A/73/589/Add.1); Human rights questions, including alternative approaches for improving the effective enjoyment of human rights and fundamental freedom (document A/73/589/Add.2); Human rights situations and reports of special rapporteurs and representatives (document A/73/589/Add.3); Comprehensive implementation of and follow-up to the Vienna Declaration and Programme of Action (document A/73/589/Add.4); Crime prevention and criminal justice (document A/73/590); International drug control (document A/73/591); Revitalization of the work of the General Assembly (document A/73/592); and Programme planning (document A/73/593).
彼女は引き続き、人権の促進と保護(ドキュメントA/73/589)、人権文書の実施(ドキュメントA/73/589/Add.1)、人権と基本的自由の効果的享受の改善のための代替アプローチを含む、人権問題(ドキュメントA/73/589/Add.2)、人権状況および特別報告者および代表者の報告(ドキュメントA/73/589/Add.3)、ウィーン宣言および行動計画の包括的実施およびフォローアップ(ドキュメントA/73/589/Add.4)、犯罪防止と刑事司法(ドキュメントA/73/590)、国際的薬物統制(ドキュメントA/73/591)、総会の活動の活性化(ドキュメントA/73/592)、およびプログラム計画(ドキュメントA/73/593)に関する委員会の報告を提示した。

The Assembly began by taking up the report on Social Development (document A/73/581), which contained six draft resolutions.
総会は、六の草案決議を含む、社会開発に関する報告(文書A/73/581)をとり上げることにより開始した。

[…]

Next, the Assembly took up the report titled “Human rights questions, including alternative approaches for improving the effective enjoyment of human rights and fundamental freedoms” (document A/73/589/Add.2), containing 17 draft resolutions.
次に、総会は、17の決議草案を含む「人権と基本的自由の効果的享受の改善のための代替アプローチを含む、人権問題」と題された報告(ドキュメントA/73/589/Add.2)を取り上げた。

[…]

The representative of the Democratic People’s Republic of Korea said he totally rejects the draft resolution titled “Situation of human rights in the Democratic People’s Republic of Korea”, a text which has nothing to do with human rights. It is an attempt to discredit the Democratic People’s Republic of Korea, where dignity and human rights are most valued. He expressed concern that Japan, which has committed grave and mass violations of human rights, is discussing the situation in the Democratic People’s Republic of Korea. Pyongyang will not recognize nor accept this resolution and does not feel the need to call for a vote. It also rejects any resolutions against the Russian Federation, Iran and Syria on the principle of double standards.
北朝鮮代表は、人権とは何の関係もないテキスト、「北朝鮮における人権状況」を完全に拒絶すると述べた。 それは、尊厳と人権が最も尊重される北朝鮮の信用を傷つける試みである。彼は、重大で大規模な人権侵害を犯した日本北朝鮮の状況を議論していることに懸念を表明した。平壌はこの決議を受け入れず、投票を要請する必要も感じない。また、二重基準の原則でのロシア連邦、イランおよびシリアに対するいかなる決議も拒否する。

The Assembly President, noting that the delegate of the Democratic People’s Republic of Korea is referring to a different item, said nonetheless his statement will be included in the meeting’s record.
総会議長は、北朝鮮代表が別項目に言及していると指摘して、にもかかわらず彼の声明は会合の記録に含まれると述べた。

[…]

The representative of China said he was unable to vote on the draft resolution titled “United Nations Declaration on the Rights of Peasants and Other People Working in Rural Areas”, expressing support for the text.
中国代表は、テキスト委への支持を表明して、「小農や農村地域において働くその他の人々の権利に関する宣言」と題する決議草案に対して投票できなかったと述べた。

[…]

Moving on, the Assembly then turned to the report titled, “Human rights situations and reports of special rapporteurs and representatives” (document A/73/589/Add.3), containing five draft resolutions.
引き続き、総会はその後、五つの決議草案を含む、「人権状況および特別報告者および代表者の報告」と題する報告(ドキュメントA/73/589/Add.3)をとり上げた。

[…]

The representative of the Russian Federation said he did not support country-specific resolutions on human rights, which are often based on inaccurate information. Such blatantly political resolutions discredit efforts to establish cooperation. He said he will vote against the draft resolutions on the human rights situations in Iran, Myanmar and Syria and disassociate from the draft on the Democratic People’s Republic of Korea.
ロシア連邦代表は、しばしば不正確な情報に基づく人権に関する国別決議を支持しなかったと述べた。このような大胆な政治決議は、協力を確立するための取り組みの信用を傷つける。彼はイラン、ミャンマー、シリアにおける人権状況に関する決議草案に反対を投じ、北朝鮮に関する草案から離脱すると述べた。

[…]

The representative of the Democratic People’s Republic of Korea, recalling his earlier statement, reiterated his total rejection of the draft resolution concerning his country, which aims to disgrace its image. He neither recognizes nor accepts the resolution nor feels the need to call for a vote.
北朝鮮代表は、彼の先の発言を想起して、そのイメージを汚すことを目的とする、彼の国に関する決議草案の完全な拒絶を再確認した。彼は決議を承認も受け入れもせず、投票を要請する必要も感じない。

The representative of Venezuela, citing drafts on the Democratic People’s Republic of Korea, Iran and Syria, rejected any attempts to selectively address these issues for political purposes. The continued practice of selectivity in relation to such situations violates the principles of non-selectivity and universality with which the United Nations should address human rights. He expressed support for the position of the Non-Aligned Movement on this matter, stressing that Venezuela will vote against the drafts resolutions put to the vote, and disassociate from the draft on Democratic People’s Republic of Korea.
ベネズエラ代表は、北朝鮮、イランおよびシリアに関する草案を挙げて、政治的目的のためにそれらの問題について選択的に対処するいかなる試みも拒否した。そのような状況に関連した選択性の継続的な実践は、国連が人権に対処すべきである非選択性および普遍性の原則に違反する。ベネズエラは投票に付された決議草案に反対を投じ、北朝鮮に関する草案から離脱すると強調し、彼は、この問題に対する非同盟運動の立場への支持を表明した。

The representative of China said human rights differences should be resolved through constructive dialogue and cooperation based on mutual respect. He rejected the exertion of pressure on other countries under the pretext of human rights.
中国代表は、人権の違いは相互尊重に基づく建設的な対話と協力を通じて解決されるべきだと述べた。彼は人権の口実のもとで他国に対して圧力を行使することを拒絶した。

The Assembly then turned to draft resolution I titled “Situation of human rights in the Democratic People’s Republic of Korea”, first taking up the draft amendment (A/73/L.60).
総会はその後、「北朝鮮における人権状況」と題した決議草案 I に着手し、最初に修正案(A/73/L.60)を取り上げた。

It rejected that amendment by a recorded vote of 95 against to 19 in favour, with 43 abstentions.
反対95、支持19、棄権43での記録投票によりその修正案を否決した。

The Assembly then adopted, without a vote, draft resolution I as a whole, condemning long-standing and ongoing systematic gross rights violations in the Democratic People’s Republic of Korea.
総会はその後、投票なしで全体として決議草案 I を採択し、北朝鮮における長期にわたり継続中の体系的で重大な権利侵害を非難する。

[…]

The representative of Iran said the resolution on the human rights situation in the Democratic People’s Republic of Korea contravenes the principles of universality, objectivity and non-selectivity.
イラン代表は、北朝鮮における人権状況に関する決議は、普遍性、客観性および非選択性の原則に反すると述べた。

The representative of Cuba disassociated from consensus on the resolution on the human rights situation in the Democratic People’s Republic of Korea. It is only through genuine impartiality, non-selectivity and objectivity that human rights can be adequately promoted and protected. He reiterated the importance of the Universal Periodic Review to stimulate respectful cooperation, stressing that this resolution is counterproductive and involves the Security Council in matters that do not affect international peace and security.
キューバ代表は、北朝鮮における人権状況の解決に関するコンセンサスからの離脱した。人権が適切に推進され保護されるのは、本物の公平性、非選択性および客観性によってのみである。彼は、この決議は非生産的であり、国際平和と安全に影響を及ぼさない事項には安全保障理事会が関与することを強調しながら、尊重する協力を促進するための普遍的定期的審査の重要性を再確認した。

[…]


2018年12月26日

第97回人種差別撤廃委員会:第九十七回セッションを終結(韓国の報告に対する委員会総括所見)


文書番号:CERD18.32E

ノート:

  • 韓国に対する総括所見(最終見解)CERD/C/KOR/CO/17-19(2018年12月14日、先行未編集版)は英語版全8ページ。一年以内に所見に対する進捗報告を行なうフォローアップ項目および次回定期報告対象の重点項目は以下のとおり(パラグラフ42、43)。市民でない者に対する差別に関する一般勧告 30(2004年/2005年)については関連エントリ 2018-08-30 、「証明書のない移住者」については同 2018-12-04 参照。

    フォローアップ項目

    • 証明書のない移住者

      16. 委員会は、労働組合員を含む証明書のない移住労働者を対象とした暴力防止対策、ならびに人権擁護者保護、平和的集会、結社の自由および団結権を含む、警察および移民局に行なう人権訓練を強化するための措置を講ずることを勧告する。委員会はまた、締約国が強制送還の恐れなしにすべての労働者が労働組合活動に参加する権利を保証することを勧告する。委員会はさらに、締約国が、被害者が移民の地位に関する先入観なしで違反を報告し、適切な救済手段にアクセスできるようにするための措置をとることを勧告する。委員会は、締約国に、取り締まり後逮捕され強制送還された移住者の数と、過度の力が使用された事件における、捜査された事件の数に関するデータを提供するよう締約国に要請する。

    • 出生登録

      28. 市民でない者に対する差別に関する一般勧告30(2004年)において、委員会は出生登録が広範囲の人権を享受するための前提条件であることを強調する。締約国が、国籍および在留資格にかかわらず、締約国の領土において生まれたすべての子どもが登録されるようにするための措置をとるよう勧告する。委員会はまた、韓国の父親と外国の母親に生まれた非嫡出の子どもについて韓国市民権の障壁を撤廃することを勧告する。委員会はさらに、1961年の無国籍の削減に関する条約を締約国が批准することを勧告する。

    重点項目

    • 人種差別の法律と定義

      6. 委員会は、締約国が、条約第1条に沿って、禁止されたすべての理由での直接的・間接的な人種差別を定義し禁止する包括的な法律の採択を早める勧告(CERD/C/KOR/CO/15-16)を繰り返す。委員会はまた、締約国が、条約第4条に沿って、人種差別的動機を刑事犯罪に関して深刻な状況とみなすよう刑法を改正する勧告(CERD/C/KOR/CO/15-16)を繰り返す。委員会はさらに、締約国は、人種、肌の色、民族性、国籍、宗教、移民の地位、ジェンダーおよび差別の交差形態に識別される他の指標によって分類された、人種的動機の犯罪に関する統計を収集するメカニズムを設立することを勧告する。

    • 移住労働者

      10. 委員会は、締約国が、雇用許可制度および移住労働者に適用されるその他の法律を、さらに改正することを勧告する:a)家族再会の促進、b)職場変更を妨げる制限の除去、c)滞在最大期間の延長、および、d)異なるビザの種類を取得できるようにする。

      12. 市民でない者に対する差別に関する一般勧告30(2005年)において、委員会は、締約国は、差別的な目的または効果を有する可能性のある雇用規則および慣行を含む、労働条件および労働要件に関する市民でない者に対する差別を排除するために、移住労働者に適用される法律に必要な改正を行うことを勧告する。また、移民労働者を雇用している産業における労働検査を強化することを含め、移民の地位を損なうことなく、国民と外国人労働者のあいだの差別と確固として戦うことを勧告する。さらに、締約国は、権利が侵害された場合の移住労働者に対する適切な救済手段へのアクセスを保証し、責任者に説明責任を負わせ、適切な罰則を課すようにすることを勧告する。最後に、委員会は、締約国に次回の定期報告において労働検査やその他の機関の訪問、違反、制裁、救済および罰則に関する統計を含めるよう要請する。

    • 証明書のない移住者

      18. 当委員会は、直ちに強制送還することができない移民の拘留の合法性が、独立したメカニズムによって定期的に見直されるように、移民法第63条を改正することを締約国に勧告する。また、亡命希望者の拘留は、最終手段で可能な限り短い期間による措置とみなされ、締約国が移住者の勾留のための期限を設定し、勾留に対する代替措置の優先を勧告する。委員会はさらに、締約国が児童/未成年者の拘留を退け、児童の最善の利益に関する規定を含めるよう移民法を改正することを勧告する。

    • 人身売買

      26 委員会は、締約国に勧告する:

      (a)(とくに女性と子供の人身売買を予防、抑止、処罰するための議定書に沿った)人身売買に関する包括的な法律を採択し、法律について国民に知らせるための意識向上キャンペーンを実施すること、

      (b)人身売買の被害者が当局に苦情を申し立て、被害者を保護し、救済手続きが終了するまで安定した居住地と基本的な生活を与えることを促進すること、

      (c)人身売買の事件の調査が専門的な方法で行われ、責任を負う者が説明責任を負うようにする。委員会は、締約国が、人身売買の被害者がリハビリテーションを含む適切な救済措置にアクセスするようにすることを勧告する。

    • 教育へのアクセス

      30. 委員会は、締約国が、すべての子どもに差別なく義務教育を拡大するために教育に関する枠組み法を改正することを勧告する。また、締約国は、移住者コミュニティ内や校長を含め、子どもが学校に通う権利の意識を高めることを勧告する。委員会はさらに、締約国が、韓国社会への統合を強化する観点から、通常の学校における移住者の子どもの就学率を高めるための措置をとることを勧告する。

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ(英語))

    • 「条約機関の国々」

      韓国の報告状況
      CERD - あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約:

    • 「条約機関セッション」

    韓国:

    総括所見

    • CERD/C/KOR/CO/17-19(先行未編集版、2018年12月14日発行)(PDF)-「韓国の十七回から十九回連結定期報告に対する総括所見」

    声明

    • 声明 - 開会挨拶(2018年12月3日)(Word)-「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約に対する韓国の第17から19回定期報告の審査に際しての韓国代表団団長カン・ジョンシク氏による開会声明」

    代表団/出席者リスト

    • 代表団リスト(2018年11月22日提出/2018年11月29日発行)(英語(PDF))- KGV/286/2018

    リスト・オブ・テーマ(テーマリスト)

    • CERD/C/KOR/Q/17-19(2018年10月31日)(html)-「韓国の第十七回から十九回連結定期報告に関するリスト・オブ・テーマ」

    NHRIからの情報

    • 国家人権委員会(2018年10月22日提出/2018年11月6日発行)(Word))-「国連「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約」 韓国の十七回から十九回定期報告審査のための韓国人権委員会の独立報告書」

