dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

第43回人権理事会:ボスニア・ヘルツェゴビナの普遍的定期的審査結果を採択、アフリカ系の人々のための国際の十年に関する議論を開催し、第四十三セッションを一時中断/そうしなければ期限切れとなるすべてのマンデートおよびマンデート活動を延長し、19名の特別手続マンデート保持者を任命


文書番号:HRC20.034E

ノート:

  • アフリカ系の人々のための国際の十年 *1 の中間レビューに関する討論で中国が発言。

  • 新型コロナ対応のセッション中断により期限切れとなるマンデートおよびマンデート活動 *2 をセッション再開まで延長する決議草案を投票なしで採択。本要約記載の草案 A/HRC/43/L.14 リンク先は現時点でドキュメント未アップ。北朝鮮と中国が発言。

  • 特別手続マンデート保持者19名を任命。おひとかた「中国の」、ということで、すべての人権、とくに経済的、社会的および文化的権利の完全な享受に対する対外債務およびその他の関連する国際金融債務の影響に関する独立専門家である——債務トラッパーからの「対外債務」の「独立」してるはずもない専門家。日本からは、その原因と結果を含む、奴隷制度の現代的形態に関する特別報告者に小保方智也・英キール大学教授。国連高等弁務官事務所ウェブサイトは現時点では(まだ就任前ということで)前任者のプロフィールを掲載しているが(対外債務(英語)/現代の奴隷制英語))、下記によれば中国のリー・ユフェン氏は1990年から2014年まで国連貿易開発会議(UNCTAD)*3 で上級経済担当オフィサーや債務・開発金融局長などを務めた。清華大学客員教授。サウスセンター *4 上級顧問 *5

    「リー・ユフェン | 貿易と持続的発展のための国際センター」

    小保方教授は、下記によれば専門は国際法および人権、ノッティンガム大学で法学博士号を取得、博士号取得前には国連難民高等弁務官事務所と韓国で働いていたとの由(1999年 - 2000年)。

    「小保方智也 | キール大学」

    なお先般、こちらは国連機関についてだが WHO の「同志」テドロス事務局長はじめ下記が報じられたりしていた。

    SankeiBiz(2020年3月6日)

    AFP(2020年2月3日)
    独立専門家候補を勧告した諮問グループの今年度メンバー(三月まで)は、ジブチイラクモルドバエクアドルおよびイタリア。左記および独立専門家の任命プロセスについては下記掲載のリンク先参照。以下その抜粋訳。

    選考および選任プロセスの概要

    人権理事会の独立国際専門家は、事務局によって発行された候補者要請に応じたオンライン書面による申請を伴う、競争的で透明なプロセスを経て任命される。最終候補者は、五つの地域グループのそれぞれが指名した五名の大使によって構成される諮問グループの電話インタビューを受ける。諮問グループは、公開報告書を通じて人権理事会議長に勧告を行なう。議長が指名した候補者が人権理事会で承認されれば、任命は完了する。

    一般的基準

    2007年6月18日の人権理事会決議5/1付属書によれば、マンデート保持者の指名、選考、任命の際には、以下の一般的基準がもっとも重要となる。

    (a)専門知識、
    (b)マンデートの分野における経験、
    (c)独立、
    (d)公平、
    (e)個人の誠実さ、および
    (f)客観性

    前回セッションでの諮問委員選挙についても参照(下記)。

  • 国連人権高等弁務官事務所ホームページ(英語))

    国連人権理事会ホームページ(英語)「諮問グループ」(英語

    • 「人権理事会 サイクルごとの諮問グループのメンバー」(英語(Word))
    • 「人権理事会の独立国連専門家についての選任および任命プロセスに関する基本情報」(英語
  • ( UN Web TV )

  • 関連エントリ(工事中)

  • 掲載URL:

    https://www.unog.ch/unog/website/news_media.nsf/(httpNewsByYear_en)/94566E0ACCDA398DC125852900690625?OpenDocument


