dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

岡庭健

第43回人権理事会:アフリカ人およびアフリカ系の人々に対する法執行官による力の過剰な使用を含む14決議を採択/意見と表現の自由、移住者、マイノリティ問題、対外債務の影響、および適切な住居に関するマンデート延長

文書番号:HRC20.047E ノート: 決議審議を開始(今年度中国は非理事国、韓国が理事国に復帰)。 個別声明要約は省略されたままだが以前のように、投票に持ち込まれ観測対象国が支持に回らなかった決議などを多めに抽出。 投票なしのコンセンサスで採択され…

第43回人権理事会:人種差別に端を発した昨今の人権侵害、組織的レイシズム、警察の残虐行為および平和的抗議に対する暴力に関する緊急討論を開催

文書番号:HRC20.043E ノート: 韓国、日本、北朝鮮、中国が発言。 (メディア各社報道から) 共同通信(2020年6月18日)[Infoseekニュース] 時事通信(2020年6月18日) 読売新聞(2020年6月18日) AFP(2020年6月18日) NHKニュース(2020年6月18日) TBS…

第43回人権理事会:理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論を開催

文書番号:HRC20.028E ノート: 理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論続き。日本が午前の人権高等弁務官による北朝鮮に関する口頭報告に感謝の意を表明。その他「著しい経済的発展にも関わらず」としているが相変わらず言葉を濁してアジア太平洋地…

第43回人権理事会:北朝鮮および南スーダンにおける人権状況、およびミャンマーにおける国連の関与を議論/イランにおける人権状況に関する特別報告者との双方向対話を開始/開発権を含む、市民的、政治的、経済的、社会的および文化的権利に関する一般討論(答弁権)

文書番号:HRC20.025E ノート: 中国が、開発権を含む、市民的、政治的、経済的、社会的および文化的権利に関する一般討論での「香港についての NGO によるコメント」(関連エントリ 2020-03-06 02:00 参照)に答弁権を行使し反論。 キンタナ北朝鮮における…

第43回人権理事会:高等弁務官の口頭報告ならびに人権高等弁務官による事務総長および事務所の国別報告および口頭報告に関する一般討論を継続

文書番号:HRC20.012E ノート: 中国(各国グループ代表)、日本、北朝鮮、中国が発言。中国:「今年、建設的対話のために人権高等弁務官事務所を新疆省に歓迎することを心待ちにしていた」。 以下の各国が高等弁務官事務所によるウイグル訪問などについて言…

第42回人権理事会:(40 - 42回会合)23決議を採択、諮問委員選挙を行ない、第四十二回セッションを閉会

文書番号:—— ノート: 前日決議採択続き。結果および提出国、草案リンク先は UN Web TV 、共同スポンサーは草案による。全決議は下記掲載「OHCHR | セッション42 人権理事会42回セッション:決議、決定、議長声明」リンク先参照。[追記]各国の投票先につ…

第42回人権理事会:(37 - 39回会合)技術支援とキャパシティ・ビルディングに関する一般討論/23決議を採択

文書番号:—— ノート: カンボジア、ジョージア、イエメンに関する事務総長ならびに高等弁務官報告に続く、アジェンダ項目10:技術支援とキャパシティ・ビルディングに関する一般討論で日本、中国が発言。 以下決議採択から。結果および提出国、草案リンク先…

第42回人権理事会:(22・23回会合)諮問委員会ならびに報復に関する双方向対話/人権機関とメカニズムに関する一般討論

文書番号:—— ノート: 人権理事会諮問委員会との双方向対話。韓国(新たなデジタル技術の影響)、日本(ハンセン病、新技術による人権問題)、中国(開発権を連呼)が発言。連日の中国人権研究会(CSHRS)、今セッション七度目(前日の中国国連協会と同様の…

第42回人権理事会:(4 - 7回会合)ニカラグアにおける人権ならびにイエメンに関する高等弁務官報告に関する双方向対話/人権高等弁務官報告に関する一般討論

文書番号:—— ノート: ニカラグアにおける人権に関する集約化双方向対話で北朝鮮、イエメンに関する高等弁務官報告に関する双方向対話で中国が発言。 アジェンダ項目2:国連人権高等弁務官の年次報告ならびに高等弁務官事務所および事務総長の報告に基づく…

第41回人権理事会:(40・41回会合)10決議を採択し第四十一回セッションを閉会/中国、ウイグル問題で中国擁護の37か国書簡の声明

文書番号:—— ノート: 前日続き、決議採択から。結果および提出国、草案リンク先は UN Web TV による。全決議は下記掲載「OHCHR | セッション41 人権理事会41回セッション:決議、決定、議長声明」リンク先参照。 コンセンサスで採択された、カナダ提出の…