    市民社会組織からの情報

    • 47韓国NGO連合(2018年10月24日発行)(PDF)-「韓国NGOによる国連人種差別撤廃委員会のオルタナティブ・レポート 97回セッション、2018年11月26日から12月14日」
    • 不当な日本批判を正す学者の会(2018年11月3日提出/2018年11月15日発行)(PDF)-「韓国における反日の実態」*1
    • 人種差別に反対する日本NGO連合(JNCRD)(2018年11月5日提出/2018年11月12日発行)(PDF)-「人種差別撤廃条約違反の親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」*2
    • 韓国弁護士協会(2018年11月5日提出/2018年11月20日発行)(PDF)-「韓国の第17回 - 19回定期報告審査のために国連人種差別撤廃委員会(CERD)に提出したオルタナティブ・レポート」

    締約国の報告書

    • CERD/C/KOR/17-19(2016年2月4日期限/2017年10月17日受領/2017年11月17日発行)(PDF)-「2016年期限の条約第9条に基づき韓国によって提出された第十七回から十九回連結定期報告」

    (共通)コアドキュメント

    • HRI/CORE/KOR/2016(2016年2月22日提出/2016年4月12日発行)(html)-「締約国の報告書の一部を構成するコアドキュメント 韓国」*3
  • 関連エントリ

  • 掲載URL:
    https://www.unog.ch/unog/website/news_media.nsf/(httpNewsByYear_en)/0DEBC1FDB7FFCA11C12583630056DDBB?OpenDocument


COMMITTEE ON THE ELIMINATION OF RACIAL DISCRIMINATION CONCLUDES ITS NINETY-SEVENTH SESSION
人種差別撤廃委員会、第九十七回セッションを終結

Adopts Concluding Observations and Recommendations on the Reports of Albania, Honduras, Iraq, Norway, Qatar and Republic of Korea
アルバニア、ホンジェラス、イラクノルウェーカタールおよび韓国の報告に対する最終見解と勧告を採択

30 August 2018
2018年12月14日

The Committee on the Elimination of Racial Discrimination today concluded its ninety-seventh session after adopting its concluding observations and recommendations on the reports of Albania, Honduras, Iraq, Norway, Qatar and Republic of Korea, which were considered during the session.
人種差別撤廃委員会は本日、セッション中に検討されたアルバニア、ホンジェラス、イラクノルウェーカタールおよび韓国の報告に対する最終見解と勧告を採択後、第九十七回セッションを終結した。

The concluding observations and recommendations of the Committee are available on the Committee’s session webpage.
委員会の最終見解と勧告は委員会のセッション・ウェブページで入手できる。

Noureddine Amir, Committee Chairperson, summarizing the work carried out during the session, noted that the Committee had held informal meetings with non-governmental organizations and an informal meeting with 61 States parties. It had also met with the Working Group on people of African descent. More had to be achieved in order to homogenize the Committee’s methods of work and to adopt universal declarations on people of African descent and indigenous peoples.
セッション中行なわれた作業を要約した委員会委員長ヌールディン・アミールは、委員会がNGOとの非公式会合と、61の締約国との非公式会合を開催したことを指摘した。また、アフリカ系の人々に関する作業部会との会合も行なった。委員会の作業方法を均等化し、アフリカ系の人々や先住民に関する普遍的宣言を採択するために、より多くが達成されなければならなかった。

[…]


2018年12月17日

*1:

*2:ditto.

*3:

第97回人種差別撤廃委員会:韓国の報告を審査


文書番号:CERD18/028E

ノート:

  • 会合は12月3日 15:00 - 18:00 、4日 10:00 - 13:00 ジュネーブ国連欧州本部パレ・ウィルソン一階会議室で行なわれた *1 。21名の代表団 *2NGO との非公式会合(韓国の惨状?)については関連エントリ 2018-12-03 参照。
  • ご承知のように(?)当方は韓国に同情的とはいえないのだが、少しは政府の代表に同情せざるを得ない。かんぜんにとは言わないが、この委員会は第一条二項の規定にもかかわらず<非市民区別撤廃委員会>と化している。

    1 この条約において、「人種差別」とは、人種、皮膚の色、世系又は民族的若しくは種族的出身に基づくあらゆる区別、排除、制限又は優先であって、政治的、経済的、社会的、文化的その他のあらゆる公的生活の分野における平等の立場での人権及び基本的自由を認識し、享有し又は行使することを妨げ又は害する目的又は効果を有するものをいう。

    2 この条約は、締約国が市民と市民でない者との間に設ける区別、排除、制限又は優先については、適用しない。

    人種差別撤廃条約 第一条 *3

    例えれば、委員会は外国籍の韓国系非韓国市民が一般の韓国市民と区別されるのはけしからんと言っているようなものである *4 。これは<人種差別>なのか *5 *6 。で、

    韓国の血統の純粋さを保護するという古い考えがまだ生きている

    慰安婦問題でおなじみ、マクドゥーガル主査の、報告を受けての初日の結論である。儒教的血族主義とかそういう考え方が残ってたりするのだろうが、第二条のもんだいを一足飛びに人種差別に捻じ曲げて論じるのはどうなのか *7市民社会の破壊を目論む左翼思想——さらに深堀りするとその背後にグローバリストの存在ということになるらしいのだが、そこまでグローバリストというのは全能なのか?という疑念も抱きつつ——市民統治による国民国家を破壊しようとするグローバリズムに通底するという感想を持たざるを得ない。

  • 「不法移民(illegal immigrants)」という表現は不適切で、「証明書のない移民(undocumented immigrants)」をつかうのが「国際基準」なのだそうである。ポリコレの前には法的正当性(?)もあったものではない。韓国政府代表は「中立的な用語」に変えるべきとの指摘に対し、(ここではすでに言わずもがなの)「不法移民」の用語説明で答えている。

    下記は「証明書のない移民」の強制送還を停止する大統領令を要求して「叫」び、米国大統領の演説を中断させた韓国人についての記事。11歳のとき「証明書なし」でアメリカに渡り、前年カリフォルニア大バークリー校を卒業、家族が強制送還されていたらしい。当地の「教育を通じた移民の権利促進アジア人学生(Asian Students Promoting Immigrant Rights through Education:ASPIRE)」という組織のメンバー(当時)らしいのだが、こういう盗…おっと「証明書なしで」あったのに猛々しいのは同じ「アジア人」でも日本人的メンタリティからは理解不能ではある。

    オバマ大統領、サンフランシスコでの移民演説で元UCバークレー学生自治会員に中断される」(『デイリー・カリフォーニアン』*8 /2013年11月23日)

  • 放送法」はヘイトスピーチを含む番組放送について罰則を規定している、としながら、「ヘイトスピーチを罰する別個の法制はなかったため、関連統計はなかった」という説明(本要約による)も、マクドゥーガル委員ならずとも意味不明。しかも、どの人権条約の委員会も好む個別法制の要請を後押しするだけである。いずれにせよ統計があったとしても日本ヘイトは反日無罪でノーカンではあろうが。本会合で日本の「現地官辺及び右翼性行市民団体」(官辺なのか)からの日本ヘイトについての報告 *9 がとり上げられた形跡も(本要約では)見受けられない。

  • (こちらは「労働法」という<個別法制>によるということか)「報告期間中に7,000以上の労働法違反」というのもすごい(違法行為は「軽微」としている)。あるいは「約55,000の職場変更要請」。第何次○○計画等の題目が並んでいるものの、そこここで中身が伴っていないのが露呈しているような印象を受ける。

  • 日本で少し話題になった医療保険制度への加入資格については在留期間までは議論されていない。この国でも先日「出入国管理及び難民認定法の一部を改正する法律案」が可決された。マスコミや野党のレッテル貼りはまったく当てにならず、法案は中身を見てみないとよくわからないが、「永住防止の原則に従って雇用許可制度を運用し」、すでに総人口の4.1パーセント(約218万人)に門戸を開いているという韓国の状況は他山の石とすべき点もあるだろう。日本は人数では上回って約264万人、総人口の約2.1パーセント *10 。いちど入れてしまったら「証明書なし」でもかんたんには返せない。

  • 「人種差別的ヒステリーに変化する可能性がある」*11 としたイエメン人大量渡航問題については下記メディア報道参照。最後の結論は、差別により「韓国は将来、国家危機に直面しているかもしれない」とのご宣託だが(以上マクドゥーガル委員)、外国人受け入れのもんだいが「国家の危機招く」のは EU 始めどの国もそうだろう。にんげんはそれほど上等に出来ていない。国民に対して何の責任も負わない委員のこの発言は反発を受けるのも当然という感はある。

  • (メディア報道より)

    • (レコードチャイナ/2018年12月7日)

      京郷新聞がそう報じたのかレコチャによる説明なのか不明だが、条約第一条に「国籍」による差別は規定されていないだろう *12

    • 済州島へのイエメン人大量渡航

      産経ニュース(2018年7月18日)

      同上(2018年10月17日)

      京郷新聞を引いて(渡航先は主題ではないが)巻き込みで日本を軽く(?)ディスる AFP(2018年7月14日)。

      韓国でも日本による1910~45年の植民地時代と1950~53年の朝鮮戦争中に、数百万人が半島から脱出したとされている。

      多くが日本に「脱出」したことには言及しない。

      日経(2018年6月20日)も京郷新聞を引いている。同じ記事かは不明だが「植民地時代」には言及せず。

      1948年から軍や警察が住民らを虐殺した「4.3事件」を逃れ済州島から日本に脱出したり、朝鮮戦争後には孤児らが欧米に渡ったりしたと指摘。

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ(英語))

    • 「条約機関の国々」

      韓国の報告状況
      CERD - あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約:

    • 「条約機関セッション」

    韓国:

    声明

    • 声明 - 開会挨拶(2018年12月3日)(Word)-「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約に対する韓国の第17から19回定期報告の審査に際しての韓国代表団団長カン・ジョンシク氏による開会声明」

    代表団/出席者リスト

    • 代表団リスト(2018年11月22日提出/2018年11月29日発行)(英語(PDF))- KGV/286/2018

    リスト・オブ・テーマ(テーマリスト)

    • CERD/C/KOR/Q/17-19(2018年10月31日)(html)-「韓国の第十七回から十九回連結定期報告に関するリスト・オブ・テーマ」

    NHRIからの情報

    • 国家人権委員会(2018年10月22日提出/2018年11月6日発行)(Word))-「国連「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約」 韓国の十七回から十九回定期報告審査のための韓国人権委員会の独立報告書」

    市民社会組織からの情報

    • 47韓国NGO連合(2018年10月24日発行)(PDF)-「韓国NGOによる国連人種差別撤廃委員会のオルタナティブ・レポート 97回セッション、2018年11月26日から12月14日」
    • 不当な日本批判を正す学者の会(2018年11月3日提出/2018年11月15日発行)(PDF)-「韓国における反日の実態」*13
    • 人種差別に反対する日本NGO連合(JNCRD)(2018年11月5日提出/2018年11月12日発行)(PDF)-「人種差別撤廃条約違反の親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」*14
    • 韓国弁護士協会(2018年11月5日提出/2018年11月20日発行)(PDF)-「韓国の第17回 - 19回定期報告審査のために国連人種差別撤廃委員会(CERD)に提出したオルタナティブ・レポート」

    締約国の報告書

    • CERD/C/KOR/17-19(2016年2月4日期限/2017年10月17日受領/2017年11月17日発行)(PDF)-「2016年期限の条約第9条に基づき韓国によって提出された第十七回から十九回連結定期報告」

    (共通)コアドキュメント

    • HRI/CORE/KOR/2016(2016年2月22日提出/2016年4月12日発行)(html)-「締約国の報告書の一部を構成するコアドキュメント 韓国」*15
  • 関連エントリ

  • 掲載URL:
    https://www.unog.ch/unog/website/news_media.nsf/(httpNewsByYear_en)/AB13826124AEE3DDC125835900580630?OpenDocument


COMMITTEE ON THE ELIMINATION OF RACIAL DISCRIMINATION EXAMINES THE REPORT OF THE REPUBLIC OF KOREA
人種差別撤廃委員会、韓国の報告を審査

4 December 2018
2018年12月4日

The Committee on the Elimination of Racial Discrimination today concluded its consideration of the combined seventeenth to nineteenth periodic report of the Republic of Korea on its implementation of the provisions of the International Convention on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination.
人種差別撤廃委員会は本日、あらゆる形態の人種差別撤廃条約の規定を実施するためにとられた措置に関する韓国の第十七回から十九回連結定期報告を終結した。

[…]

Report
報告

The Committee has before it the combined seventeenth to nineteenth periodic report of the Republic of Korea: CERD/C/KOR/17-19.
委員会には、その前に韓国の第十七回から十九回連結定期報告 CERD/C/KOR/17-19  がある。

Presentation of the Report
報告のプレゼンテーション

KANG JEONG-SIK, Deputy Minister for Multilateral and Global Affairs at the Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Korea, informed that the Government had adopted the Third National Action Plan for the Promotion and Protection of Human Rights 2018-2022, and it had announced its Third Multicultural Family Basic Plan 2018-2022, as well as the Third Basic Plan for Immigration Policy 2018-2022. The Government was continuing its efforts to introduce a comprehensive anti-discrimination act, which included racial discrimination issues, and it would continue to research, review and gather public opinion in that regard. While it was still to come up with stand-alone legislation on racial discrimination, hate speech was punished as defamation or insult in line with the Criminal Act and other laws. The Government would also carefully review whether fake news and biased media coverage constituted defamation or insult, and whether they were subject to criminal punishment in full consideration of the racist motive in sentencing.
カン・ジョンシク、韓国外交部多国間・国際問題担当次官は、政府が2018年 - 2022年第三次人権促進・擁護国家活動計画を採択し、その2018年 - 2022年第三次多文化家族基本計画、加えて2018年 - 2022年第三次入国管理基本計画を発表していたことを報告した。政府は、人種差別問題を含む包括的差別禁止法を導入する取り組みを続けており、その関連で研究、審査および世論調査を続けている。人種差別に関する独立法制はまだ策定していたが、ヘイトスピーチは刑法やその他の法律に沿った名誉毀損または侮辱として処罰された。政府はまた、フェイクニュースや偏向したメディア報道が名誉毀損や侮辱を構成しているか否か、また、判決において人種差別主義の動機の十分な考慮において刑罰を科すか否かを慎重に検討する。

Turning to the accomplishments of the Second National Action Plan for the Promotion and Protection of Human Rights, Mr. Kang noted that the State had expanded the number of organizations operating social integration programmes, and had carried out online education through video e-learning platforms. The Government had revised the Act on the Protection and Promotion of Cultural Diversity and its Enforcement Decree, which was the legal basis of the national policies supporting immigrants’ culture and communities. In June 2013, the authorities had established a bureau on refugees with increased personnel and they had enacted the Guidelines for the Treatment of Refugees. Through the guidelines, the Government operated the Immigration and Foreigners’ Support Centre and had provided refugee applicants with medical care, living costs and housing support. The authorities provided foreigners, married immigrant women and children of refugees with medical expenses support, as well as multi-language counselling and rehabilitation for the victims of sex trafficking.
第二次人権促進・擁護国家活動計画の成果に向かい、カン氏は、締約国が社会統合プログラムを運営する組織の数を拡大し、ビデオe-ラーニング・プラットフォームを通じてオンライン教育を実施していたと指摘した。政府は移民の文化やコミュニティを支援する国家政策の法的根拠となった、文化多様性の促進・擁護に関する法律とその施行令を改正していた。2013年6月に、当局は人員を増加した難民局を設置し、難民の処遇についてのガイドラインを制定していた。このガイドラインを通じ、政府は移民外国人支援センターを運営し、難民申請者に医療、生活費および住居支援を提供した。当局は、外国人、結婚した移民女性、難民の子どもたちに医療費、加えて性売買被害者のための多言語カウンセリングとリハビリテーションを提供した。

