dancept1の備忘録

答弁権のエソロジー

人権問題の政治化

第43回人権理事会:第43回セッションを再開し、人権機関とメカニズムに関する一般討論を開催/人種差別に端を発した昨今の人権侵害、組織的レイシズム、警察の残虐行為および平和的抗議に対する暴力に関する緊急討論を6月17日に開催することを決定

文書番号:HRC20.038E ノート: 新型コロナにより中断した定例セッションを再開、 β版として公開されている *1(新)『国連ジュネーブ(UN GENEVA)』ホームページ(英語)「会議要約(Meeting Summaries)」(英語)より抄訳(とくに断りなき場合は以降の当…

第43回人権理事会:ミャンマーにおける人権状況に関する双方向対話を開催し、シリアにおける人権状況に関する双方向対話を終結/人権高等弁務官、北朝鮮およびベネズエラに関する口頭報告を発表、理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論を開始

文書番号:HRC20.027E ノート: ミャンマーにおける人権状況に関する特別報告者との双方向対話で韓国、北朝鮮、中国が発言。ヒューマンライツ・ナウが意見書を提出。 A/HRC/43/NGO/142「ミャンマー政府はICJ[国際司法裁判所]の命令に従い、ミャンマー政府…

第43回人権理事会:北朝鮮および南スーダンにおける人権状況、およびミャンマーにおける国連の関与を議論/イランにおける人権状況に関する特別報告者との双方向対話を開始/開発権を含む、市民的、政治的、経済的、社会的および文化的権利に関する一般討論(答弁権)

文書番号:HRC20.025E ノート: 中国が、開発権を含む、市民的、政治的、経済的、社会的および文化的権利に関する一般討論での「香港についての NGO によるコメント」(関連エントリ 2020-03-06 02:00 参照)に答弁権を行使し反論。 キンタナ北朝鮮における…

第43回人権理事会:アルビノ患者の権利に関する対話を開催し、食料への権利に関する対話を開始/児童の売買と性的搾取に関する特別報告者との双方向対話を終結/宗教または信仰の自由に関する対話(答弁権)

文書番号:HRC20.018E ノート: 児童の売買と性的搾取に関する特別報告者との双方向対話で北京青少年法律扶助研究センター[北京青少年法律援助与研究中心]が発言。 イロ・アルビノ患者による権利の享受に関する独立専門家との双方向対話。昨年の第三委員会…

第43回人権理事会:高等弁務官の口頭報告、ならびに事務総長および人権高等弁務官事務所による国別報告および報告に関する一般討論を終結/拷問および他の残虐な、非人道的なまたは品位を傷つける取り扱いまたは刑罰に関する特別報告者との双方向対話を開催

文書番号:HRC20.013E ノート: 人権高等弁務官の口頭報告、ならびに事務総長および人権高等弁務官事務所による国別報告および口頭報告に関する一般討論最終日。国際人権サービスが中国に言及。 同上で "GONGO" *1 、中国人権研究会(CSHRS)登場。「NGO」ら…

第43回人権理事会:高等弁務官の口頭報告ならびに人権高等弁務官による事務総長および事務所の国別報告および口頭報告に関する一般討論を継続

文書番号:HRC20.012E ノート: 中国(各国グループ代表)、日本、北朝鮮、中国が発言。中国:「今年、建設的対話のために人権高等弁務官事務所を新疆省に歓迎することを心待ちにしていた」。 以下の各国が高等弁務官事務所によるウイグル訪問などについて言…

第74回総会本会議:60の第三委員会決議を採択、社会的平等の広範なテーマをカバーする、先住民言語の国際十年を宣言(北朝鮮決議)/政府主催拉致問題に関する国際シンポジウム

文書番号:GA/12231 ノート: 「国連会合報道およびプレスリリ-ス」ホームページ(英語)より。会合公式記録などはドキュメント公開時リンクを追加する。 「北朝鮮における人権状況」決議( A/RES/74/166 ) 採択は15年連続15回目。決議内容については関連…

第74回総会第三委員会:特定の国の標的化に対する抗議のなか、イラン、ミャンマー、シリアにおける状況に関する5草案決議を承認(北朝鮮決議——日本 vs 北朝鮮 4th ラウンド)

文書番号:GA/SHC/4282 ノート: 決議採択三日目は毎度非難合戦となる国別決議を採択。各国の投票先およびドキュメントのリンク先は下記掲載国連総会ホームページ参照。 フィンランド( EU 代表)提出の北朝鮮人権状況 L.26 は15年連続15回目、昨年同様投票…

第74回総会第三委員会:世界中の虐待調査に不可欠な人権理事会における幅広い参加、議長、一部が二重基準を非難するなか、第三委員会に語る

文書番号:GA/SHC/4279 ノート: コリー・セック人権理事会議長が報告。当然ではあろうが決議や決定事項を記載する年次報告書もウイグル問題22か国(あるいは37か国)共同書簡(下記)には言及していない。 日本が理事会の効率向上における最大の課題につい…