第41回人権理事会:(37 - 39回会合)中国、ウイグル問題に関する22か国共同声明書簡に反論(答弁権)/16決議を採択

文書番号:—— ノート: 一般討論(続き)で10日公開された8日付「書簡」に「激怒」した中国が答弁権を行使して反論。発言時間オーバーして打ち切られている。関連エントリも参照。 以下決議採択から。結果および提出国、草案リンク先は UN Web TV による。全…

第41回人権理事会:(35・36回会合)中央アフリカ共和国およびロヒンギャにおける人権状況に関する双方向対話/技術支援とキャパシティ・ビルディングに関する一般討論

文書番号:—— ノート: 中央アフリカ共和国における人権状況に関する特別専門家との双方向対話、ミャンマーのラカイン州におけるマイノリティ、ロヒンギャ・ムスリムおよびその他のマイノリティの人権状況に関する人権高等弁務官による口頭報告に関する双方…

第41回人権理事会:(23回会合)人権機関とメカニズムに関する一般討論

文書番号:—— ノート: 日本、中国、韓国が発言。答弁権で中国が NGO による中国・パキスタン経済回廊プロジェクトへの言及に反論。 前日の李宇衍(イ・ウヨン)氏に続き、国際キャリア支援協会から松木国俊氏がいわゆる「徴用工」もんだいについて発言。下…

第41回人権理事会:(21・22回会合)理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論

文書番号:—— ノート: まいど盛り上がる(?)アジェンダ項目4、理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論。日本(拉致問題に言及、外務省声明リンク先参照)、中国、韓国、北朝鮮が声明で発言。答弁権の行使で中国(「一部の NGO と国々に」反論)、…

第41回人権理事会:(20・21回会合)ブルンジに関する調査委員会ならびにミャンマーにおける人権に関する双方向対話

文書番号:—— ノート: ブルンジで中国、ミャンマーで日本、韓国、北朝鮮、中国が発言。 ヒューマンライツ・ナウが意見書を提出。 国連公式文書システム(英語):A/HRC/41/NGO/155「ミャンマー政府は、民族集団に対する暴力を終わらせ、彼らの権利を守り、…

第41回人権理事会:極度の貧困および国内避難民に関する双方向対話/女性に対する暴力に関する双方向対話(韓国と日本による慰安婦問題への言及)

文書番号:HRC19.071E ノート: 女性に対する暴力に関する双方向対話(27日、未抽出)続きで、韓国、日本、中国が発言。シモノヴィッチ特別報告者がさいごに述べている女性に対する暴力の「主要な課題はいま、どこにあるのか」は韓国に対して諭していたとい…

第41回人権理事会:意見と表現の自由ならびに平和的集会および結社の自由/移住者の人権ならびに人権と国際連帯に関するマンデート保持者との双方向対話を終結

文書番号:HRC19.065E ノート: 表現の自由に関する特別報告者、デイヴィッド・ケイ氏による報告。フォローアップ報告書(A/HRC/41/35/Add.2)における日本についての報告内容への言及は無し。2017年の日本訪問報告については関連エントリ 2017-06-12 参照。…

第41回人権理事会:人権高等弁務官の報告に関する一般討論を開催

文書番号:HRC19.063E ノート: ウルムチ騒乱十周年を控え(?)、新疆人民政府副主席が演説——これは要約をお読みいただくより無い。演説終了後(外交儀礼ということもあるだろうが)会場いっせいに拍手( UN Web TV )。 中国、日本(外務省声明参照)、韓…

第41回人権理事会:ハンセン病患者・回復者女性と児童の心の健康と状況を議論

文書番号:HRC19.062E ノート: 日本、韓国、中国が発言。本テーマについては日本政府がとくに力を入れているようである。 なお、当要約では発言者に日本が掲載されていないが(本文参照。抽出のみ、未訳)、これについては関連エントリ 2019-06-24 参照。 …

第33回普遍的定期的審査作業部会:北朝鮮の第三回審査における中国、韓国および日本のコメント

当該会合の UN Web TV(下記掲載リンク先参照)のキャプチャー画像。空席が目立つ。 文書番号:A/HRC/WG.6/33/L.8 ノート: 普遍的定期的審査(UPR)作業部会第33回セッションにおける北朝鮮の第三回審査(2019年5月9日)報告草案/先行未編集版(2019年5月1…