The Third National Action Plan for the Promotion and Protection of Human Rights aimed, among other things, to ensure the human rights of persons who violated the Immigration Law, ensure a stable legal status for married immigrant women, strengthen the social integration of immigrants, supervise and improve the working conditions for migrant workers, strengthen the monitoring of racial discrimination and hate speech in the media, and to prevent human rights abuses committed by overseas Korean companies. The Government operated the Employment Permit System following the principle of preventing permanent residency. Non-citizens qualified for non-professional employment could enter the country for work and then return home after the employment period ended. Since October 2011, migrant workers with certain qualifications, including skilled workers and foreign workers, had been allowed to work in the country for extended periods and to invite their families. Migrant workers could change their workplace without restriction if they were mistreated by the employer or were unable to work due to the employer’s violation of the labour relations-related laws.
第三次人権促進・擁護国家活動計画は、とりわけ、移民法違反者の人権を確保し、結婚移民の女性のために安定した法的地位を確保し、移民の社会統合を強化し、移住労働者の労働条件を監督し改善し、メディアにおける人種差別や憎悪の監視を強化し、海外の韓国企業による人権侵害を防止することを目的とした。政府は永住防止の原則に従って雇用許可制度を運用した。非プロフェッショナル雇用の資格を持つ非市民は仕事のために国に入国し、その後雇用期間の終了後、帰国することができる。2011年10月以降、熟練労働者や外国人労働者を含む特定資格を持つ移住労働者は、長期間同国において働くことや家族を招待することが許可されていた。移住労働者は、雇用者により虐待を受けたり、雇用者の労働関係関連法違反により就労できなかったりした場合、自由に職場を変えることができる。

Turning to asylum seekers and refugees, Mr. Kang reminded that the Refugee Act of 2013 stipulated refugee status determination, the right to legal assistance and interpretation services, as well as the right to appeal. Once legally recognized, refugees could receive social security and basic living benefits. They could also learn the Korean language and culture, and they could receive vocational training through the social integration programmes. The Government granted work permits to refugee applicants and recognized refugees and humanitarian stay permit holders so that they could be financially independent through work and contribute to the society. The Refugee Committee ensured the fairness and objectivity of the refugee determination procedure.
亡命申請者と難民に向かい、カン氏は、2013年の難民法では、難民の地位の認定、法的支援への権利および通訳サービス、加えて控訴権を規定したことを想起させた。法的に認められれば、難民は社会保障と基本的な生活上の利益を受けることができる。韓国語と文化を学ぶこともでき、社会統合プログラムを通じて職業訓練を受けることがでる。仕事を通じて財政的に独立し社会に貢献できるように、政府は難民申請者に労働許可を与え、難民および人道滞在許可所有者を認定した。難民委員会は難民認定手続の公平性と客観性を確保した。

On birth registration, Mr. Kang informed that when children of non-citizens were born in the Republic of Korea, their parents could register their birth at the embassy of their country of origin. When that was not possible, the Government provided those children with a birth certificate and it registered them as foreigners, allowing them to stay in the country. The Government was planning to study and review issues surrounding the birth registration system and to collect opinions from the public. The Government had granted humanitarian stay permits to many Yemeni asylum seekers on Jeju island in the first half of 2018, and it planned to establish a mentoring system to help them adapt to the Korean society.
出生登録に関して、カン氏は、非市民の子どもが韓国において生まれたとき、両親は出身国の大使館で出生を登録することができると報告した。それが不可能だったとき、政府はそれらの子どもに出生証明書を提供し、彼らが同国において滞在することを許可して外国人として登録した。政府は、出生登録制度をめぐる問題の検討と見直し、国民からの意見収集を計画していた。政府は、2018年前半に済州島での多くのイエメン亡命希望者に人道的滞在許可を与え、韓国社会に適応するために彼らを支援する相談システムを設置することを計画した。

The Prosecutor’s Office had set out special rules in the Guidelines to Protect Foreign Victims of Domestic Violence, and it was devoted to protecting their rights through guaranteeing the right to request interpreters in the investigation process, the right for an appearance of persons in a relationship of trust, and legal aid. In April 2013, the Government had revised the Criminal Act to criminalize trafficking in persons. All types of trafficking were subject to criminal punishment, whereas aggravating factors included trafficking for indecent acts, adultery, marriage or commercial sale, labour exploitation, prostitution and sexual exploitation, organ harvesting, or transporting a person abroad. Moving on to international marriages, Mr. Kang explained that as their numbers had soared since the early 2000s, the Government had enacted the Multicultural Families Support Act in 2008, and it was developing family policies to form inclusive family concepts and overcome social prejudices.
検察は、家庭内暴力の外国人犠牲者保護指針において特別ルールを定め、捜査過程において通訳を要請し、信頼関係にある者の出席のための権利、および法的支援を通じ、彼らの権利を保障することに専念した。2013年4月、政府は人身売買を犯罪化するために刑法を改正した。加重要素には、わいせつ行為、姦通、結婚または商業販売、労働搾取、売春および性的搾取、臓器摘出、または個人を海外に輸送するための売買を含のであり、人身売買すべての種類が刑罰を科された。国際結婚に移り、カン氏は、2000年代初めから数が急増したため、2008年に多文化家族支援法を制定し、包括的家族概念を形成し、社会的偏見を克服するための家族政策を策定していたと説明した。

Finally, briefing the Committee about the National Human Rights Commission, Mr. Kang informed that the revised National Human Rights Commission Act of 2016 aimed to strengthen the transparency and diversity of the selection of commissioners. The revised law stipulated the eligibility criteria for commissioners, and it widened the scope of candidates to include civil society groups. The Government’s new five-year plan announced in July 2017 foresaw an increase in the budget for the National Human Rights Commission.
最後に、国家人権委員会について委員会に概説し、カン氏は、2016年改正国家人権委員会法が委員選出の透明性と多様性を強化することを目的としたと報告した。改正法は、委員の適格基準を定め、市民団体を含む候補者の範囲を広げた。2017年7月に発表された政府の新しい五か年計画は、国家人権委員会のための予算の増加を見込んだ。

JEONG MOONJA, Standing Commissioner of the National Human Rights Commission of the Republic of Korea, informed that as of December 2017, some 2.18 million foreigners resided in the Republic of Korea (4.1 per cent of the overall population). Accordingly, the Government had revised the rules and regulations and it had built a public infrastructure to support and acculturate migrants. However, there was a lot to improve in that respect. First, the Framework Act on Treatment of Foreigners Residing in the Republic of Korea used the term “illegal immigrants” for those who were undocumented or overstayed a visa. The term incurred negative perceptions of migrants and rendered them vulnerable to human rights violations. That term should be revised in line with international standards. Second, the arrival of more than 500 Yemenis on Jeju island in April and May 2018 had led to an anti-immigrant backlash that had quickly spread throughout the country due to misleading news reports. The Commission urged the Government to demonstrate a fair stance and to establish measures that conformed to international human rights standards and to the Refugee Act.
ジョン・ムンジャ、韓国人権委員会常任委員は、2017年12月現在、約218万人の外国人が韓国に住んでいることを報告した(総人口の4.1パーセント)。したがって、政府は規則や規制を改訂し、移住者を支援し、同化するための公共インフラを構築していた。しかしながら、その点において改善することが多くあった。第一に、韓国在留外国人の処遇に関する枠組み法では、証明書のない、またはビザを超えて滞在する者に「不法移民」という用語を使用していた。この用語は移民の否定的な認識を生じさせ、彼らを人権侵害に脆弱にした。その用語は国際基準に沿って改訂されるべきである。第二に、2018年4月と5月における済州島での500以上のイエメン人の到着が、誤解を招くニュースレポートにより、国中に急速に広がった反移民の反発を引き起こした。委員会は、公正な立場を示し、国際人権基準および難民法に従う措置を確立するよう政府に強く促した。

Ms. Moonja stressed that it was highly critical to remain alert, to cautiously track how racial discrimination progressed, and to educate the public that xenophobia and racism were intolerable crimes. The Government should take on more active legislative efforts to enact a comprehensive anti-discrimination act in the near future. Third, about 80 people had died or been injured due to the crackdowns on migrants in the period between 2008 and 2017. In response, the Commission had launched an ex officio investigation. Fourth, the Government should revise its immigration policies with respect to occupational accidents of migrant workers, maternity protection for foreign mothers giving birth in the Republic of Korea, sexual harassment at the workplace, the right to education for migrant children, and healthcare and social welfare benefits for children of migrant parents born in the country. Finally, the authorities should also conduct regular and broad investigations into trafficking of persons for the purpose of prostitution.
ムンジャ氏は、人種差別がどのように進行したかを注意深く追跡し、外国人嫌悪とレイシズムが許し難い犯罪であることを国民に教育することは非常に重要であると強調した。政府は近い将来、包括的差別禁止法を制定するために、より積極的な法的取り組みを行なうべきである。第三に、2008年から2017年の期間において移民に対する弾圧により約80人が死亡または負傷した。それに応じて、委員会は職権による調査を開始した。第四に、政府は、移住労働者の労働災害韓国で出産する外国人母親に対する母性保護、韓国において出産する外国人母親のための母性保護。職場でのセクシュアルハラスメント、移住者の子どもへの教育への権利、および同国において生まれた移住者の両親の子どものための医療と社会福祉給付に関する移民政策を修正すべきである。最後に、当局は売春目的のための人身売買について定期的かつ広範な調査を行うべきである。

Questions by the Country Rapporteurs
国別報告者による質問

GAY MCDOUGALL, Committee Member and Country Rapporteur for the Republic of Korea, regretted that the State party’s consultation with civil society in the preparation of the periodic report had not included the representatives of non-governmental organizations who had come to present their reports to the Committee.
ゲイ・マクドゥーガル、委員会メンバーおよび韓国担当国別報告者は、定期報告作成における締約国の市民社会との協議は、委員会に報告を提出した非政府組織の代表を含んでいなかったことが遺憾だった。

Turning to the degree to which the Convention obligations were reflected in domestic law and in the institutional and policy frameworks, Ms. McDougall urged the State party to include in its legislation a comprehensive and consolidated law that encompassed all prohibited grounds for discrimination listed in article 1 of the Convention, as well as a full description of both direct and indirect forms of discrimination and all elements of article 4 of the Convention on hate speech, incitement to hatred, and racist organizations. Unfortunately, such legislation had not been adopted by the Republic of Korea.
条約義務が国内法および制度的・政策的枠組みにおいて反映されていた度合いに向かい、マクドゥーガル氏は、条約第1条において記載されている差別について禁止された根拠をすべて網羅した包括的かつ統合された法律、加えて差別の直接的および間接的な形態両方、ならびにヘイトスピーチ、ヘイトに対する扇動、およびレイシスト組織に関する条約第4条のすべての要素の完全な記述をその法制に含めるよう締約国に強く促した。残念ながら、そのような法制は韓国によって採択されていなかった。

How did the Criminal Code comply with article 4 of the Convention to criminalize hate speech? What sanctions had the State party adopted to punish acts of racial discrimination and to declare illegal organizations that promoted racial discrimination? What measures had the State party taken to set up a mechanism to collect and analyse statistics on complaints of racial discrimination brought to domestic courts? What was the number of investigations carried out, convictions, sanctions and reparation provided to victims?
刑法はヘイトスピーチを犯罪とする条約第4条をどのように遵守したのか?。人種差別行為を処罰し、人種差別を助長する違法組織を宣言するために締約国が採用していた制裁は何か?。国内裁判所に持ちこまれた人種差別の申し立てに関する統計を収集し分析するメカニズムを設置するために締約国がとっていた措置は何か?。捜査実施、有罪判決、および犠牲者に提供された賠償の件数はどうだったか?。

Moving on to Yemeni asylum seekers on Jeju island, the Country Rapporteur warned that anti-refugee sentiment could spread quickly and if mishandled, it could turn into racist hysteria. The events of May 2018 had demonstrated the importance of having an appropriate legal and policy framework in place to quash the spread of racist propaganda and for the Government to be prepared to play a leadership role in defending policies of multiculturalism and to curb xenophobic public debate.
済州島でのイエメン人難民申請者に移り、国別報告者は、反難民感情が急速に広がり、処置を誤ると、人種差別的ヒステリーに変化する可能性があると述べた。2018年5月の出来事は、人種差別的プロパガンダの拡散を断ち切り、政府が多文化主義の政策を守るためのリーダーシップの役割を発揮することや外国人嫌悪の公的討論を抑制することに備えるための適切な法的および政策枠組みを持つことの重要性を実証した。

Of further importance were measures to counter and prevent xenophobic discourse against foreigners by political and public figures, Ms. McDougall stressed. What sanctions had been imposed under article 100 of the Broadcast Law? What actions had been taken against conservative Christian groups that had actively and publicly instigated racist sentiments against people of the Muslim faith? What steps had been taken by the Government to remove terms, such as “illegal migrants,” which was used in the Framework Act on Treatment of Foreigners Residing in the Republic of Korea, to a more neutral term such as “undocumented immigrants”?
さらに重要なのは、政治家や公人による外国人に対する外国人嫌悪の言説に対抗し防止するための措置だった、とマクドゥーガル氏は強調した。放送法第100条に基づき負わされた制裁は何か?。イスラム信仰の人々に対する人種主義的感情を盛大かつ公的に扇動した保守的なキリスト教徒グループに対してとられていた措置は何か?。韓国在留外国人の処遇に関する枠組み法において使われていた、「不法移住者」のような用語を「証明書のない移民」のような、より中立的な用語に移すために政府によってどのような措置がとられていたのか?。

The Multicultural Families Support Act stigmatized and excluded from support certain unions based on ethnocentric notions rather than extending programmes of support to all migrants, Ms. McDougall underlined. The Act was applied on a limited basis and only to families where one spouse was a Korean citizen. Also problematic was the lack of safeguards for the rights of “marriage migrants” who divorced.
多文化家族支援法は、すべての移住者に支援プログラムを拡大するのではなく、民族中心の概念に基づき汚名を着せ、一定の結び付きを支援することから排除した、マクドゥーガル氏は強調した。法律は限定的に適用され、一方の配偶者が韓国市民であった家族に対してのみ適用された。また、問題があるのは、離婚した「結婚移住者」の権利についての保護措置の欠如もだった。

Ms. McDougall concluded by saying that she had an impression that the old notions of protecting the purity of Korean blood-lines were still alive, as demonstrated in the State party’s careful distinctions between Korean citizens and non-citizens when extending rights and protection.
マクドゥーガル氏は、権利と保護を拡大する際の韓国市民と非市民の慎重な区別で示されているように、韓国の血統の純粋さを保護するという古い考えがまだ生きているという印象を持ったと言い結論付けた。