第74回総会第三委員会:第三委員会専門家、イラン、ソマリア、パレスチナ自治区における人権を検討するなか、国際規範軽視に対し警告

文書番号:GA/SHC/4273 ノート: 前日の国別報告続き。パレスチナ領に関する双方向対話で北朝鮮、中国が発言(内容未採録) イラン同上で北朝鮮、日本、および中国が発言(中国は内容未採録)。 ミャンマー同上でミャンマーが本国送還プロセス実施のための非…

第74回総会第三委員会:専門家、マイノリティの無国籍化を警告、ミャンマー、北朝鮮における人権に関する調査結果概要

文書番号:GA/SHC/4272 ノート: 北朝鮮に関する双方向対話でキンタナ特別報告者が拉致問題および中国による脱北者の強制送還に言及(報告書 A/74/275 )。日本は拉致問題に言及し、北朝鮮の政策を核開発から福祉へ移すことへのソウル人権高等弁務官事務所の…

第74回総会第三委員会:専門家、第三委員会の代表者が高齢者、障害者の権利を尊重するよう呼びかけるなか、汚名の犠牲者をより良く保護するよう政府に迫る(北朝鮮 vs 日本 3rd ラウンド)

文書番号:GA/SHC/4271 ノート: 翌日、北朝鮮における人権状況に関する双方向対話を欠席する北朝鮮がこちらで声明。前日(18日)の日本の声明に対する答弁権による発言と同内容の繰り返し。韓国に対しても7日の声明と同内容(以上関連エントリ参照)。 答弁…

第42回人権理事会:(8・9回会合)非自発的失踪ならびに真実と正義に関する双方向対話(韓国と日本による慰安婦問題への言及)/高齢者ならびに開発権に関する双方向対話

文書番号:—— ノート: 真実、正義、賠償および再発防止の保証の促進に関する特別報告者との拡張双方向対話で韓国が慰安婦問題に言及。韓国は「以前の取り組みは被害者中心のアプローチが欠けていたことを謙虚に認めている」云々。日本側も声明で「最終的か…

第41回人権理事会:(21・22回会合)理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論

文書番号:—— ノート: まいど盛り上がる(?)アジェンダ項目4、理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論。日本(拉致問題に言及、外務省声明リンク先参照)、中国、韓国、北朝鮮が声明で発言。答弁権の行使で中国(「一部の NGO と国々に」反論)、…

第41回人権理事会:人権高等弁務官の報告に関する一般討論を開催

文書番号:HRC19.063E ノート: ウルムチ騒乱十周年を控え(?)、新疆人民政府副主席が演説——これは要約をお読みいただくより無い。演説終了後(外交儀礼ということもあるだろうが)会場いっせいに拍手( UN Web TV )。 中国、日本(外務省声明参照)、韓…

第40回人権理事会:五つの決議を採択し、マリとミャンマーのマンデートを延長、四十回セッションを終結

文書番号:HRC/19/57E ノート コンセンサスによる、L.3 宗教、信仰への差別、暴力、L.2 マリ技術支援、L.6/Rev.1 リビア技術支援含め草案すべてが採択された。L.24 ジョージア協力に日本がスポンサー *1 に加わっている。 採決に持ち込まれた決議は以下の二…

第40回人権理事会:テロリズム対策、シリア、イラン、南スーダンおよび北朝鮮に関するマンデートを延長

文書番号:HRC/19/56E ノート コンセンサスによる L.18 北朝鮮人権状況、L.16/Rev.1 南スーダン人権状況、L.29 テロ対策の一方での人権と基本的自由の促進と保護、L.21 児童の権利条約三十周年、L.20/Rev.1 児童の権利の五本含む、提出されたすべての草案が…

第40回人権理事会:12決議を採択/食料への権利および宗教または信仰の自由に関する特別報告者のマンデートを延長

文書番号:HRC/19/55E ノート コンセンサスによる L.1 スリランカ人権、L.10/Rev.1 スポーツの女性と女児差別撤廃、 L.11 文化的権利享受促進と文化的多様性尊重、L.12 食料への権利、人権、L.14 民主主義および法の支配、L.17 宗教の自由、L.22/Rev.1 環境…

第40回人権理事会:高等弁務官の年次報告ならびに高等弁務官事務所および事務総長の報告に関する一般討論

文書番号:HRC/19/53E ノート: 日本がミャンマー、ベネズエラ、イエメンに言及。中国がベネズエラを擁護し、北朝鮮が報告全般を批判。 外務省(2019年2月5日)なお、人権高等弁務官はこの後すぐ来日したようである(今セッション閉会は22日金曜日)。 国連…