HUMAN RIGHTS COUNCIL ADOPTS UNIVERSAL PERIODIC REVIEW OUTCOME OF BOSNIA AND HERZEGOVINA, HOLDS DEBATE ON THE INTERNATIONAL DECADE FOR PEOPLE OF AFRICAN DESCENT, AND SUSPENDS ITS FORTY-THIRD SESSION
人権理事会、ボスニア・ヘルツェゴビナの普遍的定期的審査結果を採択、アフリカ系の人々のための国際の十年に関する議論を開催し、第四十三セッションを一時中断

Council Extends All Mandates and Mandated Activities that would otherwise Expire and Appoints 19 Special Procedure Mandate Holders
理事会、そうしなければ期限切れとなるすべてのマンデートおよびマンデート活動を延長し、19名の特別手続マンデート保持者を任命

13 March 2020
2020年3月13日

The Human Rights Council this morning adopted the Universal Periodic Review outcome of Bosnia and Herzegovina and held a debate on the midterm review of the International Decade for People of African Descent. Taking note of the measures adopted by the host country Switzerland to prevent the spread of the COVID-19, the Council also extended all mandates and mandated activities that would otherwise expire, until the resumption of the forty-third session, and appointed 19 Special Procedure mandate holders, before suspending the session.
今朝の人権理事会は、ボスニア・ヘルツェゴビナの普遍的定期的審査結果を採択し、アフリカ系の人々のための国際の十年の中間レビューに関する討論を開催した。COVID-19の拡散を防ぐためにホスト国スイスで採用された措置に留意し、理事会はまた、セッションを一時停止する前に、そうしなければ期限切れとなるすべてのマンデートおよびマンデート活動を第四十三回セッション再開まで延長し、ならびに19名の特別手続マンデート保持者を任命した。

In the debate on the midterm review of the International Decade for People of African Descent, Michelle Bachelet, United Nations High Commissioner for Human Rights,[…]
アフリカ系の人々のための国際の十年の中間レビューに関する討論において、ミチェル・バチェレ、国連人権高等弁務官は、[…]

[…]
Speaking were Peru on behalf of a group of South American countries, the European Union, Haiti on behalf of the Caribbean Community, South Africa on behalf of the African Group, Azerbaijan on behalf of the Non-Aligned Movement, Guyana, Costa Rica, Ecuador, Pakistan, South Africa, Brazil, Namibia, Vanuatu, Bolivarian Republic of Venezuela, Indonesia, Qatar, Nepal, China, Cuba, Russian Federation, Senegal, Angola and Belgium.

[…]

The Council then took action on the extension of mandates and mandated activities that would otherwise expire before the forty-third session resumed.
理事会はその後、第四十三回セッションが再開される前に期限が切れるマンデートおよびマンデート活動の延長に関する審議を行なった。

[…]

Syria, Democratic People’s Republic of Korea, Myanmar, Iran and China spoke in explanation of the vote after the vote.

[…]

Summaries of the Committee’s public meetings in English and French are available at the United Nations Office at Geneva News and Media page, while the webcast can be viewed at UN Web TV.
理事会の英語とフランス語による公開会合概要は、ウェブキャストがUN Web TVで視聴できるとともに、ジュネーブ国連事務所のニュースとメディアのページで利用可能である。

[…]

Action on Resolution on the Extension of Mandates and Mandated Activities
マンデートおよびマンデート活動延長に関する決議に関する審議

In a resolution (A/HRC/43/L.14) on Extension of mandates and mandated activities, adopted without a vote, the Council takes note of the measures adopted by the host country Switzerland to prevent the spread of the COVID-19. Recalling that on 12 March 2020 it decided to suspend its forty-third session on 13 March until further notice, the Council decides to extend all mandates and mandated activities that would otherwise expire, until the date on which they can be considered by the Council when the forty-third session is resumed.
投票なしで採択された、マンデートおよびマンデート活動の延長に関する決議(A/HRC/43/L.14)において、理事会は、COVID-19の拡散を防ぐためにホスト国スイスで採用された措置に留意する。2020年3月12日に、さらなる通知があるまで3月13日に第四十三回セッションを一時中断することを決定したことを想起し、理事会は、そうしなければ期限切れとなるすべてのマンデートおよびマンデート活動を、第四十三回セッションが再開され理事会により検討できる日まで延長することを決定する。