Questions by Other Experts
他の専門家による質問

GUN KUT, Committee Rapporteur for Follow-up to Concluding Observations, commended the State party for its timely submission of the interim report in which it had addressed all the questions raised by the Committee in connection with the concluding observations from 2012. The Committee had requested the State party to submit information regarding the employment permit system for migrant workers, the ratification of the Convention on the Protection of All Migrant Workers and Their Families, protection of the rights of undocumented migrant workers, expulsion and detention of undocumented migrants, and the situation of refugees, asylum seekers and stateless persons. The Committee had noted the lack of legislative changes to guarantee mandatory birth registration of non-citizen children.
ガン・クト、最終見解フォローアップ担当委員会メンバーは、2012年の最終見解に関連して、委員会により提起されたすべての質問に対処した中間報告の時宜を得た提出について締約国を賞賛した。委員会は、移住労働者のための雇用許可制度、すべての移住労働者とその家族の保護に関する条約の批准、証明書のない移住労働者の権利保護、証明書のない移住者の追放と拘留、ならびに難民、亡命希望者および無国籍者の状況に関する情報を提出するよう締約国に要請していた。委員会は非市民の子どもの強制的出生登録を保証するための法律上の変更がないことを指摘していた。

An Expert observed that the Republic of Korea needed migrant workers due to the low birth rate and ageing population. Since access to Korean nationality was restricted, would the State party make the naturalization process less restrictive? Refugees and asylum seekers often could not obtain birth certificates from their countries of origin. Would the State party improve the provision of that service to those foreigners who could not obtain it?
専門家は、韓国出生率の低さと高齢化のために移住労働者を必要としていることを観察した。韓国国籍へのアクセスは制限されており、締約国は帰化プロセスの制限を緩和するのか?。難民と亡命希望者は、しばしば出身国から出生証明書を得ることができなかった。締約国は、それを入手できない外国人へのそのサービス提供を改善するのか?。

There was no protection of migrant children from detention and deportation. Since 2015 more than 200 children had been detained for the violation of the Immigration Act. Did detained children have full access to education? What was the average length of preventive detention?
移住した子どもを拘留と追放から保護することができなかった。2015年以来、移民法違反のために200以上の子どもが拘留されていた。拘留された子どもは教育に完全にアクセスできたのか?。予防拘留の平均期間はどうか?。

The restriction on family reunion remained and prejudices against migrants from low-income countries could lead to the exploitation and ill-treatment of migrant workers. There had been several reports of violent crackdowns on migrant workers by the Ministry of Justice, leading even to death. Would the Government amend the Labour Law with respect to the right of migrant workers to change employers? How could migrant workers prove mistreatment by employers? Would the Government ensure the right of migrant workers, particularly those in agriculture and fisheries, to self-organize? Migrant workers in the agricultural sector had low access to healthcare, an Expert observed.
家族再会に対する制限が残っており、低所得国からの移民に対する偏見は、移住労働者の搾取と虐待につながる可能性がある。法務部による移住労働者に対する、死にさえ至っている暴力的取り締まりの報告が数件ある。移住労働者が雇用主を変える権利に関して政府は労働法を改正するのか?。移住労働者は、どのようにして雇用主からの虐待を証明することができるのか?。政府は移住労働者、とくに農業や漁業における者が自己組織化する権利を確保するのか?。農業部門における移住労働者は医療へのアクセスが低かったと専門家は観察した。

The number of asylum applications had increased from some 2,000 in 2012 to more than 10,000 in 2017. Would the authorities provide refugee determination officers with appropriate and culturally sensitive training? One Expert pointed to the prolonged detention of foreigners, noting that some had even been detained for six years. Would the authorities amend the Immigration Act to limit the detention period?
亡命申請件数は2012年における2,000から2017年における10,000以上に増加した。当局は難民認定官に適切かつ文化的感受性訓練を提供したか?。ある専門家は、一部は六年間拘留されていたと指摘し、外国人の長期拘留を指摘した。拘留期間を制限するために当局は移民法を改正するのか?

Did the State party plan to expand the scope of protection of multicultural unions? An Expert warned of the derogatory language used on social media platforms when referring to multicultural families. The number of so-called “marriage migrants” had doubled between 2012 and 2017, and it currently stood at about 280.
締約国は多文化の結び付きの保護範囲を拡大する予定だったのか?。専門家は、多文化家庭に言及する際にソーシャルメディア・プラットフォームにおいて使用される軽蔑的な言葉を警告した。いわゆる「結婚移民」の数は2012年から2017年に倍増し、現在約280に達した。

Migrant women accounted for almost 40 per cent of all migrant workers in the Republic of Korea. Were there any plans to provide maternity coverage, child support and unemployment benefits to them? Many migrant women sexually harassed at the workplace were unable to bring their complaints to light. How could the Government address that problem? The Experts also flagged the problem of differential salaries for migrant workers.
移住女性は韓国における全移住労働者の約40パーセントを占めた。出産費用保証、児童扶助および失業給付を彼らに提供する計画はあったか?。職場で性的嫌がらせされた多くの移住女性は、彼らの申し立てを明るみに出すことができなかった。政府はどのようにしてその問題に対処できるのか?。専門家はまた、移住労働者への差別的給与の問題も警告した。

The Experts noted that the definition of trafficking in persons in the Criminal Code, especially when it concerned women and children, was not in line with the Palermo Protocol. How many persons had been prosecuted and punished for trafficking?
専門家は、刑法の人における人身売買の定義は、とくに女性と子どもに関する際、パレルモ議定書に沿っていないと指摘した。人身売買のために何人が起訴され処罰されたのか?。

What was the coverage of school courses on multiculturalism? What was the number of stateless persons? What statistical data was available on women victims of domestic violence? What was the number of racially motivated hate crimes?
多文化主義に関する学校教育の範囲は何だったのか?。無国籍者数はどうだったのか?。家庭内暴力の女性犠牲者に関して何の統計データが利用可能か?。人種差別的動機によるヘイト犯罪の数はどうだったのか?。

The Refugee Committee under the Ministry of Justice had held only six meetings in 2017 to deal with more than 4,500 appeal cases. Was the refugee appeal procedure intrinsically flawed with so many appeal cases in so few meetings? Did the low rate of refugee recognition go hand-in-hand with the rise in anti-immigrant sentiment in the country? Would the State party contemplate taking active measures to counter hate speech?
法務部のもとの難民委員会は、4,500以上の訴えの事例に対処するために、2017年においてわずか六回の会合を開催していた。非常に少数の会合における非常に多くの訴えの事例による難民の訴えの手続きは、本質的な欠陥があったのか?。難民認定の低い割合は、同国における反移民感情の高まりに関連していたのか?。締約国はヘイトスピーチに対抗するための積極的な措置を検討するのか?。

Referring to instances of police violence against human rights defenders, an Expert asked whether the State party planned to train the police on the maintenance of public order and on human rights issues?
人権擁護者に対する警察の暴力の実例に言及して、専門家は、締約国が公共秩序の維持に関してと人権問題に関して警察を訓練することを計画しているかどうかを尋ねた。

What was the update on drafting a comprehensive anti-discrimination law? The definition of racial discrimination differed across national laws, and there was no clear definition of indirect discrimination. Were the rulings of the Supreme Court on indirect discrimination applied by courts?
包括的差別禁止法の起草に関する最新情報はどうか?。人種差別の定義は国内法令によって異なり、間接差別の明確な定義はなかった。間接差別に関する最高裁判所の判決は、法廷によって適用されたのか?

What were the criteria for obtaining a permanent residence permit in the Republic of Korea? Could a foreign spouse keep the permit after divorce?
韓国において永住権を取得するための基準は何か?。離婚後外国人配偶者は許可証を保持できるか?。

How did the Republic of Korea participate in the International Decade for People of African Descent?
韓国はどのようにアフリカ系の人々のための国際十年に参加したのか? 

Replies by the Delegation
代表団による返答

KANG JEONG-SIK, Deputy Minister for Multilateral and Global Affairs at the Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Korea, thanked the Committee Experts for their questions and comments. The Experts’ opinions provided the delegation with an opportunity to look at issues in a more objective manner, to assess them and to formulate relevant policies.
カン・ジョンシク、韓国外交部多国間・国際問題担当次官は、質問とコメントについて委員会専門家に感謝した。 専門家の意見は、より客観的な方法で、問題を検討することにより、それらを評価し関連する政策を策定する機会を代表団に与えた。

In 2013, the Ministry of Justice, together with other relevant ministries, had set up a council for the adoption of an anti-discrimination law. The Third National Action Plan for the Promotion and Protection of Human Rights 2018-2022 envisaged the adoption of such a law in order to protect the right to equality, the delegation clarified. As for the Constitutional Court’s two judgments on indirect discrimination, the delegation explained that they could apply to cases of racial discrimination.
2013年に法務部は、他の関連省庁とともに、差別禁止法の採択のための評議会を設置した。2018年 - 2022年第三次人権促進・擁護国家活動計画は平等に対する権利を守るために、そのような法律の採択を想定していた、代表団は明らかにした。憲法裁判所の間接差別に関する二つの判決について、代表団は人種差別の事例に適用できると説明した。

As for the implementation of the International Decade for People of African Descent, the delegation explained that the Government had not established a specific plan, but it noted that the Second National Action Plan for the Promotion and Protection of Human Rights contained actions relevant to the Durban Programme. In addition, the authorities had set up the Korea-Africa Foundation.
アフリカ系の人々のための国際十年の実施について、代表団は政府が特定の計画を制定していなかったと説明したが、第二次人権促進・擁護国家活動計画はダーバン計画に関連する活動を含んでいた。さらに、当局は韓国アフリカ基金を設立していた。

The term “illegal immigrants” described persons who overstayed their visa or who did not register as foreigners. The Government had countered the fake news regarding the Yemeni asylum seekers on Jeju island by publishing correct information about the situation. The authorities would look into whether any defamation had been committed and it would take stringent actions.
「不法移民」という用語は、彼らのビザを超過滞在した人または外国人として登録しなかった人を表す。政府は、状況に関する正しい情報を公開することにより済州島でのイエメン人亡命希望者に関するフェイクニュースに反論していた。当局はあらゆる名誉毀損が犯されているかどうか調べ、厳重な措置をとる。

Responding to Experts’ questions about hate speech in online and traditional media, the delegation explained that a relevant committee had conducted monitoring for racist hate speech. The Broadcasting Act stipulated fines and actions against managers and personnel for broadcasting programmes containing hate speech. Since there was no separate legislation punishing hate speech, there were no relevant statistics.
オンラインメディアと伝統的メディアにおける差別的発言に関する専門家の質問に応えて、代表者は関連委員会が人種差別的ヘイトスピーチを監視していたと説明した。放送法ヘイトスピーチを含む番組放送についての管理者と人員に対する罰金と措置を規定している。ヘイトスピーチを罰する別個の法制はなかったため、関連統計はなかった。

With respect to Islamophobia, the delegation noted that specialized prosecutors led investigations to determine whether there was any defamation. If hate speech constituted defamation or insult, it was punished under the law. As for defining hate speech as a separate crime, it would be quite difficult to define a clear scope.
イスラム嫌悪に関して、代表団は、専門検察官があらゆる名誉毀損の有無を断定するために捜査を率いたことを指摘した。ヘイトスピーチ名誉毀損や侮辱を構成すれば、法のもとで罰せられた。ヘイトスピーチを別個の犯罪として定義する場合、明確な範囲を定義することは非常に難しくなる。

Foreigners signed labour contracts before they arrived in the country, but they should not be unfairly prevented from changing their workplace. If the employer-worker dispute hindered the change of the workplace, foreign workers who were treated illegally and unfairly could change the workplace without deducting from the allowed number of workplace changes. Foreigner workers could freely form or join labour unions. There had been no case of deportation of foreign workers because they were members of labour unions.
外国人は入国前に労働契約を締結していたが、職場を変えることを不当に禁止されるべきではない。労使の紛争が職場の変更を妨げた場合、不法で不公平に扱われた外国人労働者は、許可された職場変更数から差し引かずに職場を変更することができる。外国人労働者は自由に労働組合を結成または加入することができる。外国人労働者労働組合のメンバーであったため、外国人労働者の追放の事例はなかった。

With respect to Experts’ concern that migrant workers in agriculture and fisheries were not paid the minimum wage, the delegation stressed that the Government equally applied labour-related laws to foreign workers, including the Minimum Wage Act. When foreign workers signed labour contracts, the Government checked whether those contracts contained provisions on the minimum wage. It was true that some employers did not respect the law in that respect and mindful of that situation, the authorities would conduct intensive supervision.
農業および漁業における外国人労働者最低賃金を支払われなかったという専門家の懸念に関して、代表団は、政府が最低賃金法を含め、労働関連法を外国人労働者に平等に適用したことを強調した。外国人労働者が労働契約を締結したとき、政府はそれらの契約に最低賃金に関する規定が含まれているかどうかを確認した。一部の雇用者がその点で法律を尊重せず、その状況に留意していたのは事実であり、当局は突っ込んだ監督を行なう。

The Ministry of Employment and Labour explained that any violations identified through supervision were strictly punished. More than 7,000 violations of the Labour Law had been identified during the reporting period. The percentage of judicial actions was not high due to the fact that the violations were minor in their nature. In 2017, out of some 55,000 requests for workplace change, 95.5 per cent had been re-employed within the given timeframe. Relevant guidelines to prevent long working hours were in place in the agricultural and livestock sector.
雇用労働部は、監督を通じて特定されたいかなる違反行為もすべて厳重に処罰されたと説明した。報告期間中に7,000以上の労働法違反が確認されている。その性質上違法行為が軽微であったという事実のため、訴訟の割合は高くなかった。2017年には、約55,000の職場変更要請のうち、95.5パーセントが所定の期間内に再雇用されていた。農業および畜産部門における長労働時間を防止するための関連するガイドラインが整備されていた。

The Nationality Act and laws on social benefits were not entirely in line with the Convention on the Protection of All Migrant Workers and Their Families, and as such they could not be immediately amended. However, the Republic of Korea treated foreign workers equally under the Labour Standards Act, the Minimum Wage Act, the Occupational Hazards Act, and other labour-related acts. The number of foreign workers registered for the mandatory State health insurance was lower than that of Korean workers because the majority worked in small-scale businesses. The Government would ensure that no foreign worker was excluded from the health insurance scheme.
国籍法や社会給付に関する法律は、すべての移民労働者とその家族の保護に関する条約と完全に一致しておらず、直ちに改正できない。しかしながら、韓国は、労働基準法最低賃金法、労働安全法、およびその他の労働関連の法律に基づいて外国人労働者を平等に扱った。強制的国家健康保険について登録された外国人労働者の数は、大多数が小規模企業において働いていたため韓国人労働者よりも低かった。政府は、外国人労働者医療保険制度から除外されないようにする。