第40回人権理事会:ウィーン宣言および行動計画のフォローアップおよび実施に関する一般討論

文書番号:HRC/19/47E ノート: 中国が発言。マカオ女性総合協会が中華全国婦女連合会による数字を引いて、15日の UPR に関する一般討論と同内容の発言。なお、左記会合では、中華全国婦女連合会も中国における女性の発言について述べていた(下記)。 関連…

第40回人権理事会:普遍的定期的審査に関する一般討論

文書番号:HRC/19/43E ノート: 午前中、UPR 結果採択を終えた中国が発言。 NGO からは 35 が発言したが、四つの NGO が中国の UPR や人権の問題を提起。これに対し中国から中国人権研究会(CSHRS)含む以下の八つの NGO が(大挙?)発言、加えて UPR 結果…

第40回人権理事会:ベリーズ、チャド、中国およびマルタの普遍的定期的審査結果を採択

文書番号:HRC/19/42E ノート: 中国は、昨年11月に行なわれた作業部会で提起された346件の勧告のうち、284件を「受け入れ」、62件を「留意」とした。けっきょく作業部会の審査結果報告草案 A/HRC/WG.6/31/L.3 は11月9日の先行未編集版以降アップされず、「2…

第40回人権理事会:人権機関およびメカニズムに関する一般討論

文書番号:HRC/19/38E ノート: 中国、日本が発言。 国際人権活動日本委員会より前田朗教授が、朝の会合(下記)で福島について提起したのに続き、「琉球」「における人権活動家に関する報告」の『ニュース女子』問題に言及。辛淑玉氏(本要約では「在日朝鮮…

第40回人権理事会:北朝鮮に関する人権高等弁務官の報告のプレゼンテーション/理事会の注意を要する人権状況に関する一般討論(日本 vs 北朝鮮 2nd ラウンド)

文書番号:HRC/19/35E ノート: 「北朝鮮における人権侵害についての説明責任に関する独立専門家グループによる勧告の実施に関する高等弁務官の報告」は拉致問題への言及は無し。報告書にも具体的に「拉致」との言及は無いようである(国連人権高等弁務官事…

第40回人権理事会:ブルンジに関する独立国際調査委員会との双方向対話を開催

文書番号:HRC/19/34E ノート: 中国がブルンジの状況を肯定。 掲載URL:https://www.unog.ch/unog/website/news_media.nsf/(httpNewsByYear_en)/E35B0EDF21FF6741C12583BB00594BA1?OpenDocument HUMAN RIGHTS COUNCIL HOLDS INTERACTIVE DIALOGUE WITH THE …

第40回人権理事会:すべての人権の促進および保護に関する一般討論を開始/人権高等弁務官との双方向対話(答弁権)

文書番号:HRC/19/25E ノート: 人権高等弁務官との双方向対話における、前日のオランダ、ヒューマン・ライツ・ウォッチによるウイグルへの言及(関連エントリ 2019-03-07 01:00 および 02:00 参照)に中国が反論:「中国は法の支配を守る国」。 下記に続き…

第40回人権理事会:年次報告および口頭報告に関する人権高等弁務官との双方向対話を継続

文書番号:HRC/19/24E ノート: 前日の人権高等弁務官の声明(関連エントリ 2019-03-06 参照)に中国、北朝鮮が反論。 韓国、日本が発言。 ヒューマン・ライツ・ウォッチがウイグル問題に言及、中国は翌日の会合で反論する(関連エントリ 2019-03-08 参照)…

第40回人権理事会:国連副事務総長との双方向対話/人権高等弁務官との双方向対話を開始

文書番号:HRC/19/23E ノート: ミチェル・バチェレ人権高等弁務官との双方向対話で中国がいつもの主張。 同じくオランダがウイグル問題に言及。中国は、前日の高等弁務官声明(関連エントリ 2019-03-06 参照)への反論を午後の会合(同 2019-03-07)、オラ…

第73回総会本会議:総会、53の第三委員会決議、人権領域をカバーする6の決定を採択し、難民に関する画期的なグローバル・コンパクトを支持(北朝鮮決議)/政府主催拉致問題に関する国際シンポジウム

文書番号:GA/12107 ノート: 「国連会合報道およびプレスリリ-ス」ホームページ(英語)より。会合公式記録などはドキュメント公開時リンクを追加する。 「北朝鮮における人権状況」決議( A/RES/73/180 ) 決議の採択は14年連続14回目。昨年に続きコンセ…

第73回総会第三委員会:第三委員会、9草案を承認、小農の権利に対する議論のなか、瘻孔、性器切除、セクシャルハラスメントとの戦いを強化

文書番号:GA/SHC/4255 アジェンダ: アイテム110:国際的な薬物統制 アイテム29:女性の地位向上 アイテム65:国連難民高等弁務官事務所報告、難民、帰還民、避難民に関する問題および人道的問題 アイテム70(a):児童の権利の促進および保護 アイテム71(…