[…]

Appointment of Special Procedure Mandate Holders
特別手続マンデート保持者の任命

Elisabeth Tichy-Fisslberger, President of the Human Rights Council, said that on the basis of the recommendations of the Consultative Group, and having held broad consultations, she had decided to propose the appointments of those candidates whose names were indicated in the letter that had been circulated to all delegations on 21 February 2020. The letter was accessible on the Extranet and the webpage on “the nominations, selection and appointment of mandate holders of the Special Procedures”.
エリザベト・ティヒー=フィッシルバーガー、人権理事会議長は、諮問グループの勧告に基づいて、幅広い協議を行った結果、2020年2月21日に全代表団に回覧された書簡に名前が示された候補者の任命を提案することを決定していたと述べた。この書簡は、エクストラネットおよび「特別手続マンデート保持者の指名、選定、および任命」に関するウェブページでアクセスできた。

The Council then went on to appoint 19 Special Procedure mandate holders.
その後、理事会は19名の特別手続マンデート保持者を任命した。

[…]

Yuefen Li of China was appointed as the Independent Expert on the effects of foreign debt and other related international financial obligations of States on the full enjoyment of all human rights, particularly economic, social and cultural rights ; Claudia Mahler of Austria was appointed as the Independent Expert on the enjoyment of all human rights by older person ; and Isha Dyfan of Sierra Leone was appointed as the Independent Expert on the situation of human rights in Somalia.
中国のリー・ユフェンは、すべての人権、とくに経済的、社会的および文化的権利の完全な享受に対する対外債務およびその他の関連する国際金融債務の影響に関する独立専門家に任命され、オーストリアのクローディア・マーラーは、高齢者によるすべての人権の享受に関する独立専門家に任命され、シエラレオネのイシャ・ディファンは、ソマリアにおける人権状況に関する独立専門家に任命された。

[…]

The Council further appointed Balakrishnan Rajagopal of the United States as the Special Rapporteur on adequate housing as a component of the right to an adequate standard of living, and on the right to non-discrimination in this context ; Tomoya Obokata of Japan as the Special Rapporteur on contemporary forms of slavery, including its causes and its consequences ; Olivier de Schutter of Belgium as the Special Rapporteur on extreme poverty and human rights ; and Alena Douhan of Belarus as the Special Rapporteur on the negative impact of unilateral coercive measures on the enjoyment of human rights.
理事会はさらに、米国のバラクリシュナン・ラジャゴパルを適切な生活水準に対する権利の構成要素としての適切な住居、およびこの文脈における非差別の権利に関する特別報告者として、日本の小保方智也を、その原因と結果を含む、奴隷制度の現代的形態に関する特別報告者として、ベルギーのオリヴィエ・ド・シュッターを極度の貧困と人権に関する特別報告者として、およびベラルーシのアレナ・ドゥハンを人権の享受に対する一方的な強制措置の悪影響に関する特別報告者として任命した。

[…]

Concluding Remarks by the President
議長による結語

ELISABETH TICHY-FISSLBERGER, President of the Human Rights Council, expressing her gratitude, said she hoped to see everybody back in Room XX when the session resumed. The coming weeks and the exceptional circumstances might provide an opportunity to reflect on new ways to fulfil the Council’s mandate, she added.
エリザベト・ティヒー=フィッシルバーガー、人権理事会議長は、感謝の意を表明して、セッションが再開された際に全員がルームXXに戻ることを望むと述べた。今後の数週間と例外的な状況は、理事会のマンデートを果たすための新しい方法を検討する機会を提供するかもしれない、と彼女は付け加えた。


2020年3月21日

*1:

*2:当該マンデートの決議が審議・採択不能となったためとおもわれる。

*3:

*4:1995年発効の政府間協定により設立された政府間政策研究シンクタンク。「グループ77(G-77)と中国や非同盟運動(NAM)などの南の団体からの政策アドバイスや技術的およびその他のサポートの要請にも対応」。

「サウスセンター•多様性における南の団結 | サウスセンターについて」

*5:下記による(Senior Adviser)。

「サウスセンター•多様性における南の団結 | 事務局」