第40回人権理事会:五つの決議を採択し、マリとミャンマーのマンデートを延長、四十回セッションを終結

文書番号:HRC/19/57E ノート コンセンサスによる、L.3 宗教、信仰への差別、暴力、L.2 マリ技術支援、L.6/Rev.1 リビア技術支援含め草案すべてが採択された。L.24 ジョージア協力に日本がスポンサー *1 に加わっている。 採決に持ち込まれた決議は以下の二…

第40回人権理事会:テロリズム対策、シリア、イラン、南スーダンおよび北朝鮮に関するマンデートを延長

文書番号:HRC/19/56E ノート コンセンサスによる L.18 北朝鮮人権状況、L.16/Rev.1 南スーダン人権状況、L.29 テロ対策の一方での人権と基本的自由の促進と保護、L.21 児童の権利条約三十周年、L.20/Rev.1 児童の権利の五本含む、提出されたすべての草案が…

第40回人権理事会:12決議を採択/食料への権利および宗教または信仰の自由に関する特別報告者のマンデートを延長

文書番号:HRC/19/55E ノート コンセンサスによる L.1 スリランカ人権、L.10/Rev.1 スポーツの女性と女児差別撤廃、 L.11 文化的権利享受促進と文化的多様性尊重、L.12 食料への権利、人権、L.14 民主主義および法の支配、L.17 宗教の自由、L.22/Rev.1 環境…

第40回人権理事会:高等弁務官の年次報告ならびに高等弁務官事務所および事務総長の報告に関する一般討論

文書番号:HRC/19/53E ノート: 日本がミャンマー、ベネズエラ、イエメンに言及。中国がベネズエラを擁護し、北朝鮮が報告全般を批判。 外務省(2019年2月5日)なお、人権高等弁務官はこの後すぐ来日したようである(今セッション閉会は22日金曜日)。 国連…

第40回人権理事会:北朝鮮に関する人権高等弁務官の報告のプレゼンテーション/理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論(日本 vs 北朝鮮 2nd ラウンド)

文書番号:HRC/19/35E ノート: 「北朝鮮における人権侵害についての説明責任に関する独立専門家グループによる勧告の実施に関する高等弁務官の報告」は拉致問題への言及は無し。報告書にも具体的に「拉致」との言及は無いようである(国連人権高等弁務官事…

第40回人権理事会:南スーダンにおける人権状況を議論

文書番号:HRC/19/32E ノート: 中国および日本が発言(後者の最後に "?" が付いている。消し忘れか)。 (外務省声明)第40回人権理事会 議題4 南スーダン人権委員会とのインタラクティブ・ダイアローグにおける岡庭健大使によるステートメント(平成31年3…

第40回人権理事会:ミャンマーにおける人権状況を議論

文書番号:HRC/19/28E ノート: 韓国、北朝鮮、中国、日本が発言。 世界キリスト教連帯が五日の会合(下記)に続き中国に言及し、ミャンマーにおける暴力の一部は中国に影響されているとの懸念を表明。 同 NGO は2017年に国連との協議資格を取得したのだが、…

第40回人権理事会:すべての人権の促進および保護に関する一般討論を開始/人権高等弁務官との双方向対話(答弁権)

文書番号:HRC/19/25E ノート: 人権高等弁務官との双方向対話における、前日のオランダ、ヒューマン・ライツ・ウォッチによるウイグルへの言及(関連エントリ 2019-03-07 01:00 および 02:00 参照)に中国が反論:「中国は法の支配を守る国」。 下記に続き…

第40回人権理事会:年次報告および口頭報告に関する人権高等弁務官との双方向対話を継続

文書番号:HRC/19/24E ノート: 前日の人権高等弁務官の声明(関連エントリ 2019-03-06 参照)に中国、北朝鮮が反論。 韓国、日本が発言。 ヒューマン・ライツ・ウォッチがウイグル問題に言及、中国は翌日の会合で反論する(関連エントリ 2019-03-08 参照)…

第40回人権理事会:人権高等弁務官、人権は希望を提供するが、不平等が国連の支えをむしばむ可能性があると述べる/障害者とアルビノ患者の権利に関する双方向集約化対話を継続

文書番号:HRC/19/21E ノート: ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官による年次報告書プレゼンが中国、北朝鮮に言及。両国は7日の会合で反論する(関連エントリ 2019-03-07 02:00 参照)。 障害者とアルビノ患者の権利で中国、日本が発言。 (国連人権高等…