The Ministry of Justice informed that 28,784 foreigners had been deported in 2016, whereas in 2017 that number was 26,694. Children of recognized refugees could receive an alien registration permit with their hospital issued birth certificate. The Ministry of Justice had taken action on the universal birth registration and would conduct research on various points of dispute.
法務部は、2016年において28,784の外国人が国外退去されていた一方、2017年においてはその数は26,694だったと報告した。認定された難民の子どもは、出生証明書を発行した病院により外国人登録証を受け取ることができる。法務部は包括的出生登録に関する措置をとり、さまざまな争点に関する調査を行なった。

On the facilitation of the naturalization process, the Ministry of Justice stated that it would streamline the unnecessary administrative steps and shorten the process. Since 2014, the number of applications for naturalization had been increasing. In 2017, the number of naturalized persons stood at 10,086. The number of approved naturalizations had seen a slight decrease in the past year, but it was not directly correlated to hostility towards foreigners. Those who had invested significantly in the Republic of Korea did not have to reside a certain number of years in the country in order to be naturalized.
帰化プロセスの円滑化に関して、法務部は、不必要な行政手続きを合理化し、プロセスを短縮すると表明した。2014年以降、帰化申請件数が増加していた。2017年においては、帰化人の数は10,086に達した。承認された帰化の数は、過去1年においてわずかに減少していたが、外国人に対する敵意と直接的に関連していなかった。韓国において大幅に投資していた者は、帰化するために同国において一定の年数を居住する必要はなかった。

Pursuant to the Refugee Act, the refugee determination procedure was conducted professionally by relevant officers. Professional interpreters were appointed to help refugees during the procedure. There were 39 refugee determination procedure officers in total. However, due to the rising number of asylum seekers, there was a backlog of cases and the authorities were working to increase the number of refugee determination procedure personnel. The Ministry of Justice was working to enhance the competence of the refugee determination procedure personnel in cooperation with the Office of the High Commissioner for Human Rights.
民法に基づき、難民認定手続は関係する職員によって専門的に行なわれた。手続中に難民を支援するために専門通訳が任命された。全部で39の難民認定手続官がいた。しかしながら、亡命希望者の数が増えたために、事例の滞留があり、当局は難民認定手続要員の数を増やすよう努めていた。法務部は、人権高等弁務官事務所と協力において難民認定手続要員の能力を強化するよう努めていた。

Persons whose refugee status had been denied could submit an appeal to the Refugee Committee, which was composed of 15 members and was not a standing body. The review of appeals, therefore, could not be conducted regularly. The Government was working to make the Refugee Committee a permanent body with extended membership (30 members and some standing members) in order to improve the expertise and fairness of the appeal process.
難民の地位を拒否された者は、15のメンバーで構成され、常設ではない難民委員会に訴えを提出することができた。訴えの審査は、したがって、定期的に行なうことができなかった。政府は、訴えのプロセスの専門性と公平性を向上させるために、難民委員会を、メンバー数の拡大(30のメンバーと一部の常任メンバー)により常設機関にするよう努めていた。

Persons with a humanitarian status received access to refugee support facilities and the authorities were working to improve other benefits for them. They were not guaranteed the right to family reunion. However, if they had children below the age of 18, they could be granted such a permission. Migrant detention centres had telephone booths from which migrants could call the Ministry of Justice’s panel for the monitoring of human rights violations and receive counselling services in English or Chinese. The panel was made up of human rights activists and lawyers, academics and persons of various other backgrounds.
人道的地位を有する者は難民支援施設へのアクセスを受け、当局は彼らのための他の福利厚生の改善に努めていた。家族再会に対する権利は保証されていなかった。しかしながら、18歳未満の子どもがいれば、そのような許可を得ることができる。移住者収容センターには、移住者が人権侵害の監視のための法務部のパネルに電話をかけ、英語または中国語でカウンセリングサービスを受ける電話ブースがあった。パネルは、人権活動家、弁護士、学者およびその他さまざまな経歴の人物で構成されていた。

With respect to the Experts’ question about a limit for the detention of foreigners, the delegation clarified that there was no legal cap placed on their detention. However, every three months the Ministry of Justice needed to extend the detention time. The average period of detention was 10 days. For any foreign minor, even if subject to deportation, the detention period was kept to a minimum. Their deportation was suspended until they finished school. To counter racist perceptions about Muslims and their frequent association with terrorist activities, the authorities had conducted cultural sensitivity training for immigration officers.
外国人勾留のための限度についての専門家の質問に、代表団は、勾留に対する法的上限がないことを明らかにした。しかしながら、法務部は三か月ごとに勾留期間を延長する必要があった。平均勾留期間は10日間だった。あらゆる外国人未成年者については、強制送還されたとしても、勾留期間は最小限に抑えられた。彼らの強制送還は、学校を終えるまで延期された。ムスリムとテロリスト活動との頻繁な関連についての人種差別的認識に対策するために、当局は入国管理官に文化的感受性訓練を行なっていた。

The Ministry of Education informed that the entry of migrant children into the public education system was a very important issue. It encouraged their admission to the public education system in order to guarantee their right to education. As of 2018, there were over 22,000 foreign children studying in the Republic of Korea. Schools provided health insurance to children for any accidents that took place at school. Migrant children also benefitted from regular medical check-ups at schools.
教育部は、移住児童の公教育制度への参加は非常に重要な問題であると報告した。教育に対する権利を保証するために公的教育制度への入学を奨励した。2018年現在、22,000以上の外国人児童が韓国において学習していた。学校は、学校で起こったあらゆる事故のために児童に健康保険を提供した。移住児童はまた、学校での定期健康診断の恩恵を受けた。

To prevent prejudice and discrimination against multicultural families, the authorities provided multicultural education in pre-school, primary and secondary schools. All concepts about the national homogeneity had been removed from the school curricula and they had been replaced with concepts of diversity and multiculturalism. In the early 2000s, multicultural families had begun increasing quickly and the authorities had started adopting multicultural family policies. Foreign families were allowed to take part in various activities in multicultural family centres across the country.
多文化家庭に対する偏見や差別を防ぐため、当局は幼稚園、小学校および中等学校において多文化教育を提供した。国家の同質性についてのすべての概念は学校カリキュラムから削除され、多様性と多文化主義の概念に置き換えられていた。2000年代初め、多文化家庭が急速に増え始め、当局は多文化家庭政策を採用し始めた。外国人家族は、全国の多文化家族センターでさまざまな活動に参加することが認められた。

To promote multiculturalism among the general public, the authorities conducted regular multicultural sensitivity surveys because it was important to explore the prevalence of discrimination and prejudice, including through media monitoring. It was still necessary to adopt measures to ensure that multicultural families were not discriminated against.
一般市民のあいだの多文化主義を促進するために、当局はメディアモニタリングを通じてを含む、差別や偏見の蔓延を調査することが重要であるため、定期的な多文化感受性調査を実施した。多文化家庭が差別されないようにするための措置を依然として導入する必要があった。

The Criminal Code prohibited the act of buying or selling persons, and it contained provisions on aggravating circumstances. In June 2016, the Ministry of Justice had adopted the indicators for identifying and protecting victims of trafficking in persons. In the past three years, the Government had provided assistance to victims of trafficking in 29 cases.
刑法は、人を売買する行為を禁止しており、深刻化する状況についての規定を含んでいた。 2016年6月に、法務部は、人身売買の被害者を特定し保護するための指標を採用していた。過去三年において、政府は人身売買被害者に29件の援助を提供していた。

As for the rights of female migrant workers, the Ministry of Employment and Labour clarified that they received maternity protection and leave. However, the Government was still discussing whether to provide them with unemployment benefits. Female migrant workers could receive complaint counselling and Korean language classes as support. The Government conducted strict monitoring of foreign entertainers on the D6 visa in order to prevent sex trafficking.
女性移住労働者の権利について、雇用労働部は、出産保護を受けて退去することを明らかにした。しかしながら、政府は依然として失業給付を提供するかどうかについて議論していた。女性移住労働者は、苦情相談や朝鮮語教室を支援として受けることができる。政府は、性的人身売買を防止するためにD6ビザでの外国芸能人を厳重に監視した。

The “marriage migrant” status was not granted to non-citizens in case of divorce or dissolution of union with the Korean spouse or partner. However, they were permitted to stay in the country if they took care of their Korean children and family.
「結婚移民」の地位は、韓国人の配偶者やパートナーとの離婚や結び付き解消の場合において非市民に対して与えられなかった。しかしながら、韓国人の子どもや家族の世話をすれば、彼らは同国に滞在することが許可された。

The Government provided social adaptation, social security benefits, and residential and employment support to defectors from the Democratic People’s Republic of Korea in order to help them better settle in the Republic of Korea.
政府は、北朝鮮からの離脱者に対して、社会適応、社会保障給付、および居住・雇用支援を提供し、韓国におけるより良い居住を彼らに支援した。

Follow-up Questions by the Committee Members
委員会メンバーによるフォローアップ質問

GAY MCDOUGALL, Committee Member and Country Rapporteur for the Republic of Korea, noted that she had not heard much about the investigation and prosecution of hate speech and hate crimes. She was not convinced that the State party could not gather relevant statistics on hate speech and hate crimes. Furthermore, Ms. McDougall drew attention to recorded cases of refugee applications being maliciously rejected by the Korean immigration authorities.
ゲイ・マクドゥーガル、委員会メンバーおよび韓国担当国別報告者は、ヘイトスピーチやヘイト犯罪の捜査と訴追についてほとんど聞いていなかったと指摘した。彼女は、締約国がヘイトスピーチやヘイト犯罪に関する関連統計を収集できなかったことに納得しなかった。さらに、マクドゥーガル氏は、韓国入国管理局により悪意を持って拒否された難民申請の記録された事例に注意を喚起した。

Another Expert observed that he had not seen any facilitation for migrant workers to be able to change their workplace. The employer still held more power than the employee. The employer should be sanctioned more stringently for having mistreated employers. The issue of exploitation of migrant workers in agriculture and fisheries remained problematic.
別の専門家は、彼が、移住労働者が職場を変えることができるようにするためのいかなる便宜も見られなかったことを確認した。雇用主は依然として従業員よりも多くの権限を持っていた。雇用主は、虐待した雇用主について、より厳格に制裁されるべきである。農業と漁業における移住労働者の搾取の問題は依然として問題だった。

One Expert noted that she did not understand why the Government needed to conduct public consultations before it established the universal birth registration. As for multicultural education at school, she encouraged the State party to look at how things were thought about rather than just what was thought. What were the results of the media monitoring for hate speech? How could victims prove sexual harassment at the workplace?
ある専門家は、包括的出生登録を制定する前に政府が公的協議を行なう必要を理解しないと指摘した。学校での多文化教育については、彼女は、考えられたことだけでなく、物事がどのように考えられたかを見るよう締約国に奨励した。ヘイトスピーチについてのメディア監視の結果はどうだったのか?。被害者はどのようにして職場でのセクシュアルハラスメントを証明できまるのか?。

Did the State party plan to adopt any plans to promote cultural diversity? With respect to raids against undocumented migrants, an Expert encouraged the State party to avoid too much violence which could result in deaths. Would the State party consider including racial motivation as an aggravating circumstance in a crime?
締約国は文化的多様性を促進するためのいかなる計画を採択する予定か?。証明書のない移民に対する襲撃に関して、専門家は、死に至る可能性がある過度の暴力を防ぐことを締約国に奨励した。締約国は犯罪における深刻化の状況として人種的動機付けを含めることを検討するのか?。

On access to consular assistance for detained foreigners, another Expert reminded that the Inter-American Court on Human Rights had issued an advisory opinion in which it stated that States had an obligation to allow access to consular assistance.
拘留外国人のための領事支援へのアクセスに関して、別の専門家は、米州人権裁判所が、締約国が領事支援へのアクセスを許可する義務を負っていると表明した助言的意見を出していたことを想起させた。

Replies by the Delegation
代表団による返答

KANG JEONG-SIK, Deputy Minister for Multilateral and Global Affairs at the Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Korea, informed that the State party would present answers to the additional questions in writing.
カン・ジョンシク、韓国外交部多国間・国際問題担当次官は、書面で追加質問に対する回答を提示すると報告した。

The Ministry of Justice clarified that the Vienna Conventions and its own guidelines on the protection of human rights provided the basis for detained foreigners’ access to consular assistance if they decided to seek such assistance
法務部は、ウィーン条約とそれ自体の人権保護に関する指針が、そのような支援を求めることを決定した場合、拘留外国人の領事支援へのアクセスの基盤を提供することを明らかにした。

Concluding Remarks
結語

GAY MCDOUGALL, Committee Member and Country Rapporteur for the Republic of Korea, said that the State party had not made much progress since the previous dialogue with the Committee. The Republic of Korea might be facing a national crisis in the future because those who performed labour in the country were not allowed to enjoy the prosperity of the country. They were sent back to their poor countries. The workings of the State party’s economy were not consistent with the Convention obligations, Ms. McDougall concluded.
ゲイ・マクドゥーガル、委員会メンバーおよび韓国担当国別報告者は、前回の委員会との対話以来、締約国がそれほど進展していなかったと述べた。同国において労働を行なった者が同国の繁栄を享受することを許されないため、韓国は将来、国家危機に直面しているかもしれない。彼らは彼らの貧しい国に送り返された。締約国の経済活動は条約義務と一致していなかった、とマクドゥーガル氏は結論づけた。

KANG JEONG-SIK, Deputy Minister for Multilateral and Global Affairs at the Ministry of Foreign Affairs of the Republic of Korea, thanked the Committee Experts for their constructive comments, and stressed that all of their comments would be given full consideration by the Government. The delegation understood that there was much room for progress and improvement. The Government would continue its efforts for social integration and diversity.
カン・ジョンシク、韓国外交部多国間・国際問題担当次官は、建設的なコメントについて委員会専門家に感謝し、すべてのコメントは政府によって十分な検討が与えられると強調した。代表団は進歩と改善の余地が大きいと理解した。政府は社会統合と多様性のための取り組みを継続する。

NOUREDDINE AMIR, Committee Chairperson, thanked the delegation and wished them a safe trip back home.
ヌールディン・アミール、委員会委員長は、代表団に感謝の意を表明し、帰国の安全な旅を願った。


2018年12月10日

*1:国連人権高等弁務官事務所ホームページ「条約機関セッション」リンク先の「作業プログラム(仮)(Programme of Work (Tentative))」参照。

*2:人権高等弁務官事務所ホームページ「代表団リスト」へのリンク先参照。

*3:人種差別撤廃条約 全文(和文

*4:実際区別されてなかったりして(笑)。

*5:いろいろとややこしい脱北者については、今会合でも韓国政府は脱北者支援についても説明しているが、ここではまた別である。「人種差別」って?というハナシにはなるが。

*6:なお条約前文には、世界人権宣言が「特に人種、皮膚の色又は国民的出身による差別を受けることなく同宣言に掲げるすべての権利及び自由を享有することができることを宣明していることを」「考慮し」、とある。*3 リンク先参照。また、「市民でない者に対する差別に関する委員会の一般的勧告 30(2004年)についても関連エントリ 2018-08-30 を参照。

*7:「多文化家族支援法」が片親が韓国人でないと適用されないことに関連しての指摘とおもわれ——要するに「多文化」<共生>ではなく<同化>支援政策か——、「血統の純粋さ」でナチスを想起したりするのも過剰反応だろうが、字面では韓国社会の<後進性>の指摘にみえる。こうした表現は人種差別撤廃委員会に提起されたりしないのか(笑)。日本の政治家がこのような発言をしたら文脈もなにもなくヘイトだなんだと大騒ぎである(?)(今後は人種差別撤廃委員会の指摘だと切り返せばよいが(笑)。

*8:“The Daily Californian”、バークリー校の学生新聞。

*9:

*10:「在留外国人」(2018年6月30日):約264万人/「総人口」(2018年7月1日概算値):1億2,659万人。

平成30年7月報 (平成30年2月確定値,平成30年7月概算値)(平成30年7月20日公表)(PDF

(参考)関連エントリ 2017-09-19 。

*11:一般論で述べたまでだろうが「ヒステリー」とはよく言ったものと少し感心、とこう書くと差別的表現か。

*12:*3 リンク先参照。

*13:*9 参照。

*14:ditto.

