dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

第73回総会第三委員会:第七十三回セッションを閉会


  • 本セッションにおける日本政府の発言は 21 のプレスリリースで採録 *1 、草案スポンサーは 6 決議。中国 10 + 修正案 1 、韓国 4 、北朝鮮 3 + 修正案 1(草案ドキュメント掲載分)。

  • 「恣意的な」トピックス

    • 割当アジェンダ項目一覧。サイカル委員長(元アフガニスタン外務副大臣/駐日代理公使)の経歴。AIIB 国連総会オブザーバー決議(第六委員会)。

    • 日本から宮崎あかね日本女子大学教授が発言(後日のいくつかの会合でも発言)。

    • 韓国の「青少年参加委員会」。

    • フィリピン:「中国の薬物や薬物取引との歴史的関係」を想起。

    • 女性の地位向上で北朝鮮が日本に先制攻撃。続いて韓国も「女性とともにする平和」イニシアチブに言及する格好で慰安婦問題に言及。例によって日本はぬるい反応。北朝鮮は韓国による「拉致」にも言及した模様で韓国が答弁権を行使、プレスリリースは日本人拉致問題と混乱か。

    • 児童の権利の促進・保護で中国:「締約国は、これらの虐待を防止し戦うためのインターネット監視を強化する権利と責任の両方がある」。

    • バチェレ人権高等弁務官との双方向対話で中国と北朝鮮がいつもの主張。拷問に関する対話ではアメリカが北朝鮮には言及せず、中国など五か国に言及。

    • 事務総長の「北朝鮮における人権状況に関する報告」を北朝鮮が「断固として拒否」。アメリカが平和的集会と結社の権利で中国に言及。中国:「市民が自由な発言および平和的な集会と結社の権利を持つ中国に対する不当な告発」。中国が条約機関について、専門家のメディア組織との連携の「統制(governing)」とウェブサイトへの NGO からの情報の掲載に関して「明確なルール」化を要請。中国、北朝鮮EU に反発:「すべての少数民族の人権は完全に保証されている。中国は、法の前に誰もが平等な国」「このブロック[ EU ]は、その人権問題に関してよくよく考えなければならない」(中国)。「人道に対する自身の罪に専念するよう、このブロック[同上]に強く勧めた」(北朝鮮)。

    • 中国:「国連人権機関に対し開発権を優先させるよう求めた」。

    • 中国:「中国は法の支配によって統治されている」。

    • (刑事司法含む民間部門への公共サービスの「新自由主義的」アウトソーシングのトピック)

    • 韓国が障害者で北朝鮮に対する安保理制裁の影響に言及。アメリカ:「中国における人権問題に取り組むために、さらに何をできるのか」。

    • 「文化的相対主義」の「破壊的影響」についての議論。中国:「人権擁護者は特別グループとして扱われるべきではない」。キンタナ北朝鮮人権状況特別報告者との双方向対話で日本が拉致問題に言及、韓国:「北朝鮮における安全な飲料水の問題に対して携わる可能性のある方法について尋ねた」。

    • 拠出ゼロの北朝鮮アメリカの国連パレスチナ難民救済事業機関UNRWA)への拠出停止を非難。

    • トゥンカック有害物質に関する特別報告者による福島帰還への言及:「特定の締約国や企業の臆面のない振る舞い」。韓国の「「加湿器殺菌剤」事件」について。

    • 中国:「安全保障は最も重要な人権である[…]。締約国は、憲章を支え、集団的安全保障メカニズムを強化し、平和のための強固な防壁を構築すべきである」。アメリカなどが北朝鮮、中国を非難し、北朝鮮が西側諸国の「偽善」に言及:「対照的に、彼の国の人々は安定した環境において威厳と平等なくらしを享受」「非人道的かつ野蛮な安全保障理事会の「制裁決議」が直ちに解除されることを求める」。アメリカは「人権の荒れ地」。中国:アメリカが「自らの問題に向き合う希望を表明」。日本が拉致問題に言及し、日本 vs 北朝鮮第二ラウンド:日本は「朝鮮半島を侵略し、数百万人の朝鮮人を拉致し、多数の女性に対して奴隷制度を課した」。

    • 前日に続き米中が非難合戦。

    • アメリカが三日連続で中国を非難。中国がアメリカによる中国に対するビザ引き締めに懸念を表明。

    • 中国が難民に関するグローバル・コンパクトの重要性について発言。

    • 日本が人権理事会の特別手続について第三者による評価プロセスを提唱。中国:「分裂主義者は政治的目的で理事会を使用し、一方マンデート保持者は虚偽の告発を行なう」「一部非政府組織は不当な動機を持ち、一部加盟国に対して悪質な攻撃を開始する」。

    • 持続可能な開発アジェンダのためのボランティア活動、生活のためのリテラシー、宗教の自由決議で日本が共同スポンサーに。

    • (中国の臓器取引)

    •  中国が傭兵、一方的強制措置、国際協力、国際秩序推進、死刑モラトリアムに対する修正案、犯罪目的の情報通信技術使用対策、北朝鮮が平和促進、死刑モラトリアムに対する修正案、犯罪目的の情報通信技術使用対策で共同スポンサー。プレスリリースは死刑モラトリアムに対する修正案への日本の支持発言を「棄権」と採録。ロシア提出の犯罪目的の情報通信技術使用対策でロシアのサイバー攻撃を非難するアメリカ:「「きつねに鶏舎を任せる」のはなぜだろうか」。

    • 北朝鮮決議をコンセンサスで採択、日本 vs 北朝鮮第三ラウンド:日本は「朝鮮を占領して840万人余りの朝鮮人拉致および強制連行、100余万人大虐殺、20万人の日本軍性奴隷強要のような特大型の反人倫犯罪を働いた犯罪国家(北朝鮮「公報文」)。日本はコンセンサス採択を求める発言を行ない、とくに反論せず。ベトナム北朝鮮の「誘拐行為を非難」。日本がイラン決議でイランを一部擁護。ナチズム賛美対策決議における表現の自由と政治利用論議について。日本、韓国が北朝鮮決議、中国、北朝鮮がロシア提出のナチズム賛美対策、北朝鮮パレスチナ人自決権で共同スポンサー。

    • ミャンマー決議で北朝鮮は国別決議だが反対せず。エジプト提出のレイシズム撤廃とダーバン宣言で、日本は欧米十か国とともに反対。アメリカ:「旧宗主国に賠償を提供する要請を拒否し、それは国際法問題として効力がない」。中国、北朝鮮支持、韓国棄権。極度の貧困で日本、韓国、中国、開発権、食料への権利で中国が共同スポンサー。開発権における中国による「互恵的協力」の主張について。

    • 中国が産科瘻孔、人民の自決権、韓国が恣意的処刑で共同スポンサー。 

    • 中国がデジタル時代のプライバシー権のコンセンサスを一部留保。基本的自由の促進と保護で中国:「公的秩序の保護および他者の権利の確保のために[…]国内法を遵守すべきである」。日本、韓国が基本的自由の促進と保護で共同スポンサー

  • (国連総会ホームページ(英語))

    • 「73回セッション - 事務局 - 社会、人道および文化問題(第三委員会)- 国連総会」

    • 「73回セッション - ドキュメント - 社会、人道および文化問題(第三委員会)- 国連総会」

    • 「第73回セッション・アジェンダ - 国連総会」

    • 「第73回セッション決議 - 国連総会」

      ※ 第三委員会割当決議は "Plenary or Cttee.(総会または委員会)":C.3

  • (国連広報センターホームページ)


2018年12月26日

*1:国連日本政府代表部ウェブサイトへの掲載は前半の四本のみ。