*15:

第97回人種差別撤廃委員会:市民社会と韓国とノルウェーにおける状況を議論


文書番号:CERD18/027E

ノート:

  • ノルウェーについては冒頭の要約のみ抽出。アルメニアは発言者がなかった模様。韓国政府報告審査会については関連エントリ 2018-12-04 参照。

  • NGO 発言より)

    「韓国は長いあいだ、ひとつの朝鮮民族という神話をつくり出した」「蔓延する排除と抑圧の状況に少数民族を置いた同質性に向かう強力な同化衝動[strong assimilation drive]」、「約10,000人の事実上無国籍の子どもがいる可能性」、報告書へのNGO参画について「市民社会との協議水準は非常に表面的」「政府はその方針に従う非政府組織にしかアプローチしていなかった」(47非政府組織連合代表)。

    「韓国社会においては、階層、出身国、肌の色および性別に基づく差が生じた」(韓国移住者合同委員会)。

    「政府は移住労働者が国内労働法の対象となっていると主張したが、それは全員にとって真実ではなかった」「農業や漁業において働く移住労働者は対象外であり、彼らは長時間働き、法定最低賃金よりも低賃金」「移住者は社会保障権、とくに医療制度から除外された」、「過去十年において、移住者に対する暴力と取り締まりのなか10名の証明書のない移住者が死亡し、77名が負傷」(移住・人権研究所)。「暴力的」な「取り締まり」について触れた後に述べているが「取り締まり」で死者が出たのかは不明。「証明書のない移住者」については関連エントリ 2018-12-04 参照。

    「一部の結婚移住者は赤ん坊つくり機[baby-making machines]とみなされた」(ムン・ジェイン大統領が在籍していた親北団体、民主社会のための弁護士会(民弁)*1 )。

    「2017年において、約10,000人が韓国において亡命申請したが、100人のみが難民として認定された」*2(東大門(ゴンガム)人権法財団)。

    「亡命を認められていなかったある家族について、面接の写しが家族の発言と異なっていたことが判明した。政府は家族が訴訟を提起した際その決定を取り消し、最終的にその家族は難民認定を受けた。[…]同じ面接官と通訳が100の亡命希望者を面接して拒否し、政府はのちにその決定の55を取り消し」「これらの職員に対して懲戒処分は行なわれていなかった」(東川(トンチョン)財団)。

  • 韓国弁護士会がメディアについて提起しているが、報告書に日本への言及がないかさらってみてみたところ、47非政府組織連合の報告の以下のメディアについての「事例」に(のみ)登場していた( p. 83 、国連人権高等弁務官事務所ホームページ「市民社会組織からの情報」リンク先参照)。

    3. インターネットとソーシャルメディア:性差別的、人種差別的な内容のビデオを発信するウェブポータルに対する規制の欠如

    国際結婚あっせん所その他による性差別的かつ人種差別的広告は制裁が課されるべきである。

    個人メディアの急速な成長に伴い、性別や人種差別的なビデオを広めるYouTubeFacebookNaverなどのウェブプラットフォームに関する規制が必要である。(事例:Evil Factory TV、「女の子と遊ぶ[*3]6つのベスト国、韓国と日本はどこで?」、2018年2月20日

    "Evil Factory TV" というのは YouTube チャンネル(名の英訳)のようである。"이블팩토리TV" で検索すると、当該動画は当方では見当たらなかったが他にもそれっぽい動画や(日本関係もあり)、"Evil Factory TV" とテロップのある動画がアップされているチャンネルに行き着く。現在チャンネル名は変更されているようである(未確認)。

  • 八月の対日審査に続き、不当な日本批判を正す学者の会、人種差別に反対する日本NGO連合(JNCRD)が報告書を提出している(関連エントリ 2018-08-06 参照)。

    これまでやられっぱなし(?)だった鬱憤もあり、当方などはよくぞ申してくだすった、と拍手したいが、ことは歴史観に連なるもんだいであり、国内であればまだしもここではハードルが高い。対日審査のときと同様のかんそうである。この委員会の報告書で、(極悪非道の軍国主義日本を成敗したという)戦勝国(=連合国=国連)史観にカウンターをかけなければならないという仕儀となる。韓国の「反日」について語ろうとすれば中共同様の体制の存立基盤としての反日の必要性、北に対するアメリカの傀儡としての韓国建国の経緯なども指摘しなければならない。国連人権高等弁務官事務所のウェブサイトに掲載され、英語で広く公開されているということだけでも良しとすべきか(当方のような酔狂な者以外辿り着かないとはおもうが)。

    (これまでのところ各人権条約機関では、日本は慰安婦で「野蛮な」ことをしていたということになっているところで、)「韓国における反日の実態」1ページ目、「慰安婦の像や碑を世界中に建てているのも、「日本民族」が女性の人権を踏みにじり、他国の女性を性奴隷とするような「野蛮な劣等民族」であることを世界に周知させることがその根本的狙いであることは疑いようがない」というような断定をみて、日本の極右のよくわからん文書だろう、と、ここまででポイされても不思議ではない(?)——と危惧したりしたが、次に上掲、なでしこアクション掲載の聯合ニュース2018年11月20日記事日本語訳を読むと、

    これに従って国連側は、我が国政府に対して、これに対する答弁を要求したと伝えられている。日本側の強引な主張に対する議論は、今月26日開幕する国連人種差別撤廃委員会97セッションの期間に行われることが明らかとなった。

    とのことである(「これ」が記事がとり上げていた内容のみなのか、それ以外も含んでいたりしたのかは不明)。

    報告は取りまとめて提出することが歓迎されているようだが、参加団体グループを分けたり、あるいは別団体から、もう少々穏当な(?)版も用意して提出するというのもありかも。

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ(英語))

    • 「条約機関の国々」

      韓国の報告状況
      CERD - あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約:

    • 「条約機関セッション」

    韓国:

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ(英語))

    • 「条約機関の国々」

      韓国の報告状況
      CERD - あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約:

    • 「条約機関セッション」

    韓国:

    声明

    • 声明 - 開会挨拶(2018年12月3日)(Word)-「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約に対する韓国の第17から19回定期報告の審査に際しての韓国代表団団長カン・ジョンシク氏による開会声明」

    代表団/出席者リスト

    • 代表団リスト(2018年11月22日提出/2018年11月29日発行)(英語(PDF))- KGV/286/2018

    リスト・オブ・テーマ(テーマリスト)

    • CERD/C/KOR/Q/17-19(2018年10月31日)(html)-「韓国の第十七回から十九回連結定期報告に関するリスト・オブ・テーマ」

    NHRIからの情報

    • 国家人権委員会(2018年10月22日提出/2018年11月6日発行)(Word))-「国連「あらゆる形態の人種差別撤廃に関する国際条約」 韓国の十七回から十九回定期報告審査のための韓国人権委員会の独立報告書」

    市民社会組織からの情報

    • 47韓国NGO連合(2018年10月24日発行)(PDF)-「韓国NGOによる国連人種差別撤廃委員会のオルタナティブ・レポート 97回セッション、2018年11月26日から12月14日」
    • 不当な日本批判を正す学者の会(2018年11月3日提出/2018年11月15日発行)(PDF)-「韓国における反日の実態」*4
    • 人種差別に反対する日本NGO連合(JNCRD)(2018年11月5日提出/2018年11月12日発行)(PDF)-「人種差別撤廃条約違反の親日反民族行為者財産の国家帰属に関する特別法」*5
    • 韓国弁護士協会(2018年11月5日提出/2018年11月20日発行)(PDF)-「韓国の第17回 - 19回定期報告審査のために国連人種差別撤廃委員会(CERD)に提出したオルタナティブ・レポート」

    締約国の報告書

    • CERD/C/KOR/17-19(2016年2月4日期限/2017年10月17日受領/2017年11月17日発行)(PDF)-「2016年期限の条約第9条に基づき韓国によって提出された第十七回から十九回連結定期報告」

    (共通)コアドキュメント

    • HRI/CORE/KOR/2016(2016年2月22日提出/2016年4月12日発行)(html)-「締約国の報告書の一部を構成するコアドキュメント 韓国」*6
  • 関連エントリ

  • 掲載URL:
    https://www.unog.ch/unog/website/news_media.nsf/(httpNewsByYear_en)/A5E993F2D609606AC1258358005039E8?OpenDocument


COMMITTEE ON THE ELIMINATION OF RACIAL DISCRIMINATION DISCUSSES SITUATION IN REPUBLIC OF KOREA AND NORWAY WITH CIVIL SOCIETY
人種差別撤廃委員会、市民社会と韓国とノルウェーにおける状況を議論

3 December 2018
2018年12月3日

The Committee on the Elimination of Racial Discrimination this morning held an informal meeting with representatives of non-governmental organizations with respect to the Republic of Korea and Norway, whose reports on the implementation of the provisions of the International Convention on the Elimination of All Forms of Racial Discrimination will be considered this week.
人種差別撤廃委員会は今朝、あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約の条項の実施に関する報告が今週検討される、韓国ノルウェーに関わる非政府組織代表と非公式会合を開催した。

The report of Albania will also be reviewed by the Committee this week, but no civil society representatives spoke on the situation in that country.
アルバニアの報告も今週委員会で審査されるが、市民社会代表者はその国における状況に関して話さなかった。

[…]

Representatives of civil society from Norway highlighted the lack of responsible conduct by politicians, public authorities and media professionals in their public statements, in spite of the recently adopted national strategy against hate speech. There had been fewer open and crude hateful statements by political leaders since the previous report of the State party, but there had been more populist statements that encouraged xenophobia and influenced generally negative views of Muslim migrants. The organizations further drew attention to ethnic profiling by the police, due to the Government’s targeting of illegal migrants. As a result, some 9,000 persons had been deported. Turning to discrimination against minorities in the labour market, speakers reminded that the unemployment rate of minority women was alarmingly high compared with that of the general population, and they were overrepresented in low-paid and unskilled jobs where they were more exposed to abuse. Speakers also warned of the increasing exposure of the Sami and Kven communities to the outside pressure of new industries and infrastructures, endangering traditional livelihoods. Finally, speakers highlighted discrimination against Roma and against lesbian, gay, bisexual, transgender and intersex persons who did not have permanent residence in Norway.
ノルウェーからの市民社会代表は、最近採択されたヘイトスピーチに対する国家戦略にもかかわらず、政治家、公的機関およびメディア専門家による公的声明における責任ある行動の欠如を強調した。前回の締約国報告以来、政治指導者による開けっ広げで粗雑なヘイト的声明は少なくなっていたが、外国人嫌悪を促し、ムスリム移住者の全体的に否定的な見方に対して注意を喚起したポピュリスト声明が増えた。組織はさらに、政府の不法移民の標的化のため、警察による民族プロファイリングに注意を喚起した。その結果、約9,000人が強制送還された。労働市場におけるマイノリティに対する差別に向かい、発言者は、マイノリティ女性の失業率は一般住民に比べて驚くほど高く、より虐待に晒され低賃金で熟練を要しない仕事において過度に多かったと指摘した。発言者はまた、伝統的な生計を危くする、新しい産業やインフラの外圧に対するサーミとクヴェンのコミュニティの露出の増加も警告した。最後に、発言者は、ロマおよびノルウェー永住権を持たないレズビアン、ゲイ、バイセクシャルトランスジェンダーおよびインターセックスの人に対する差別を強調した。

[…]

Norwegian Centre against Racism, Institution against Public Discrimination, MIRA Resource Centre for Women with Minority Backgrounds, Queer World, Teternes Association, Norwegian Kven Association, Romano Kher/the Church City Mission, Sami Parliament, and Sami Council spoke on Norway.
ノルウェーレイシズムセンター、反公共差別機構、MIRAマイノリティ出身女性支援センター、クィア・ワールド、テタネス協会、ノルウェー・クヴェン協会、ロマノ・ケーア/チャーチ・シティ・ミッション、サーミパーラメントサーミ評議会がノルウェーで話した。

The Committee will next meet in public today at 3 p.m. to consider the combined seventeenth to nineteenth periodic report of the Republic of Korea (CERD/C/KOR/17-19).
委員会は本日3時に、韓国の十七回から十九回連結定期報告 (CERD/C/KOR/17-19)を検討するために次の公開会合を行なう。

Statements on the Republic of Korea
韓国に関する声明

The first speaker, on behalf of a coalition of 47 non-governmental organizations, said the Republic of Korea had created a myth of a one ethnic Korea for a long time. People who did not conform to that had mostly lived invisibly. There was a strong assimilation drive towards homogeneity which left ethnic minorities in situations of prevalent exclusion and oppression. The recent large influx of migrants had changed the scene of diversity. Over two million migrants who came from China, Viet Nam, Thailand, Uzbekistan, Philippines, Cambodia and others, were living in the Republic of Korea. They were treated as aliens or foreigners who did not fully belong to the society. The racial prejudice and systemic discrimination against migrants with low skills were especially severe. The wide spread instigation to xenophobia and Islamophobia was also of particular concern. The news created a stereotype of foreigners as criminals. In July 2018, over 700,000 persons had petitioned the President asking for the deportation of Yemeni asylum seekers. The Government called undocumented migrants illegal residents and criminalized them. There was no legal framework to combat racial discrimination, which allowed some hate groups, including conservative Christian groups and Internet groups, to produce and spread fake news with the intention of justifying discrimination. It was urgent for the Republic of Korea to enact a comprehensive law prohibiting all forms of discrimination, and immediate measures were necessary to regulate hate speech.
最初の発言者は、47非政府組織連合を代表して、韓国は長いあいだ、ひとつの朝鮮民族という神話をつくり出したと述べた。それに合致しなかった人々は、ほとんど目に見えないように暮らしていた。蔓延する排除と抑圧の状況に少数民族を置いた同質性に向かう強力な同化衝動があった。最近の移住者の大量流入が多様化の場面を変えていた。中国、ベトナム、タイ、ウズベキスタン、フィリピン、カンボジアおよびその他から来た200万以上の移住者が韓国において暮らしていた。彼らは完全に社会に属していない外国人として扱われた。低スキルの移民に対する人種的偏見や体系的差別はとくに深刻だった。外国人嫌悪とイスラム嫌悪への広範な扇動もまたとくに懸念された。ニュースは、犯罪者としての外国人のステレオタイプをつくり出した。2018年7月には、70万人以上がイエメン人亡命希望者の強制送還についての求めを大統領に請願していた。政府は、証明書のない移住者を不法滞在者と呼び犯罪者とした。人種差別に対処するための法的枠組みはなく、それは差別を正当化する意図でフェイクニュースを創作し拡散する、保守的キリスト教団体やインターネット団体を含む、一部のヘイト団体を認めた。韓国にとってあらゆる形態の差別を禁止する包括的法律を制定することが急務であり、ヘイトスピーチを規制するために即時の措置が必要だった。

Joint Committee with Migrants in Korea recounted an experience of a woman born to a Filipino father and a Korean mother. When she took a bus with her father, she was conscious of how people were staring at them. She had discovered the discrimination did not occur only on the streets where xenophobic protests took place and racist slogans were shouted. Mere judgmental stares made her want to deny her identity. There was still no anti-discrimination law in the Republic of Korea and discrimination flowed clearly from laws and policies, in the schools and supermarkets and bus stations. The speaker said she was called of mixed blood at the time, now the correct word was multi-cultured, and this word followed a person indefinitely. In the Korean society, differences led to discrimination based on class, country of origin, skin colour and gender. Cultural and institutional racism was prevalent in the Republic of Korea. Living in the Republic of Korea without nationality were migrant workers, migrant women and refugees, and they were treated as labour force, means of reproduction, non-existent beings or simply targets of hate.
韓国移住者合同委員会は、フィリピン人の父親と韓国の母親に生まれた女性の経験を語った。彼女は父親とバスに乗ったとき、人々がいかに彼らをじろじろと見つめているのかを意識した。彼女は、差別は外国人嫌悪抗議が行なわれた通りでだけ起こらず、人種差別的なスローガンが叫ばれたことを発見した。わずかな批判的な視線も彼女のアイデンティティを否定させた。韓国において未だ差別禁止法はなく、差別は法律や政策、学校やスーパーマーケットやバス停から明確に流れた。発言者は当時、現在正しい言葉は多文化である、混血と呼ばれていたと言い、この言葉は無制限に人を付け回した。韓国社会においては、階層、出身国、肌の色および性別に基づく差が生じた。韓国において、文化的および制度的レイシズムが蔓延していた。国籍なしで韓国に暮らすのは、移住労働者、移住女性および難民であり、労働力、生殖手段、存在しない存在、あるいは単にヘイトの対象として扱われていた。

Migration and Human Rights Institute addressed the discriminatory aspects in the Republic Korea’s labour migration system and attempts to discriminate against migrant workers in the minimum wage level. They could not change their employer unless they had permission from the employer or unless they could prove violations of their rights. The Government claimed that migrant workers were covered by domestic labour laws but that was not true for all. Migrant workers working in agriculture or fisheries were not covered; they worked long hours and were paid less than the legal minimum wage. Migrants were excluded from social security rights, especially from the healthcare system. Many migrants in the Republic of Korea were working and paying taxes, but most were excluded from the right to social security, including healthcare, except for recognized refugees and marriage migrants who met certain conditions. The crackdown on undocumented migrants was extremely violent, especially if they were migrants from low-income migrants. In the past decade, 10 undocumented migrants had died and 77 were injured during violence and crackdowns against migrants.
移住・人権研究所は、韓国の労働移住制度における差別的側面および最低賃金水準において移住労働者を差別する試みを演説した。彼らは、雇用者の許可を得ていない限り、または彼らの権利侵害を証明できない限り、雇用者を変更することはできなかった。政府は移住労働者が国内労働法の対象となっていると主張したが、それは全員にとって真実ではなかった。農業や漁業において働く移住労働者は対象外であり、彼らは長時間働き、法定最低賃金よりも低賃金だった。移住者は社会保障権、とくに医療制度から除外された。韓国における多くの移住者は税金を払って働いていたが、特定の条件を満たす認定難民と結婚移住者を除き、ほとんどは医療を含む社会保障への権利から除外されていた。証明書のない移住者に対する取り締まりは、とくに低所得移住者からの移住者の場合、非常に暴力的だった。過去十年において、移住者に対する暴力と取り締まりのなか10名の証明書のない移住者が死亡し、77名が負傷した。

Minbyun Lawyers for a Democratic Society reminded that there were many hard-working migrant women with various legal statuses in domestic service, agriculture and small businesses on a temporary basis. For that reason, their labour rights were violated by long working hours with low pay, lack of breaks and days off, and exclusion from occupational insurance. Because of their legal status, migrant women workers tended not report sexual violence affecting them. All female migrant workers should have equal rights to a support system and should not be discriminated against in maternity leave protection and childcare. Women from Thailand were exposed to sexual exploitation and human trafficking. A married migrant who was separated from her Korean spouse through death or divorce had to return to her country, unless she was already a Korean national or had Korean children. Some marriage migrants were considered as baby-making machines. The Korean Government should revise its discriminatory rules on migrant women and multi-cultural families.
民主社会のための弁護士会は、期限付きで国内サービス、農業および中小企業においてさまざまな法的地位を持つ勤勉な移住女性が多く存在したことを想起させた。そのため、低賃金、休暇や休暇の欠如、および労働保険からの排除での長勤務時間によって労働権が侵害された。彼らの法的地位のために、移住女性労働者は、それらに影響を及ぼす性暴力を報告しない傾向があった。すべての女性移住労働者は、支援制度に対する平等な権利を持つべきであり、出産休暇保護と育児において差別されるべきではない。タイ出身女性は性的搾取と人身売買にさらされていた。死亡や離婚によって韓国人配偶者と離別した結婚移住者は、すでに韓国国籍や韓国人の子どもでない限り、帰国しなければならなかった。一部の結婚移住者は赤ん坊つくり機とみなされた。韓国政府は、移住女性や多文化家族に対する差別的な規則を改正すべきである。

Immigrants Advocacy Centre Gamdong recalled that undocumented migrant children were excluded from the application of laws and policies for children just because they did not have Korean nationality. Undocumented migrant children were categorized as illegal residents and denied the rights of the child. They could be subject to detention and deportation. Only Korean nationals could register the birth of a child in the Republic of Korea, although the Government had received repeated recommendations by various United Nations treaty bodies to allow universal birth registration. Registration of all births should be allowed by the Republic of Korea as it was the first step to the protection of the rights of the child. All children, regardless of the parents’ status, should be able to enjoy the basic social rights without any kind of discrimination. Migrant children in the Republic of Korea could go to primary and middle school under the law, but admission into a school was entirely up to the Principal’s discretion, and there had been cases where admission was denied without any valid reason. Since 2015, more than 200 children had been detained for violation of the Immigration Act.
移民アドボカシーセンターガムドンは、韓国国籍を持たないという理由だけで、証明書のない移住者の子どもが法律や政策の適用から除外されていることを想起した。証明書のない移住者の子どもは、違法住民として分類され、児童の権利は否定された。彼らは勾留や強制送還の対象となる可能性がある。政府は、さまざまな国連条約機関による包括的出生登録を認めるよう繰り返しの勧告を受けていたが、韓国国民のみが韓国において子どもの誕生を登録可能だった。すべての出生登録は、児童の権利保護への第一歩なので、韓国によって許可されるべきである。親の地位にかかわらず、すべての子どもは、いかなる差別もなしに基本的な社会的権利を享受することができなければならない。韓国における移住者の子どもは法律のもとで初等中等教育に通うことができたが、学校への入学は完全に校長の裁量次第であり、正当な理由なしに入学が拒否された事例があった。2015年以来、移民法違反のために200人以上の子どもが拘留されていた。

GongGam Human Rights Law Foundation said the refugee status determination process was used as a device not to protect refugees but to keep them out. In 2017, almost 10,000 people applied for asylum in the Republic of Korea, but only 100 were recognized as refugees. The refugee recognition rate was 1.5 per cent. One of the main reasons for this was the chronic lack of resources. Only 37 refugee status determination officers were handling those more than 10,000 refugee cases, and adequate translation and legal aid were not provided. This led to the poor treatment of asylum seekers. Persons with humanitarian status only enjoyed rights to stay and work in the Republic of Korea. The refugee status determination process operated to accept as few refugees as possible. When around 500 Yemini refugees had come to Jeju island in the Republic of Korea seeking asylum under a no visa policy, the Minister of Justice had responded by banning the Yemeni asylum seekers from leaving the island and added Yemen as a country whose nationals required a visa. This made Koreans feel that refugees were dangerous, and protests against them were held every week. Around 700,000 Koreans had signed a petition to abolish the refugee law.
東大門(ゴンガム)人権法財団は、難民認定プロセスは難民を守るためではなく、彼らを締め出すための手段として使われたと述べた。2017年において、約10,000人が韓国において亡命申請したが、100人のみが難民として認定された。難民認定率は1.5パーセントだった。この主な理由のひとつは、慢性的なリソースの欠如だった。37人だけの難民認定官が10,000以上の難民事例者を処理し、適切な通訳と法的援助は提供されなかった。これは亡命希望者の貧弱な扱いを招いた。人道的地位を持つ人は、韓国において滞在し働く権利のみ享受した。難民地位認定プロセスは、可能な限り少ない難民を受け入れるように運用した。韓国における済州島に約500のイエメン人難民が来たとき、法務部長官は、イエメン人難民申請者が島から離れることを禁止し、その国民がビザを必要とする国としてイエメンを追加することにより対応していた。これは難民が危険であると韓国人に感じさせ、毎週彼らに抗議が行なわれた。約700,000の韓国人が難民法を廃止するための請願に署名していた。

Dongcheon Foundation drew attention to the flaws in the country’s refugee status determination procedure, noting that asylum seekers were not given sufficient time during interviews to explain the reasons for their requests. For one family which had not been granted asylum, it was found that the transcript of the interview was different from what the family had said. The Government had cancelled its decision when the family filed a lawsuit, and eventually the family received refugee status. This was not a standalone case. The same interviewer and interpreter had interviewed and rejected 100 asylum seeks, and the Government had later cancelled 55 of those decisions. However, no disciplinary action had been taking against these officials. The Government had recently stated its intention to amend its refugee status determination procedure to screen and prevent “abusive cranks”. The Foundation asked the Government whether there was enough to prevent “abusive decisions”.
東川(トンチョン)財団は、亡命希望者が彼らの申請の理由を説明するのに十分な時間を与えられていないと指摘し、難民地位認定手続の脆弱性に注意を喚起した。亡命を認められていなかったある家族については、面接の写しが家族の発言と異なっていたことが判明した。政府は家族が訴訟を提起した際その決定を取り消し、最終的にその家族は難民認定を受けた。これは単独の事例ではなかった。同じ面接官と通訳が100の亡命希望者を面接して拒否し、政府はのちにその決定の55を取り消していた。しかしながら、これらの職員に対して懲戒処分は行なわれていなかった。政府は、最近、難民地位認定手続きを「虐待的クランク」を審査し予防するために改正する意向を表明した。同財団は「虐待的決定」を防止するのに十分なものがあるかどうかを政府に尋ねた。

Korean Bar Association regretted that migrants could be placed in detention without due process when it was not possible to send them back home. The law did not provide for access to legal aid for foreigners in detention, nor did it specify the length of detention. Furthermore, detained foreigners had to pay a high fee upon release. The Association also called attention to widespread hate speech in traditional and new media, despite the existence of laws prohibiting the spread of such speech through the media. For example, the Korean media had spread false news that Yemeni refugees had committed crimes on Jeju island.
韓国弁護士会は、移住者が送り返すことが不可能な場合、移住者が適正手続きなしに勾留される可能性があることが遺憾だった。法律は勾留外国人のための法的支援へのアクセスを規定しておらず、留置期間も規定していなかった。さらに、勾留外国人は、解放の際に高い手数料を支払わなければならなかった。同協会はまた、メディアを通じたそのようなスピーチの流布を禁止する法律の存在にもかかわらず、伝統的およびニューメディアにおける広範なヘイトスピーチに注意を促した。例えば、韓国メディアは、イエメン人難民が済州島で犯罪を犯していたというフェイクニュースを流布していた。

Questions by Committee Experts
委員会専門家による質問

GAY MCDOUGALL, Committee Member and Country Rapporteur for the Republic of Korea, complemented the non-governmental organizations for having briefed the Committee on the situation in the country. Had there been positive developments in the country since the Committee’s previous concluding observations?
ゲイ・マクドゥーガル、委員会メンバーおよび韓国担当国別報告者は、同国における状況を委員会に概説するために非政府組織を補足した。委員会の前回の総括所見以来、同国において肯定的な進展があったのか?。

The Experts asked civil society associations to provide data on stateless persons, domestic violence, and racially motivated crimes. They also inquired about the different types of visas issued to foreign nationals, such as the D6 visa, which was normally issued to artists, but which could be used to promote trafficking of women for prostitution, in particular when it came to women from Thailand working as masseuses.
専門家は、無国籍者、家庭内暴力、および人種差別的動機による犯罪に関するデータを市民社会団体に提供するよう依頼した。彼らはまた、通常は芸術家に発行されるが、とくにマッサージ師として働くタイからの女性に関して、売春を目的とした女性の人身売買を助長するために使用される可能性がある、D6ビザのような外国国籍者に発行されるビザのさまざまな形式についても尋ねられた。

An Expert asked for clarification regarding the lack of a comprehensive definition of sex trafficking. She also wanted to clarify whether 200 children had been detained for violation of the Immigration Act.
専門家は、性的人身売買の包括的定義の欠如に関して明確化を依頼した。彼女はまた、移民法違反のために200人の子どもが拘留されていたのかどうかを明らかすることを求めた。

Another Expert inquired about equal treatment before courts and about foreign detainees’ access to consular assistance and interpretation services.
別の専門家は、法廷での平等な扱いについてと外国人拘留者の領事援助および通訳サービスへのアクセスについて尋ねた。

How had civil society participated in the preparation of the State party’s report? Had their opinions had been reflected in the report? What effect did the ruling by the Constitutional Court have on indirect discrimination on the country’s legal system?
市民社会は、どのように締約国の報告書作成に参画していたのか?。彼らの意見は報告書に反映されていたか?。憲法裁判所による判決は、同国の法的制度に対して間接差別に関してどのような影響を与えたか?。

Replies
返答

On behalf of the coalition of 47 non-governmental organizations, speakers clarified that there was no specific data on domestic violence. There should be official statistics on that issue. As for trafficking of migrant women, in the past many women from the Philippines had come to the Republic of Korea on the D6 visa, whereas nowadays it was women from Thailand who came to work in massage parlours. They were afraid to report any abuse because they did not hold proper working visas. The law narrowly defined sex trafficking and it lacked provisions on victim protection. It should be brought in line with the Palermo Protocol. Turning to stateless persons, they were usually children born in the Republic of Korea but who were not registered. There might be about 10,000 de facto stateless children in the country, even though the State party had acceded to the 1954 Convention relating to the status of stateless persons. Many defectors from the Democratic People’s Republic of Korea had come to the Republic of Korea from China and they could not prove their nationality.
47非政府組織連合を代表して、発言者は、家庭内暴力に関する具体的データがないことを明らかにした。その問題に関する公式統計があるはずである。移住女性の人身売買に関しては、これまで多くのフィリピンからの女性がD6ビザで韓国に来ていたが、最近はマッサージ店で働くために来たタイからの女性だった。彼女らは適切な就労ビザを保持していないので、いかなる虐待も報告することを恐れた。法律は性的人身売買を狭義に定義しており、被害者の保護に関する条項を欠いていた。パレルモ議定書に一致させるべきである。無国籍者に向かい、彼らは通常、韓国において生まれたが登録されていない子どもだった。締約国は無国籍者の地位に関する1954年条約に加わっていたにもかかわらず、同国において約10,000人の事実上無国籍の子どもがいる可能性がある。多くの北朝鮮からの脱出者は、中国から韓国に来ており、国籍を証明できなかった。

The humanitarian status visa was issued to those who did not fit the category of refugees, but who could not return to their countries of origin. More than 300 Yemenis had been granted humanitarian status visas, which had to be renewed every year and they could not work with that visa. The right to consular assistance was only stated in police directives and it was not binding. There was no data on racially motivated crimes, which was very problematic. Furthermore, there was no law on indirect discrimination and foreigners were not entitled to the same level of protection as Korean nationals. The level of consultation with civil society was very superficial and the Government had only approached the non-governmental organizations that toed its line.
難民のカテゴリーには合致しなかったが、帰国できなかった者には人道的地位のビザが発行された。300人以上のイエメン人が、毎年更新しなければならず、そのビザで働くことができない、人道的地位のビザを取得していた。領事援助に対する権利は、警察の指示においてのみ明記されており、拘束力はなかった。人種差別的動機による犯罪に関するデータはなく、非常に問題があった。さらに、間接差別に関する法律はなく、外国人は韓国国民と同じ水準の保護を受ける権利がなかった。市民社会との協議水準は非常に表面的で、政府はその方針に従う非政府組織にしかアプローチしていなかった。

Statements on Norway
ノルウェーに関する声明

[…]


2018年12月12日

*1:下記参照。

*2:2016年の日本は申請10,901件/認定28人。関連エントリ 2017-09-19 参照。

*3:ヤれる、ですかね(hook up with)。

*4:*9 参照。

*5:ditto.

*6:

第15回強制失踪委員会:総括所見公表に際しての日本政府の抗議書簡(慰安婦問題)


文書番号:(なし)

ノート:

  • 強制失踪委員会第一回対日審査総括所見(最終見解)CED/C/JPN/CO/1 に対する11月30日付の抗議書簡が外務省ホームページで公開された。総括所見公表の折に(例によって)ジュネーブの政府代表部が抗議を行なったと共同が報じていたが *1 、(存在していたとして)正式の抗議文書も公開するのは珍しい。第一回の審査であることに加え、強制失踪、すなわち強制連行に該当する/しないは慰安婦もんだいの根本でもあるということで(「リベラル派」が「広義の強制」に論点をずらしているのは置く)当然の措置か。「根本的な誤解と偏見に基づく一方的な内容」「適切な根拠が示されることもなく,このような言及を総括所見に含めることは極めて不適切」「委員会からの法的な根拠を明記した回答を求め」る、とかなり強い調子で「抗議」している。

  • が、それはこれまでのツケでもある。こんかいの「書簡」にしてから、まずは委員会への「抗議」が第一の目的というところで日本政府の立場を明確にするために抗議はしておく必要はあろうし、それを公開したのも良いのだが、「誤解と偏見」を解くための海外発信という点は意識されていないようである(少々穿って見立てれば「公開」自体は国内の「なかった派」向けのガス抜き)。英語原文 PDF がアップされているが、外務省ホームページには強制失踪委員会に関する英語版のウェブページは存在しないようであり、英語話者がこの文書にたどり着く手立ては(サイト内検索以外に)ほとんどない *2 。おそらく国連高等弁務官事務所のサイトにもアップされないだろう。そもそも外務省のウェブサイトが SOE 対策をやっているのか甚だ疑問だったりするのだが、外部の検索エンジンでひっかかるかも疑問である。 なにしろ発信不足。

  • 総括所見への立場を明確に示す文書がネットで「ひっかけられる」方がよいとは思われるものの、抗議書簡添付の「ファクトシート」の内容の方も(少なくとも慰安婦問題については)、会合で行なった説明の繰り返しで新味はない(2015年12月の日韓合意を追加した、朝日新聞の訂正などを引いて事実関係に関する反論を開始した2015年3月の拷問禁止委員会総括所見へのフォローアップ・コメントを踏襲するパターン)。委員たちはべつだん考えを変えることはなさそうである。それ以外に対して「誤解と偏見」を解くのに寄与するかといえばこちらもどうであろう。「1990年代初頭に日本政府が行った」調査の結果は、アジア女性基金(AWF)のサイトに公表されているとして URL を掲載しているのだが(日本語版 p. 2 、下記リンク先)、

    「文書庫 デジタル記念館:慰安婦問題とアジア女性基金調査結果というのは上掲リンク先の “Historical materials regarding the Comfort Women Issue(慰安婦関連歴史資料)” のことだろう。しかし肝心のこの資料集には英訳がない *3 。「本格的調査」が行なわれ、かつ「資料を隠蔽しているとの指摘は当たらない」だろうが、「軍や官憲によるいわゆる「強制連行」は確認できなかった」という主張は「確認」できない訳である(なお河野談話はじめ、(どのような内容であれ)「軍が関与した」ことを強調する英文資料は AWF の別資料で容易に確認できる)。審査会のエントリでもリンクしたが、いっぽうでこちらは英語版サイトに英訳も掲載されている外務省の「歴史認識」。「お詫びと反省の気持ち」を強調する2014年10月の下記である。グレンデール慰安婦像訴訟での日本政府意見書も、原文が英語にも関わらず英語版サイトには掲載しないというのも酷い(下記掲載外務省ホームページ/英語版リンク先参照)。いまだにクマワスラミ報告への反論書すら公開できないのもどうなのであろう。公開が困難なら最新の知見も付け加え別に作成し直してもよいではないか。外務省はこの際アーカイブ資料のきちんとした英訳含め慰安婦関連の英語版ページをあらたにつくり直すべきではなかろうか。

  • (「ファクトシート」p. 1 )

    慰安婦問題を含め,現在までに,強制失踪条約第12条に基づく「申立て」が日本政府に対してなされたことはない。

    審査会の事前課題リストへの返答  CED/C/JPN/Q/1/Add.1 からこのように回答している(英語版 p. 9 )*4 。日本政府を相手取って争われた訴訟もあるのだが、「強制失踪」としての「申立て」ではない、あるいは条約の効力発生前の事件あるいは裁判、あるいはそれらすべて、ということなのかそこらへんはよくわからない。とにかく慰安婦は「強制失踪」ではないので、「強制失踪を構成する事件」の被害者としての慰安婦の国籍別を含むデータを提供されたし、という問い *5 にもこたえていない。というか論理的にゼロということなのだろうが、「強制失踪」で無く「慰安婦問題」として捉えれば有用なデータではある( AWF サイトにもあるようにじっさいには数ははっきりしないのだろうが、日本人が多くを占めたことは強調されるべきだろう)。

  • 十二条以外は関連エントリで掲載したが、以下一部条文再掲(外務省ホームページへのリンク先参照)。

    (第二条)「「強制失踪」とは、国の機関又は国の許可、支援若しくは黙認を得て行動する個人若しくは集団が、逮捕、拘禁、拉致その他のあらゆる形態の自由のはく奪を行う行為」

    この条約の適用上、「強制失踪」とは、国の機関又は国の許可、支援若しくは黙認を得て行動する個人若しくは集団が、逮捕、拘禁、拉致その他のあらゆる形態の自由のはく奪を行う行為であって、その自由のはく奪を認めず、又はそれによる失踪者の消息若しくは所在を隠蔽、かつ、当該失踪者を法律することを伴いその保護の外に置くものをいう。

    (第十二条)「強制失踪の対象とされたと信ずるに足りる合理的な理由がある場合」「正式な申立てがなされていないときであっても、調査を行う」

    1 締約国は、ある者が強制失踪の対象とされたと訴える個人がその事実を権限のある当局に報告する権利を有することを確保する。当該当局は、申立てを迅速かつ公平に検討し、及び必要な場合には十分かつ公平な調査を遅滞なく行う。必要な場合には、申立てを行った者、証人、失踪者の親族及びその弁護人並びに調査に参加する者を当該申立て又は証拠の提供の結果生ずるすべての不当な取扱い又は脅迫から保護することを確保するために適当な措置をとる。

    2 ある者が強制失踪の対象とされたと信ずるに足りる合理的な理由がある場合には、1に規定する当局は、正式な申立てがなされていないときであっても、調査を行う。

    3 締約国は、1に規定する当局について次のことを確保する。

    (a) 調査を実効的に行うために必要な権限及び財源(調査に関連する文書その他の情報を入手する機会を有するためのものを含む。)を有していること。

    (b) 拘禁されている場所その他失踪者が所在していると信ずるに足りる合理的な理由のある場所への立入りが認められていること。司法当局の事前の許可が必要とされる場合には、当該司法当局は、速やかにその事案についての決定を行う。

    4 締約国は、調査の実施を妨げる行為を防止し、及びこれについて制裁を科するために必要な措置をとる。締約国は、特に、強制失踪犯罪の容疑者が、申立てを行った者、証人、失踪者の親族若しくはその弁護人又は調査に参加する者に対する圧力又は脅迫行為若しくは復仇行為という手段によって調査の進展に影響を及ぼすことがないことを確保する。

    (第三十五条)「当該国が負う義務は、この条約が当該国について効力を生じた後に開始された強制失踪に関するものに限る」

    1 委員会は、この条約の効力発生後に開始された強制失踪についてのみ権限を有する。

    2 この条約の効力発生後にいずれかの国が締約国となる場合には、委員会に対して当該国が負う義務は、この条約が当該国について効力を生じた後に開始された強制失踪に関するものに限る。

  • (外務省ホームページ)強制失踪委員会による総括所見の公表に際しての岡村善文政府代表による同委員会委員長宛の書簡(英文(PDF)/仮訳(PDF))及びファクトシート(英文(PDF)/仮訳(PDF))-「強制失踪委員会による対日審査総括所見の公表に際しての岡村政府代表発ジャニーナ委員長宛書簡」「強制失踪委員会による対日審査総括所見に関する日本政府の立場(ファクトシート)」

    強制失踪条約第1回政府報告審査に関する強制失踪委員会の総括所見(PDF)-「強制失踪に関する委員会 条約第29条(1)に基づき日本により提出された報告書に対する総括所見」

    強制失踪条約第1回政府報告審査における岡村善文政府代表の冒頭ステートメント(英文(PDF)/仮訳(PDF))(2018年11月)-「強制失踪条約第1回日本政府報告審査 岡村善文日本政府代表団長による冒頭ステートメント

    第1回政府報告(和文テキスト・別添(PDF)/英文テキスト(PDF)/英文別添(PDF))-「強制失踪からのすべての者の保護に関する国際条約(強制失踪条約)第29条に基づく第1回日本政府報告」

    条文 和文テキスト(PDF

  • (外務省ホームページ/英語版)

    「歴史問題」

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ(英語))

    • 「条約機関の国々」
      日本の報告状況
      CED - 強制失踪からのすべての者の保護に関する国際条約:

    • 「条約機関セッション」
      CED - 強制失踪からのすべての者の保護に関する国際条約
      第15回セッション(2018年11月5日 - 2018年11月16日)
      作業プログラム(PDF
      日本:

      総括所見:CED/C/JPN/CO/1(先行未編集版)(2018年11月19日)(PDF)-「強制失踪に関する委員会 条約第29条(1)に基づき日本により提出された報告書に対する総括所見」

      要約記録:CED/C/SR.258(2018年11月14日)(html)-「強制失踪に関する委員会 第十五回セッション 258回会議要約記録」/CED/C/SR.257(2018年11月23日)(html)-「強制失踪に関する委員会 第十五回セッション 257回会議要約記録」

      声明:代表団代表による開会声明(2018年11月5日)(PDF)-「日本国政府表日本国外務省人権担当特命全権大使、岡村善文閣下による強制失踪からのすべての者の保護に関する国際条約第29条(1)に基づき締約国により提出された報告書の審査開会声明」

      代表団/代表者リスト:(2018年10月23月)(PDF)- MT-UN455

      課題リストへの返答:附属書(2)(2018年9月28日)(Excel

      課題リストへの返答:附属書(2018年9月28日)(Word

      課題リストへの返答:CED/C/JPN/Q/1/Add.1(2018年9月24日提出/2018年9月25日発行)(PDF)-「条約第29条(1)に基づき日本から提出された報告書に関する問題リスト 補遺 課題リストへの日本の返信」

      課題リスト:CED/C/JPN/Q/1(2018年7月22日)(PDF)-「条約第29条(1)に基づき日本から提出された報告書に関する課題リスト」

      市民社会組織からの情報(セッション用):日弁連(2018年6月22日)(PDF)-「強制失踪からのすべての者の保護に関する国際条約第29条(1)に基づく最初の日本審査に関する日本弁護士連合会報告」

      市民社会組織からの情報(セッション用):日本による軍事性的奴隷制度に徴用された女性のための韓国協議会[挺対協](PDF)-「強制失踪に関する委員会(CED) 15回セッション(2018年11月5日 - 11月16日)、日本」

      市民社会組織からの情報(セッション用):アクティブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館(wam)(2018年11月22日)(PDF)-「日本の軍事性的奴隷制度問題(いわゆる「慰安婦」問題)」

      締約国報告:CED/C/JPN/1(2016年7月22日提出/2016年8月25日発行)(PDF)-「条約第29条(1)に基づき締約国により提出された報告書の審査 2012年予定の締約国報告書 日本」

      報告への付属書:附属書1 強制失踪犯罪に関連する刑法(抜粋)(PDF
       -「附属書1 強制失踪犯罪に関連する刑法(抜粋)」
       -「附属書2 出入国管理及び難民認定法(仮訳)(1951年10月4日政令第319号)」
       -「附属書3 武力攻撃事態における捕虜等の取扱いに関する法律(抜粋)」
       -「附属書4 刑事訴訟法(抜粋) 」
       -「附属書5 逃亡犯罪人引渡法(抜粋)」

  • 関連エントリ

  • 掲載URL:
    https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/shissou/index.html


2018年12月4日

*1:関連エントリ 2018-11-16 参照。

*2:ちなみに現時点で総括所見は原文英語版のみ掲載。

*3:五巻にたどり着けば米軍資料は英語だが。

*4:国連人権高等弁務官事務所ホームページへのリンク先参照。外務省仮訳は公開されていない。

*5:同上、CED/C/JPN/Q/1 、パラグラフ5。